塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 六郷界隈 銀杏折り取り禁制碑

2010-01-26 06:20:19 | 街巡り_2010
 さらにもう一つの寺院を巡ってみた。「安養院」である。こちら
の境内に興味のある碑があるという。
 早速、訪れると当院の西側には多摩川の土手が見える。境内には
銀杏の大木があり、その隣りに「銀杏折り取り禁制」碑なる石標が
あった。これは、光明皇后がこちらの薬師に銀杏の樹を奉納し祈願
したところ、乳の出が良くなったと伝わる。
 そこで、銀杏の下垂の“乳部”を削り取る者が多くいた。その行
為を禁止するため元禄3年(1690)、当時の住職栄弁によって設
置されたという。その当時は二本の銀杏の大木があったと伝わって
いるが、現在の樹は当時の樹の実より育った何世代か後のものであ
る。
 また、境内の隅に富士講を確認できる講紋を刻んだ記念碑があっ
た。富士山の信仰集団・百味講社が造立したもので、表面には112
の講紋、講名、講員名が刻まれており、これだけ数多く刻んだ例は
珍しいという。
(大田区西六郷2丁目33-10)
銀杏折り取り禁制碑  冨士講碑

街を巡る 六郷界隈 銀杏折り取り禁制碑

2010-01-26 06:20:19 | 街巡り_2010
 さらにもう一つの寺院を巡ってみた。「安養院」である。こちら
の境内に興味のある碑があるという。
 早速、訪れると当院の西側には多摩川の土手が見える。境内には
銀杏の大木があり、その隣りに「銀杏折り取り禁制」碑なる石標が
あった。これは、光明皇后がこちらの薬師に銀杏の樹を奉納し祈願
したところ、乳の出が良くなったと伝わる。
 そこで、銀杏の下垂の“乳部”を削り取る者が多くいた。その行
為を禁止するため元禄3年(1690)、当時の住職栄弁によって設
置されたという。その当時は二本の銀杏の大木があったと伝わって
いるが、現在の樹は当時の樹の実より育った何世代か後のものであ
る。
 また、境内の隅に富士講を確認できる講紋を刻んだ記念碑があっ
た。富士山の信仰集団・百味講社が造立したもので、表面には112
の講紋、講名、講員名が刻まれており、これだけ数多く刻んだ例は
珍しいという。
(大田区西六郷2丁目33-10)
銀杏折り取り禁制碑  冨士講碑

街を巡る 六郷界隈 梵鐘

2010-01-25 06:23:02 | 街巡り_2010
 多摩川の土手を再び引き返し、京急と東海道本線の踏切を渉り
西六郷へ。やって来たのは「寶幢院」(ほうとういん)。こちら
の境内に大田区最古の梵鐘があるという。
 早速、山門に入ると左側に重量感のある梵鐘塔が目に入る。延
宝9年(1681)、当時の住職・法印弁栄が願主となって勧進し、
鋳物師の椎名伊予守良寛により多摩川の河原で鋳造されたという。
制作年代も古く、美術的にも高く評価されている梵鐘だ。
 また、梵鐘塔の下に「水船」(手水石)が置かれていた。こち
らは梵鐘よりもさらに古く、寛永20年(1643)の制作と在銘が
彫られている。元々、当院の境内にあった熊野社の手洗いとして
使用されていたものが、明治の神仏分離で社が六郷神社に合祀さ
れた際、この水船だけは残されたという。
(大田区西六郷2丁目52-1)
水船

街を巡る 番外編 旧フランス大使館

2010-01-24 15:16:01 | 街巡り_2010
 港区南麻布にある「在日フランス大使館旧庁舎」で1月末まで
「No Man’s Land」と題した展示会が開催されている。アートな
ことも気になるが、やっぱり大使館の中を自由に観て廻れることの
方が素晴らしい。
 そこで、本日の午前中、寸暇を惜しんでプチッと訪れた。本館の
地下に行った時は、ここがスパイの暗躍したところなのだろうか、
ここが大使が執務をした部屋なのかとか、想像しながら廻り堪能で
きた。各部屋の電気のコンセントは全てフランス製の取り口だった。
 気になったアートもあった。佐藤百合子さんの部屋・コーナーで
羊を1匹、2匹と勘定していた。

