気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

心の慰めになった メモのひと言

2015-01-15 12:22:47 | エッセイ
会社人生を終えて、早や14年が過ぎ、昨年(2014年)の4月に傘寿を迎えた。
息子家族から世田谷の或る隠れ宿で、米国に居る娘家族からもWalnutCreekのScott'sで祝福をうけた。

 自室の隅に単身赴任時代の未整理の小さな箱が一つ残っていた。
開けて見ると、黄色く色褪せたバラバラになっているメモがでてきた。
忘れていた! 
懐かしく椅子に座り灯りの下で、ひとり読み終えたら捨てようと思ったが忍び難くパソコンに保存することにした。
Wordの練習にもなるし。

 小さなコラム記事、テレビドラマのセリフ、街角で眼に止まった文など何でもいいのだ。
心が動かされれば! 
 また、時折 ふっと!脳裏に思い浮かんだ文章だったり、悩みごともある。
これはと思ったら書き留めて置く事にした。
 会社にも、ひとり住まいのマンションにも時には車の中にもメモ用紙とボールペンは置いておいた。

この事が「心の慰め」になり、心静かに15年の永きに亘る単身赴任生活を無事に過ごせられたと思っている。

自戒も込めて・・。メモの清書をしよう。


[教えられた一言]


・「理想は求めるものでなく 創るものである」

・人格と才覚
    人格は主人で才能は召使に過ぎない
    才能に恵まれても 人格がともなわないのは主人のいない家で召使が我がもの顔に振舞っているよ    うなものだ。
    これでは折角の家庭も妖怪変化の巣窟と化してしまう。

・戦争と事故は避けられないものであったが 病気は健康に留意すれば避けられるものだある。

・「この雨は どこから来たぞ わが頬濡らす」

・「磁石の針を振り乱すは 無益なり 磁石の針は 終わりには北を指すもの」(夢千代)

・「夫婦って 一緒に暮らしてこそ 夫婦ですよね」(季節はずれのサンタクロース)

・「踏台となったと人が笑うとも 足らぬところを足す人になれ」(白山房戒歌 白山老和尚)

・「被告の眼の高さにおいて 法を裁くのです」(テレビドラマ)

・「人生の旅は 片道切符 残りの人生を 一緒に 歩みたい」(アルザスの空)

・「辛坊坂を越える覚悟で この道を行く」(或る作曲家)


まだまだある。日割り、月割りにすれば、少ない。もっと、一日を大切に使いたかった。
今日は雨。清々しい冬晴れの日も続かなかった。人生も同じだな。