早々とクリスマスカードが届いた。 と言ってもフォーシーズンズカードである。 出窓から入る冬の弱い陽ざしを浴びながら、妻は仕事である子供たちとのクリスマス会の英語の劇の発表の準備に追われていた。 それを横眼にみながら、ここ数か月はあまり歩いていないのに気づき、差し込む陽射しに誘われ駅前に出かけたい衝動にかられた。
「調子が良いので駅前にカードを買いにいってくるよ・・・」と言うと早速着替え始めた。 脱ぎ替えするのに20分は掛る。 出かける前に疲れてしまいそうだが、もう止まらない。毛糸のジャンバーを羽織り、妻が選んだハットを被り、娘に贈られた愛用のRockportの靴を履きおろし颯爽と杖をもって門を押して道路に出た。
カメラを忘れずに持ち、しかもシャッターを押すのを忘れないように気をつけて歩きはじめた。 腕時計の針をみた。2時だ。 バスは2時5分発だ。敬老パスはありがたい。 バス停まで桜並木の下を歩く。 西日を背に時刻表をみた。 駅までは5~600mかな。この頃は老人が乗車して席に座るまで車は動かない。 昔とは大きな変わりようだ。 バスは桜通りを抜けて楓の並木の大通りを走り駅の近くで銀杏の並木にいつしか変わっていた。バスは駅に着いた。ふと、黄色に鮮やかに彩どられた一本の銀杏の木が葉も散らずにあるのが目についた。 ビルの影にあったからか・・。 小さなカードやさんは冬なのに扉を開けてアメリカの海浜の店の雰囲気を漂わせていた。丁度、風が吹き込み並木の枯れた落ち葉が店内に転がってきた。娘家族との最後の旅行先での想い出が蘇った。 そこはカリフォルニアの南下したメキシカン漂う海浜での小さな店だった。日本的なカードを買い店をでた。
小さな駅ビルの花やはクリスマスムードだ。 通り抜けてロビーにあるいつもの珈琲とパンを食味するPaulの前で立ち留まった。至福の時間を楽しむか考えた。楽しむに決まっている。
2番バス停の71系統で大きなタクシーのようなバスで家路についた。バス停を降りると、西日がきつく、でも気持ちのいい久しぶりに味わう陽射しだ。以前はTV局の西日の撮影ポイントだった我が家の前の道路はいまでは静かだ。
妻が主宰している組織の文字が吊下がる玄関扉を開けて「ただいま」妻の声が「大丈夫でした・・・」それに答えて「だいじょうぶだ。気持ちがいいよ」(実は疲れていた)
自室で着替えているうちに、いつしか陽が沈んでいった。
なんら他愛のない平日の日のひとときでした。 こんな平和な日が、あと何日続くのでしょうか・・・。不気味な事柄が首をもちあげてきている。 エルサレム・・、北朝鮮・・
終わり
お子様や お孫さんたち宛てに
クリスマスカード・・町は一斉に
どこもかしこも クリスマス商戦
おなじ戦争でも商業の争くらいは
許されても、アラブや 北や カンボジア
の戦は困り物です。
tiburonta さまの元気な足取りが
嬉しくなりました。外の景色を
上手に写真に撮られて・・アメリカでも
このブログを楽しみにしている事でしょう
そして どんなカードが来のか
期待を膨らませていることでしょう
ゆっくりとお休み頂き あしたから
カード作りを楽しんでください
素晴らしい一日です
お散歩には丁度いい距離ですね
カードをもとめ お花屋さんではクリスマスの花があふれているのを眺め PAULでは一休み
何と素晴らしいのでしょう
外では陽射しをあび パワーがもらえます
出かけると何か発見があるかもしれません
お散歩を楽しみましょう