自動車整備業&車両販売業のCS経営をコンサルタントする TIO21ブログ

自動車整備業、車両販売業のCS経営のためのコンサルティング、現場改善指導、制度設計、社員教育、各種セミナー・講演

実績集計に見る目標達成の意欲-4.誰が集計するのか

2012年05月10日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、実績集計に見る目標達成の意欲-3.誰が集計するのか、です。

ところで、皆さんの会社では、誰が実績集計を担当しているだろうか?
部門の責任者だろうか?それとも、一般社員だろうか?

多くの中販店や整備工場で見かけるのは「一般社員」が、自分の業務
として毎日行っている。

一般社員が行っても、部門責任者が毎日報告を受け、原因を探りコメントしている
のであれば、それでもいいが、報告は毎日受けても、コメントは発しない、対策は月末
では、集計の意味がない。

そこで、私は実績集計は「部門の責任者」が直接行うように指導している。
それは、部門長として目標達成の最終責任を担っているからだ。
つまり、部門長としての結果責任を担っていると言う「自覚」を持ってもらうためである。

達成する、しないは部下に対して、対策を適時・適切に指示命令するかにかかっている。
だからこそ、部門長は毎日の実績動向と、その原因ををつぶさに把握し、対応のズレを出さないこと。

最近は、売上関係の集計はコンピュータで行う会社が多いので、部門長が電卓を叩く場面が
減ったように思えるが、実はそうではない。

確かに、売上関係の集計で電卓を使うことは少なくなったが、それだけでは対策は
見えてこない。つまり、「率」も同時にデータ化することが必要なのだ。

だから、部門責任者は携帯の電卓を使っているようでは、失格なのだ。
少なくても12ケタ以上の電卓を持ち、コンピュータから得られた「数値」を元に、
「率」などを計算しなければならない。

自ら集計し、そのことで差異を把握し、原因を突き止め、対策を取る。
これこそが、部門長としての最大の仕事なのだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする