気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

雨音を聴きながら想いに耽る

2018-05-08 23:37:25 | エッセイ

 机の前の壁にはカレンダーが架かっている。 日常の命綱である。 数週間前から体調を備え、気にしながら忘れないように努めている日がある。 今週末の12日の土曜日の夜である。 少し歩き過ぎたのかやや体調が心配になり、いつもの医師に整腸剤を貰う。 仲間たちが前回に続き私の自宅のある最寄りの駅前での会合である。 1kmもない距離だ。 すまない。 欠席はできない。 何故なら元気な皆の顔と声が聴きたいのだ。世話になる後輩と言っても後期高齢者だ。 でも悔しいが仲間はみな年令より若々しいい!

そんなことを考えていると、単身赴任でいた茨城・つくばで現地の仲間と旧交を交わした日のことも想いだした。もう何年になるのかなと指折り数えてみた。 7年ほど昔かな? 何もかも時間が駆け足で駆け抜けるように去っていく。つい半月ほど前に私は年男の誕生日を迎えた。 加齢による風貌、病からくる歩き方で歳相応に見えるから街中に出掛けると労わりの席を譲られたりの情けを受ける。 でも、心はいまだに青年の如く若やいている。こうさせてくれるのも、後輩の仲間であり、ブログの励ましだと思う。

 外は雨音が聴こえる。5月だと言うのに涼しいと言うより寒く室内は暖房をつけている。 就寝時飲む薬を思い出し階下に降りて行った。妻もパソコンの前で仕事とに夢中だ。 声を掛けて台所に入りコップを手にした。 「おやすみ」と声を掛けて自室に戻った。

もう、つくばから戻って20年近くにもなる当時の生活が懐かしい。雨音を耳に・・想いに更けた想いを徒然のままに右手の中指一本で打った。

終わり    追記:12日でなく15日でした。カレンダーは命綱です。