おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、経営目標達成に何が必要かー2.分かっていない目標の役割、です。
掲げた目標は、何が何でも達成すべき、と常識的には考えるが、
社員は、目標達成は「目標」だから、と言う程度でしか「達成の必要性」を理解していない。
それは、目標の根拠とも連動することなのだが、もう少し基本的なところで、
目標達成の「必要性」を理解させることだ。
目標達成の必要性には、私は二つあると思っている。
一つは、会社を存続させるためである。
もう一つは、社員および関係者(取引業者)の人生を豊かにするためだ。
会社を存続させるためとは、
・目標は、会社に活力を与え、革新させる
・目標達成が社会へ貢献する
・適正利益を確保する
以上の3つが、会社を存続させるための経営目標と言える。
目標がなければ、遣り甲斐もないし、努力の発揮し処もない。
これでは、何のために仕事をしているかが分からない。
とどつまり、会社は元気をなくし、旧態然とした仕事となり、お客からソッポを向けられてしまう。
社員および関係者の人生を豊かにするとは、
・目標は、挑戦する勇気を与え、学ばせてくれる
・目標に必要な自己の能力を伸ばす原動力になる
・目標の達成が生活の糧を増やし、家族をハッピーにさせる
以上三つが、もう一つ経営目標が必要なことの、理解項目になる。
経営目標の達成は、経営者にとっては切実な問題だが、
社員は、そこまで思いつめたものを持っていない。
ある程度の幹部は、そこそこ目標の役割を理解しているが、
一般社員になると、かなり理解の温度差がある。
だから、目標達成率が80%や90%でも「報奨金」を出して欲しいという。
私に言わせれば、達成率が99%でも報奨金は「0円」とする。
目標達成は、経営をする上では「当たり前」のことだからだ。
未達が続いている会社においては、未達の原因を明らかにするのは、当然だが
それ以上に、目標の役割について、再教育をした方がいい。
その上で、未達の原因追及、逆に達成の要因分析を行へば、
対策が具体的に出てくるし、改善の行動もスムースになる。
単純のことだが、それ故に疎かにされている「根本」を
理解させてみてはいかがだろうか。
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