旧フランス大使館
港区南麻布4-11-44
団・DANS_yulico_sato

Weekendの麺処巡り がんこ池袋で牡蠣ホワイト味噌

2010-01-24 14:32:36 | 麺処_2010
 がんこのSP大好きさんからのメールによると、がんこ池袋の土
居店主は先日海外から帰国されたそうで、拉麺に相う食材探しをさ
れてきたようだ。
 そういえば、昨年は東南アジアで田圃や河川に生息するタガメや
ゲンゴロウの巨大生息ブツを手に入れ、それを使用されたが・・・、
さて、今回は如何に。なんと、そこはタイだった。そしてニシキヘ
ビを食材とした拉麺を作るために、次回2月のSPディーで振る舞わ
れるという。
 さて、今回は牡蠣のホワイト拉麺にトッピングの特製味噌が載る。
昨日の「覆麺」を意識した一杯のようだ。
 その注目の一杯が写真のとおり。塩味のホワイト拉麺はしっかり
と旨味の出たスープに合い箸が進む。このままで充分であるが、海
苔の上に載せられた特製味噌を少しずつ溶きホワイトスープに混ぜ
る。牛乳と味噌の混ざる境界のスープが絶妙で良い案配。最後まで
堪能できた一杯だった。
牡蠣

Weekendの麺処巡り 丸直で塩チーズ

2010-01-24 14:27:04 | 麺処_2010
 朝早くから開店している麺処を探していたら、ありましたよ。な
んと7時から営業されている店が北品川にある「ラーメン丸直」。
こちらの店はメニューにあるように麺だけでなく、一品ものから定
食までほとんどのものが揃っている。それでいて、どの品も旨いと
評判の食堂だ。
 池袋で所用を済ませ北品川へ。新八ツ山橋の南側、第一京浜沿い
にありました、「ラーメン丸直」。店内はコの字変形のカウンター
があり、厨房はその奥にある。
 メニューにはないが、「塩チーズ」650円とコールすればオーダ
ーが通った。そして、お盆に乗って登場したのが写真のとおり。こ
れで650円はお得。左上から辛味大蒜香味油、麺の絡みを和らげる
スープ割り、胡麻塩、檸檬をそれぞれお好みに投入する。
 麺の方はとろけるチーズと青ネギの下には粉チーズがあり、スー
プ割りを少しかけながら撹拌する。ま、ようするにまぜそばである。
塩味がホンワリと香しく、チーズはカルボナーラまではいかないま
でもウマウマで、これは旨い。
 途中から味の変化を確かめたく、胡麻塩や檸檬を搾って振り掛け
たりして七変化を楽しむ。食べ終われば、スープ割りのスープで器
の残りの旨味と一緒にフィニッシュ。期待以上に旨かった。

ラーメン丸直
品川区北品川3-3-7
7:00~22:00、土曜~20:30、日・祝日~15:00 無休
※2月7日は臨時休業
メニュー_1  メニュー_2  ラーメン丸直

街を巡る 六郷界隈 六郷水門

2010-01-24 06:31:21 | 街巡り_2010
 今回の街巡り・六郷界隈で一番訪れたかったのが「六郷水門」。
 この水門は、1931年に竣工して以来、下水道が普及するまで
用水の支流をはじめ六郷、矢口、羽田の地域の生活用水の排水処
理を行っていたところ。
 水門に架かる橋の高欄には“郷”の字を“口”の字が囲んでい
るデザインが施されており、これは地元旧六郷町の町章の意匠で
ある。写真の奥に見えるのは、かつて雑色運河と呼ばれたところ
で、水面下では小魚が群れていた。
(大田区南六郷2丁目35)
六郷水門_2  高欄文字  水門プレート

