塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り すずらんで伊勢海老

2010-01-09 13:22:12 | 麺処_2010
 渋谷の「すずらん」で正月限定の豪華な一杯「龍蝦砂鍋麺」が
限定10食程度で3,000円で提供されているという。限定という言
葉に魅了され、大田区にある六郷用水跡を辿る街巡り(16,050歩、
262消費カロリー)の後に渋谷へ向かった。
 店頭に到着すると注目の麺のメニューが貼り出してありましたよ。
和歌山産の活伊勢海老の味噌仕立て土鍋麺とのことで、豪華な食材
なのでお値段も驚愕である。それでも、伊勢海老がどのような姿と
味になって登場するのか、開店を待つ間も想像力を高めながらアッ
という間に時が過ぎ暖簾が出た。
 登場した土鍋の蓋からはみ出した海老の髭が誇らしい。そして蓋
を開けると神々しい海老がデーンと構え、器の中から甲殻類特有の
薫りが込み上げてくる。熱熱のスープをすすると味噌味に絡まった
海老の濃厚なコクが口に広がり、豊満な心地を与えてくれる。これ
は旨いなあ。
 すずらん自慢の手延べ乱切り麺は、豊饒なスープの中で泳いでい
るようで、タップリとスープを持ち上げてくれるものの、最後まで
伸びることなく剛直な食感をキープしていた。素晴らしい。
 そして、最後は土鍋をカウンター越しに厨房へ戻し、再び登場し
た器の中には海老味噌スープとご飯が絡まった雑炊にかわっていた。
食べ終わった後は、まるで中華のフルコースを頂いたような余韻が
身体全体を駆けめぐっていた。
限定メニュー  味噌にまみれた海老  雑炊

街を巡る 東京の名水_4 トンボの湿地

2010-01-09 05:09:57 | 街巡り_2010
 岡本静嘉堂文庫・美術館の入口から緑地内へ。文庫へ続く緩やか
な上りの坂道の途中、右脇へ進む。そこは小さな湿地帯となってお
り、一番奥に湧き水の出ているところがある。ここはトンボなどの
水生昆虫の生息地であるという。
 ふたたび舗装された坂道に戻り樹木に囲まれたスロープを登って
いくと、岡本静嘉堂文庫の建物が目にはいる。旧三菱財閥・岩崎弥
之助・小弥太父子により設立された文庫(1924年建造)。左隣の
美術館は1992年に建てられ一般公開されている。なお、文庫への
入館は出来なく、外からの眺めだけとなった。
(世田谷区岡本2-19-1)
文庫に続く坂道  トンボの湿地