狸神社に行った時には気付かなかった狸公園の道しるべ。次は何に出会えるのかとワクワクが止まりません😊
少し先には信楽焼きの不動明王像。火焔を背中に利剣と索をもって立たれています。
真っ直ぐ上まで上がると「おお!😲!」とご亭主殿の歓声が聞こえて来ました。何事?と一生懸命にについていった先に並んだ信楽焼きの一群を見て、思わず「すご~~~~~~い😲!」
何ともユニークな信楽焼きの狛犬さんがずらりと勢揃いしているではないですか!そもそも今回の私たちの信楽神社巡り、一番の目的は信楽焼きの狛犬さんに出会う事だったのですが、はからずもこのような所でお目にかかるなんて😍
大きなギョロ目に愛嬌のある鼻、その下の耳まで避けた口から覗く乱杭歯。色が変わるだけでこんなにも印象が変わってしまうというのも新しい驚きです。
瞼の垂れ具合ひとつで、楽しそうにも困ったようにも見える顔、こんな狛犬さんが居る神社なら、きっと御祭神も楽しまれるのではないでしょうか。
神社参拝の折にたま~~に見かける「獅子」の奉納。確かに「獅子狛犬」と言われてきたので、間違っていないし有りなんです。ちなみに日本ではライオンの事を獅子って呼びますよね😄
狛犬好きにはこの後ろ姿も、外せないチャームポイントなんだそうです。尾っぽの形が流れているとか分かれているとか・・それはもう常に熱く語っていただくのですが。
実際にこうして後ろ姿を見るとそんな気持ちも納得できるほど、いわゆるバックシャン(死語)な信楽焼きの神獣たちです。
神仏関連で外せない存在が七福神、勿論こちらでは狸の七福神さんがちゃんと並んでおいでの筈なんですが、実はお一方、行方不明😔。
枇杷を片手に立つのは七福神の紅一点「弁天様」、そこ隣にいるのは大きな袋を肩に掛けて打ち出の小槌を持つ「大黒様」。
巻物を持つのは「寿老人」?それとも「福禄寿」??。お隣で剣を持って立つのは「毘沙門天」
大きな鯛を抱えているのは唯一日本古来の「えびす様」。葉団扇片手にお腹を撫でるのは「布袋様」。
並んで立つ大きな狸さん、さしずめ縦型・横型といったところでしょうか?同じように思われがちな狸さんですが、こんなにもイメージが変わるんですね。
大きなマツタケを見つけて得意満面の狸さん、今夜は土瓶ムシを囲んで腹づつみ大会?
昔、『坂東玉三郎』さん主演の「夜叉ヶ池」という映画に『龍神・白雪』の眷属として登場した鯉の従者が、まさにこんな感じ!!
「とんでもない所に来てしまったわい・・」と困惑顔のフクロウさん。もしかしてホグワーツの森から飛んできたのかな?・・お気の毒だけどここにはハリーポッターはいませんよ。
私の父は浪曲が大好きで、それを聴いている時は本当に楽しそうでした。その演目の一つ「一本刀の土俵入り」に登場する『お蔦さん』。
『お蔦さん』に助けられながらも夢を果たせずやくざになってしまった『駒形村の茂兵衛』が、一世一代の土俵入りを見せる場面。「お前さん、勝手に役を振ってるけど、言われるとそんな風に見えるから不思議だよ😆(BYご亭主殿)」
さぁ、そろそろお暇を告げないと、予定していた信楽神社巡りも途中で挫折してしまっては悔いが残ります。夫婦狸さんも購入しました😍 素敵な狸さんたち、いつかまたお会いできますように!!
最高に楽しい経験だった「狸庵」の狸巡り。最後は「信楽狸の八相緑喜」で。
八相緑喜その一 「思いがけない災難や悪事から身を守る笠」
八相緑喜その二 「何事にも気を配り、正しく見つめる大きな目」
八相緑喜その三 「愛想よく暮らせる笑顔」
八相緑喜その四 「飲食が事足り、徳を身につける意味を持つ徳利」
八相緑喜その五 「世渡りに信用第一を重んじる通帳」
八相緑喜その六 「太腹で決断力を持つ腹」
八相緑喜その七 「金銭などの財宝を自由自在に運用する金袋」
八相緑喜その八 「終わりよければ全てよし、しっかりと身を立てることを願った太い尾」
訪問日:2011年2月27日