塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 押上・吾妻橋界隈 四世鶴屋南北の墓

2010-01-31 05:44:14 | 街巡り_2010
 江戸後期、歌舞伎の狂言作者である「四世鶴屋南北」(1755~
1829)のお墓を訪れた。春慶寺の墓所にあると思っていたら、浅
草通り沿いの寺門(といってもお寺はビル)横にあった。こちら
の墓石は常に人目にさらされており、ご本人はひっそりとした墓所
に移してほしいのではないかな。後で調べてみたら、墓所内に墓石
があるとのこと。
 南北は5代目まで継承されたが、初代から3代目までは役者で
4~5代目が作者。南北といえばこの4代目をいい、通称“大南
北“という。「東海道四谷怪談」(1827)はあまりにも有名。
(墨田区業平2-14-9)
長養山春慶寺_扁額

街を巡る 番外編 苗場でスノーモビル

2010-01-30 16:47:41 | 街巡り_2010
 本日は新潟県の苗場スキー場に来ている。スノーモビルの全日本
選手権の開幕戦があり、その取材だ。今年も苗場プリンスホテルに
宿泊。
 決勝を明日に控え、本日は練習走行が行われたが、トップカテゴ
リーのスーパークラスには17名が参加出場している。その中でも
ゼッケン2のSANO選手がGOODな走りを披露してくれた。明日が
楽しみだ。
(新潟県南魚沼郡湯沢町三国)
苗場スキー場

街を巡る 押上・吾妻橋界隈 1月23日のタワー

2010-01-30 04:34:41 | 街巡り_2010
 1月23日、「東京スカイツリー」の工事進捗状況を確かめた
くて、押上に伺った。当日のタワーの表示は“274m”となって
いた。北十間川のたもとから見上げると、その姿はまだ半分の高
さであるものの、さすがに大きくて完成するのが楽しみだ。
 東武伊勢崎線の踏切で電車を入れながら写真を撮られていた初
老の男性に伺うと、毎週土曜日に定点観測撮影をしているとのこ
とで、今後空に向かって伸びていくタワーが、今のレンズでは入
り切らなくなるので、新たにワイドレンズを調達しなければなら
ないと語っていた。
 東京スカイツリーは来年の12月竣工に向けて工事が進められ
ており、日本古来の建物・五重塔を参考にデザインされ、完成す
れば高さが634mになるという。この数字、“武蔵の国”から
“むさし“とロゴ合わせのように思われるなあ。
 次のスカイツリーの見学は、桜の咲く頃に伺おう。
(墨田区押上1-1-13)
ツリー_2  ツリー_3  ツリー_3

Weekdayの麺処巡り 魚雷で本枯節

2010-01-29 20:17:54 | 麺処_2010
 「信濃神麺 烈士洵名」ブランドの新しい店が本日グランドオープ
ンした。場所は白山通りを渡り仙川通り沿いにある。その名も「本
枯中華そば 魚雷」。名前からも判るとおり、勢いよく泳ぐ鰹の姿を
“魚雷”と模したのか、鹿児島・枕崎沖産の鰹本枯節を大量に使用
されたスープの一杯が提供されるという。少し遅いランチとなった。
 店頭には本物のような“魚雷”のオブジェが飾られ、否応なく目
を引く。それにしても季節が冬だというのに、色鮮やかな生花が眩
しく百花争乱状態。店内は鰹節の香りが帳を張ったようで、食欲を
刺激させる効果は抜群。厨房内のサイフォンが気になるなあ。
 早速、本枯中華そば700円のチケットを購入して席へ。厨房をチ
ラチラ眺めていると、サイフォンの中に鰹節を入れて暖めているの
は珈琲ならぬスープ、これは追い鰹か。ここで笑いが吹き出しそう
になるのを、グッとこらえてさらに待つ。サイフォンでのひと工程
の作業が加わり、他店より少し待ち時間がかかる。
 さきにトッピングが登場、8つ(鶏オーブン焼き、たまり漬け叉
焼、鶉、メンマ、岩海苔、木耳、ナルト、青梗菜)の中から3つ選
択でき、私はたまり漬け叉焼と岩海苔、木耳をチョイスした。刻み
葱はデフォ。
 そして、注目のスープ、これは旨い。ブランドものの鰹本枯節の
なせるワザ。これは良いなあ。さらに麺がいい。柔らかめに登場し
た麺は喉ごしも良く、トロンと入っていく。まるで蕎麦のようだが
ツルツルでスープに負けない個性を発揮している。驚いた。
 近々、再訪しよう。ご馳走様。

