前回は、M・S・Eのインストール完了までを記事にした。
インストールが完了すると、ソフトが動作する。最初の動作は、最新のウイルスパターンを更新する必要があり、そのため、ネット経由で、パターンの更新を試みる。
・・が、ネットを未接続でインストールした為、このセキュリティソフトのメイン画面での、更新エラーメッセージが出力され確認後、更新エラー状態となった。
ネットを接続可能状態で、手動により、更新を実行。導入後の最初の更新なので、パターンのDLは多少時間がかかる。
通常、ウイルス対策ソフトは、インストール直後には、HDDの全スキャンを実行する。全スキャン実行は、相当の時間を消費するため、よっぽど時間があるときでないと・・・
(この、全スキャンを実行しなかったため、失敗したわけであるが・・・)
・・で、スキャンをしようとしたが、スキャンには、3種類ある。
・クイックスキャン
・フルスキャン
・カスタムスキャン
で、フルスキャンは、時間がかかるだろうと思って、クイックスキャンを選択した。
実際動作時間は、80GHDDの40%程度の使用率で、約2時間未満で完了した。意外に早くて、ほんとうか!と思ったほどである。
いずれにしろ、早くフルスキャンを実行せねばならないと思っていた。
その、機会は、意外にも早くやってきた。
それは、ネットブック(M・S・Eウイルス対策ソフト導入PC)のHDD内で、要らないファイルをザクザク削除してすっきりした時、丁度HDDの使用エリアも少ないから、フルスキャンを実行しようと。
使用量が少ない(約39%使用)から、時間も少ないと思うが、4,5時間はかかるだろうと思っていたが・・・・・
やってみると、意外に少なく、3時間程度でフルスキャン完了である。
これは、驚きだった。
なぜこんなに早いのか?
もし、いくつかのウイルス対策ソフト内に持っているウイルスパターン種類が同じであれば、その動作時間にはさほど、大差はないだろうと思っていた。
ファイル内を検索する過程で、高速化する技法が使われていると思われる。例えば、ウイルスパターンの長さの半分の長さで、ファイル内を検索することで、元の長さで検索するよりは、より早く検索することができる。もし、仮に、パターン一致した場合は、その一致した位置から、残りのパターン長を比較すればよい。このような技法が複雑に使われた結果、高速な検査を実現できる。
この技法こそが、ウイルス対策ソフトの心臓部であると思う。
最近のCPUは、相当の能力を持っているが、周辺装置の補助記憶装置(HDDなど)の容量も相当な量であるが故、高速で処理する手法が必要である。
道がそれてしまったが、M・S・Eのソフトは、導入後の使用は、単純で、設定も、デフォルト設定のまま使用すればよいみたいで、ビギナーには、面倒無く使えるだろうと思われる。
以下は、このソフトの各画面構成です。
ホーム.jpg->
更新.jpg->
履歴.jpg->
設定.jpg->
ただ、設定項目で、リムーバブルドライブのスキャンは、設定されていないので、必要な場合は、設定を変更すればよい。また、システムの復元ポイントの作成についても、必要であれば、設定すればよいだろう。
ファイアウォールは、このソフトには、無いので、Windowsのファイアウォールを”有効”にしておけば、良い。(コントロールパネル・セキュリティセンター内のファイアウォールの設定項目)
現在のところ、順調に動作している。
まだ、ウイルス対策ソフトを導入されていない方は、試してみてはどうだろう。