おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、義理車検についてです。
ある整備工場の車検入庫促進会議に参加していた時のことだが、車検アタックチャートに「他社車検」と記入してある枠が目にとまった。○○さん、このお客さまはどうして他社で車検受けることになったの?と、理由を聞いた。
入庫促進を担当した営業マンは、親戚の人が整備工場に勤めていて、車検だけはそこで受けるということでしたと、理由を明かしてくれた。そうー、どこでもあることだが、逆にわが社にそうした理由で、皆さんや社員の方の親戚の車検を持って来てくれたことがありますか、と会議に参加している全員に聞いてみた。
全員が、そういえば無い、という答えである。会議に同席していた社長も、そういえばそんなことはないなー、という。割合はさほどではないが、毎月「他社車検」の理由の中に「義理車検」という断りがある。皆さんの会社にも同様のことがないだろうか?
この義理車検は、フロント係や営業マンが、入庫促進をさぼったことの隠れ蓑としてのことなのか、はたまた、本当の未入庫の理由が分からないから、便宜上のことなのか、よく吟味する必要がある。
こうした、何となく納得してしまう理由の本質をごまかしていると、車検入庫率の改善は進んでいかない。義理車検という理由で断られたお客さまに尋ねるために、本当の理由を掴むことは難しいが掴む努力は必要だ。
車検料金が高いのか、入庫促進活動が手ぬるいのか、顧客サービスが悪いのか、DMの発送時期が遅いのか、特典などがないからなのか、2年間のアフターフォローが出来ていないのか、活動をしていなかったのか、前回の車検整備品質が悪かったのかなど、本当の理由を掴むことが大事だことである。
本当に義理車検という理由のお客さまもいるが、大半は「クレーム的or苦情的」理由ではないだろうか?だとしたら、理由を明らかにして対策を取らないと大変なことになる。貴社の未入庫の理由を早急に調べてほしい。
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