本枯中華そば 魚雷
文京区小石川1-8-6 アルシオン文京小石川102
11:00~23:00 水曜定休日  03-5842-9833
本枯中華そば 魚雷

街を巡る 旧フランス大使館でNo Man's Land_3

2010-01-29 06:25:46 | 街巡り_2010
 建物をくまなく観て廻ったので、続いてアートを楽しもう。
 館内にはフランスと日本の国際的に有名な方から、これから頭角
を現すといわれる若いアーティストの皆さんが一堂に会して、旧館
の内外の空間を利用したアート作品が展示されていた。
 意味の分かるもの、分からないもの、考えさせられるもの、そし
て、アン?、ノン!、ウン!! 等々、表現力も豊で力作揃いのアート
数々。
 ある部屋のコーナーには、韓国と北朝鮮の軍事国境線を収めた写
真パネルが展示されており、しばし足を止めて見入ってしまった。
紙くずが一杯敷き詰められ部屋にバスケットゴールポストがあった
り、ワニ顔の赤いブーツの上にはバタールが・・・。耕耘機が置い
てある部屋は穀物袋が気になった。建物写真の多重焼き付けも構図
が面白かったなあ。
 そんな一杯のアートの中で印象に残っているのは「羊がいっぱい」、
こちらの部屋では多くのギャラリーがカメラや携帯に画像を収めら
れていた。
軍事境界線 紙くず部屋 ワニ顔ブーツ 耕耘機と穀物袋 多重焼き付け写真

Weekdayの麺処巡り 歩やで鶏そば

2010-01-28 12:25:08 | 麺処_2010
 さあ、本日のランチは田端新町の「らーめん処 歩や」へ。
 近ごろ、味に磨きがかかりブラッシュアップしているとの情報が
入り、期待を込めて暖簾をくぐる。「鶏塩拉麺」700円をランチサ
ービスの大盛りで注文。
 器の中には輪切りの檸檬が添えられている。食べ進むうちに味が
単調になれば、このような柑橘系の檸檬や柚子を搾って振りかける
のも良いものだ。鶏というだけに鶏油が入り香りを引き立たせてい
るから、芳香でも楽しませてくれる。スープが黄金色に輝き澄んで
おり、この一杯の容姿だけでも味わいがこぼれてくる。旨い。
 こちらも淡麗系拉麺といえるだろう。ご馳走様。
メニュー  らーめん処 歩や

街を巡る 旧フランス大使館でNo Man's Land_2

2010-01-28 06:22:39 | 街巡り_2010
 旧フランス大使館内をくまなく拝見できると言ったものの、立ち
入り禁止の箇所もあり、少々物足りない。もちろん、庁舎として機
能していた業務物はほとんどなく、壁や角に取り付けられた電気タ
ップが、以前フランスに行った時使用したものと同じなのには、や
はりこの地は日本ではなく治外法権の外国地であることを思い知っ
た。
 そして、螺旋状になった細い階段を下っていくと地下となり、階
段下のスペースに余裕があり、がっしりとした扉にはこれまた頑丈
な錠前がついていた。このスペースは納戸というよりも隠し部屋の
ような感じだ。畳1畳程のスペースの奥に液晶モニターが置かれて
いたが、これもアートなのだろうか。
 本庁舎は各階に数多くの小部屋がコンパートメントに仕切られ、
これだけの部屋数の大使館員・スタッフが居たのだろうか。中でも、
大使の執務室だろう思われる一番広い部屋に来ると、床にはベージ
ュ色のマットが残っていたのも、なんだか意味深だ。
 トイレなどもこまめに設置されており、いまから50年前に作ら
れたとは思えないほどコンパクトにまとめられ、また整備されてお
り美しかったなあ。食堂を探したが見あたらなかった。
螺旋階段  怪しい小部屋

