おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、今月2日に発表された新車販売速報です。
10月の新車販売が自販連および全軽自協から発表された。登録車の乗用車は、エコカー減税や買換え補助金のフォローに乗り263,506台、前年比112.6%となり前月に引き続き好調を維持している。
一方、軽乗用車は、98,606台、前年比87.8%と12か月連続のマイナスとなった。軽自動車にもエコカー減税や買換え補助金があるものの、登録車と比べて額が小さく見劣りし登録車に客を奪われた格好となった。
登録車は、3か月連続して前年をオーバーし10月は二桁増と勢いが増しているように見えるが、昨年の10月はリーマンショックが発生した月で、大幅に台数を落としていて、それに対しての前年比であり、必ずしも完全に回復したとは言い切れない状況である。
買換え補助金は、来年4月で終了となる。その後は、継続するかはまだ決まっていない。政府の財政難などから見送られる可能性も否定できない状況であり、このまま販売が堅調に推移するかは疑問である。
また、少子化や若者のクルマ離れ、20歳代の免許保有率の低下、保有から利用のユーザーの意識の変化などから、車両販売は浮上できないのではないかと云ったレポートも出ている。
したがって、他からのフォローの風に乗るのではなく、自ら需要の掘り起こしなどのフォロー風を吹かせる、自助努力が求められていると云える。従来のように車検期日を販売チャンスとした営業では売れない時代なのだ。もっと顧客の生活に入り込んで、普通車から軽自動車へのサイズダウンなどといった、生活実態にマッチした代替や増車提案による需要の深耕が必要である。
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