Weekendの麺処巡り 覆麺でホワイト

2010-01-23 13:25:09 | 麺処_2010
 本日は神田神保町の「覆麺」で毎月恒例のデスマッチの日。告知
では牛乳を使用した塩味の「ホワイト拉麺」である。この一杯は以
前から大好きで、塩気が牛乳でいくぶん柔らかめになり、食べ進む
うちに旨味へと昇華していく。この変化するところに妙義があり、
ブラックさんの成せる技でもある。
 さて、年が明けて会員制(ブラックメンバーカード持参者とその
同伴者のみ入店が許される)となり、出足はどうなのであろうか。
なんと、本日はだれでも暖簾を潜ることが出来ると表示された。し
かし、このシステム、今後は少し心配になってくる。気まぐれの親
父だから、早々に元通りになるような気がするが、いかがだろう。
 さて、いつものパフォーマンスが披露され、暖簾が出されて開店。
本日のSP麺の食材は従来のものに加え、なんと牛乳10リットル、生
牡蠣10kg、イベリコハムボーンの食材が使用され、1,000円とのこ
とだ。
 本日もトッピングはボイルされた牡蠣、またデフォのモヤシはナ
シとお願いした。塩味にミルク、縮れた麺、この三位一体の結合に
より極旨に仕上がった一杯、とても満足の味わいで感動を味わえた。
旨かったなあ。
パフォーマンス  告知

Weekendの麺処巡り 朝六厘でつけ

2010-01-23 13:11:09 | 麺処_2010
 東京拉麺ストリートに出店している「六厘舎TOKYO」では、朝
の8時から10時(9時45分ラストオーダー)まで“朝営業”が
スタートしている。
 六厘舎といえば大崎本店はもとより、その兄弟店(ジャンクガレ
ッジ、次念序)でも大行列の繁盛店で伺うのも気後れしていたが、
朝であればこちらも勇気が湧いてくる。早速、神田小川町で所用を
済ませ、東京駅へ“アサ六リン”を頂くためにGo。
 券売機には限定メニューとして、「朝つけ」580円と「朝つけ定
食」(ご飯、生卵、納豆、大盛り葱)720円の2つのみ。この後
も予定があるので、朝つけのチケットを購入して入店。店は違えど、
六厘舎の暖簾をくぐるのは、2005年4月のグランドオープン以来、
5年ぶりになるのか。その時に頂いた麺が、中華そばなのかつけ麺
なのか思い出せない。
 注目の一杯が登場する間、忘却の彼方に飛んでいってしまった過
去の思い出を紐解こうとする間に、目の前に朝つけが登場。いつも
より小さめの切歯使用の太麺180g程は気持ち少量で、朝からでも
もう少し頂きたいなあ。しかし、ツケ汁の器にはタップリと入った
スープに具、これだけでも580円はとてもお得。毎日、大行列が出
来るのも頷ける味、旨かった。
 “アサ六リン”を済ませ、押上に移動。業平と吾妻橋辺りを巡っ
てきた。東京スカイツリー本日の進捗業況の高さは274mだ。その
レポは後日。
東京スカイツリー

街を巡る 六郷界隈 六郷神社

2010-01-23 04:09:20 | 街巡り_2010
 続いて「六郷神社」へ進む。天喜5年(1057)、源頼義・義家父
子が創建したと伝わる。その後、頼朝が社殿と手水石を、梶原景時
が建久2年(1191)太鼓橋を寄進したといわれている。
 天正19年(1591)、家康はこの社に十八石朱印地を寄進、また
六郷大橋完成(1600)時には祝詞を捧げ、葵紋の使用も許されて
いる。
 境内を散策すると妙な顔の狛犬が一対あった。貞享2年(1685)
に石工・三右衛門の制作と伝わる。当時は社殿前に置かれていたが、
今は社務所の前庭にひっそりと設置されていた。
 この狛犬、奥目の目に扁平な鼻、口は大きく開けられ、何度眺め
ても吹き出しそうになった。今でこそデフォルメやパロディでかた
づけられる作品も、奉納されたその当時の宮司や関係者は、さぞビ
ックリしたことだろう。
(大田区東六郷3丁目10-18)
太鼓橋  狛犬_1  狛犬_2