Weekdayの麺処巡り 優創で南フランスの風を

2010-01-27 20:09:09 | 麺処_2010
 昨日の1月26日、新宿・百人町にグランドオープンした「麺屋
優創」(yusaku)へ本日伺った。情報によると南フランス風のス
ープに中華麺やきしめん、それにフィットチーネを合体させたよう
な平打ち麺の魚介風味と豚骨風味の2タイプの拉麺が提供されてい
るという。
 店内はシックな装いの落ち着いた雰囲気で、大人の店といったと
ころか。ご主人が元フランス料理のシェフというのも頷ける。早速、
「魚介醤油拉麺」850円を注文。カウンターに座り待っている間も
厨房からは海の香りが漂ってくる。
 そして、登場した器の中身を眺めると、確かに魚介類がたくさん
添えられている。ただ、このビジュアルであれば、中華風の器はア
ンバランス。と、まあ、そんな思いでスープを口に運ぶと、頭の中
は“飛んでサント・ロペかツゥーロンか”状態。海の食材が巧に生
かされたブイヤベースに近い味で、これは旨い。
 口の中は南仏風味で溢れんばかり、そこにこちらの店が誇る特注
の平打ち縮れ麺が絡み合い弾むような食感で、まるで歓喜を上げて
いるようだ。旨いなあ。夏場は、これにつけ麺も提供されるとのこ
と。
 いい店が登場した、楽しみだ。

麺屋 優創(yusaku)
新宿区百人町2-19-11  03-5937-4898
11:30~21:00 水曜定休日
メニュー  麺屋 優創

街を巡る 旧フランス大使館でNo Manユs Land_1

2010-01-27 06:29:40 | 街巡り_2010
 1月24日、都内をバタバタと駆けめぐり行き着いた先が南麻布
の旧フランス大使館庁舎。この旧館敷地内で昨年の11月21日から
1月31日まで「No Manユs Land」と題したアート展が繰り広げら
れており、すでに最終日を迎えようとしている。
 この催しが行われているのを知ったのが、つい先日。多くのアー
ティストの作品を拝見するのも引きつけられるが、なんといっても
昨年の9月まで在日フランス大使館として業務を執行されていた館
である。入館が無料で、各部屋の隅々まで廻れるとあれば、願って
もないチャンス。大使館の間取りや秘密部屋なんかもあったりして、
伺った当日は興味津々状態で館内を舐めるように観て廻った。
 この旧館、ジョゼフ・ベルモンが設計し1957年に竣工し、この
展示会が終了すると取り壊され、その跡に集合住宅が建つという。
 旧館の正門前のエントランスには、段ボールで作った黒い門のオ
ブジェが出迎えてくれた。10時過ぎに開門となり、多くのファンの
方は左に建つ庁舎(日本のアーティストの展示コーナー)へ向かわ
れるが、私は一目さんで本庁舎の建物を隅から隅まで歩き回った。
 中でも何に使用されていたか判明できないような怪しい部屋を見
つけると、ここは牢屋か拷問室かなどと思案する。
玄関  旧本庁舎

Weekdayの麺処巡り 平蔵で塩拉麺

2010-01-26 12:24:58 | 麺処_2010
 本日の昼麺を頂きに東尾久の「麺や 平蔵」(HEY-ZO)へ伺った。
なんでも、今年の麺のキーワードは“淡麗”だとか。ならば、こち
らの一杯はその言葉を満たすのだろうなあ。
 早速、塩拉麺に明太子ご飯のランチセット800円のチケットを購
入し店内へ。広くて居心地のいいカウンターで厨房の作業を眺めて
いると、良い香りと供に注目の一杯が登場。
 黄金色に輝く澄んだスープと縮れた麺、それにお互いの旨味を引
き出す具の数々、とても旨い塩拉麺を堪能した。ご馳走様。
ランチメニュー