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様変わりした第41回東京モーターショーの内容

2009年11月02日 | 業界動向

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、10月28日に取材した第41回東京モーターショーの速報です。

第41回東京モーターショーは、100年に一度の世界的大不況の中での開催となり、会場は例年にくらべ「シンプル」で、モノトーンの配色と相まって落ち着いたな雰囲気で、今までのショーとは趣が異なっていた。

出展企業は前回07年の246社から、113社に減り、展示の総面積も前回の半分。なかでも、技術と斬新なデザインを競ってきた海外自動車メーカーは大半が姿を消し、参加は26社から3社にまで減ってしまった。

今まで乗用車メーカーだけが占めていたメインの東ホール、中央ホール、西ホールの3会場に、乗用車メーカーだけではなく、ヤマハなどの2輪メーカーやタイヤなどの部品メーカー、補修塗料メーカーもすべて集約されていた。

各社力を入れていたのが、エコカーで、中でも電気自動車(HV、PHVを含む)が主役である。今年は、三菱が「i-MIVE」を本格的に量産車として市場投入し、スバルもプラグインステラを投入して、電気自動車元年と云われているように、それを象徴した展示内容である。

従来ショーの花形であった、スーパーカーなどのコンセプトカーは数台程度となり、近い将来発売されるであろう、電気自動車のオンパレードと云っても過言ではない。今年4月以降のプリウスやインサイトの販売台数を見ていれば、それだけユーザーがエコカーに対して関心があるわけだから、各メーカーとも、否が応でも力が入る。


三菱コンセプト ピーエックス ミーブ(PHV)


トヨタPRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(PHV)


マツダ 清(きよら)(次世代直噴ガソリンエンジン)


CT&T(韓国 EV)

特別企画では、次世代車および2輪車を含む新型車両の「乗用車試乗会」「二輪車試乗会」や、日本カー・オブ・ザ・イヤーの30周年を記念して、第1回~29回までの受賞車両、および今年の受賞車両候補を含めた約40台が展示される「日本カー・オブ・ザ・イヤー30周年特別記念展示」が催されていた。


特別企画のカーオブザイヤー30周年記念特別展

来場者数は思ったより少なく、人をかき分けてなんて光景は、数か所を除けば、いたってスムースにお目当てのクルマや展示物を見ることができた。その意味では、とても見やすく、見物客には、満足できるものではなかったかと思う。

男の目を楽しませてくれる「コンパニオン」が少ないし、衣装も落ち着いていたのは、今年のショーを象徴していた。


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