車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

熊取交流センター:煉瓦館 in 熊取町五門西

2023年02月21日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・大阪府

昨日報道された「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などの作品で知られる漫画家『松本零士氏』の訃報に驚いています。数ある魅力的な作品の中でも、特に「999の車掌さん」と「アルカディア号のハーロック」が大好きでした。謹んでご冥福をお祈りします。2009年6月5日に訪問した福井県敦賀市の「”銀河鉄道999・宇宙戦艦ヤマト”シンボルロード」。 よろしかったら一緒に懐かしんでください。 tibineko拝

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熊取町五門西、昨日紹介した中井家住宅に隣接する「熊取交流センター 煉瓦館」。2005年11月に開館した施設は、昭和初期に建設された綿布工場を保存再生。レンガ壁は建設当時のものをそのまま活かし、のこぎり屋根を再現するなど工場の雰囲気を残しながら、近代化遺産として後世へ継承するべく、煉瓦館として新しく生まれ変わったものです。

明治期に建てられた旧工場は取り壊されましたが、煉瓦館となっている新工場は、木造の事務所棟、煉瓦造の倉庫棟、汽かん室、東側と西側に分かれる本体工場部分から構成された大工場群を形成。これら建物の内、旧汽かん室、旧事務所棟、旧受電室の3棟は町指定文化財となっています。

敷地内に足を踏み入れて真っ先に目にするのが、住吉川の北側に独立して建つ「旧受電室(電気室、変電室)」。旧工場(紺屋工場)に併設されていたもので、オランダ積み煉瓦造の平屋建。屋根は切妻造、桟瓦葺で、この煉瓦館で一番古いもの。現在は入口のモニュメント的存在として、来館者を出迎えてくれます。

旧受電室の後方に小さく見える白壁の建物は「旧事務所棟」。木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺。外壁は桧見板張りの大壁形式とし、上部両端を円形に繰った弧形アーチ上の窓が特徴的。この建物は一度全て解体、調査を行ったうえで、当時の部材も使いながら創建当時に近い形に復元されました。

事務室・玄関ロビーのある「旧汽かん室」は、元々工場の汽かん(ボイラ)室だったもの。現在、中庭に展示している「ランカシャボイラ」が設置されていました。

「ランカシャボイラー」

オランダ積み煉瓦造の平屋建で、屋根は切妻造、桟瓦葺。中央部分に煙出しと採光・換気を兼ねた切妻造の越屋根が付いています。煉瓦の外壁は当時のままですが、柱・屋根部分は新しく建替えられています。

交流ホールは、熊取の歴史や文化を体験し、学ぶことができる展示ホールとなっており、綿布工場で使われていた織機・プーリーが展示されています。当時としては最新鋭であった「坂本式広幅綿織機」。目を閉じれば、蒸気の湯気の中に、工場内を埋め尽くすような織機の音が聞こえる気がします。

プーリーと向かい合う位置には、元小垣内区の「だんじり」が常設展示されています。「熊取だんじり祭り」は、毎年体育の日の前々日、前日の土・日の2日間に渡って開催される事。曳行される町内のだんじりは、すべて岸和田型の「下だんじり」である事。全部、係りの方が熱心に話してくださいました。で「下だんじり」が何なのか皆目????(^^;)

簡単に言ってしまうと、担い棒や、肩背などと呼ばれる枠が付いておらず、下地車だけで操作するもの・・と書いていても、やっぱりよく分かりません(笑)。なんにせよ、だんじりに施された彫刻はとにかく精緻で見事!できればもっと細かく撮影したかったのですが、自主規制(^^;)

多分、何かの物語に沿って彫られたものだと思うのですが、それが分かればさらに面白さも増すでしょうね。

訪問日:2015年10月8日

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この日は岸和田市三ケ山町にある「道の駅・愛彩ランド」で車中泊をさせて頂く予定でしたが・・。お買い物は、新鮮なお野菜や果物を購入できて良かったのですが、道の駅の営業が終わると、建物に付属した諸々はすべて使用不可となります。そんな事情など知る由もなく、真夜中に急遽、下の「修景池広場」駐車場まで移動。同じ状況の車が、やはり真夜中に何台も移動してきました。我儘なお願いとは思いつつ、出来ればそういった情報はどこかに記載して頂ければと切に願います。ともあれ、その節には「修景池広場」の駐車場をお借りさせて頂けました事、ありがとうございました。m(_ _ )m 

 

コメント (2)
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