塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 川崎2_鶴見 原の神明社

2009-11-30 06:30:16 | 街巡り_09
 当時の「蛇も蚊も」祭で使用する萱の大蛇は、道念稲荷社で雄を、
原の神明社で雌をそれぞれ造られており、現在は稲荷社で3体、神
明社で2体造られている。町内を練り歩いた大蛇は、神明社の境内
で焼かれてフィニッシュとなり、1992年にこの祭は横浜市指定の
無形文化財になっている。
 原の神明社の本社は、保土ヶ谷区神戸町にある神明社の末社(38
社ある)のひとつ。こちらの社の境内は公園にもなっており、その
一角に「蛇も蚊も」祭をモチーフにした大蛇の造形物があった。実
際に本祭を観てみたいなあ。
(横浜市鶴見区生麦3-13)
石碑  蛇も蚊もの造形物

Weekendの麺処巡り がんこ池袋で乾物SP

2009-11-29 13:27:10 | 拉麺_09
 昨日の「覆麺」デスマッチは仕事で伺えなかったが、本日の「が
んこ池袋」のSPには並ぶことが出来た。がんこ常連さんの事前予
告情報では“干し貝、干し海老、干し浅利”と乾きものを食材にし
てとったスープの塩味拉麺1,000円が振る舞われるとのこと。
 この食材の名を聞くだけで味が思い浮かび、ゲンコツが出る前か
ら落ち着かない。乾き物スペシャルということで、店に着く前にス
コッチをストレートで数杯あおって来た。既に心も体もハイ状態。
するとメガネさんとFujiiさん、BUSHさん、ビッグスクーターさん、
がんこと覆麺のSPディには必ず拝見する方等々、本日も並びは多い。
 スープはいつもの黄金色よりも濃いめに出来上がり、沖縄のもず
くがトッピング。乾物類の苦味が凝縮したようでとてもしょっぱい、
色は薄いが味は悪魔だ。チャーシューの甘さが際立っていた。
 がんこ池袋の年末最終営業は12月27日(日)で、当日のスペ
シャルは上海蟹を使用したスープの塩拉麺とのこと。こちらも注目。
本日の告知

街を巡る 番外編 神宮外苑銀杏並木11_29

2009-11-29 09:49:35 | 街巡り_09
 11月も残りわずか、この時季気になるのが「神宮外苑の銀杏並
木」の紅葉具合。少し早起きをして神宮外苑へ向かうところ、途
中下車して高田馬場の麺処「末廣ラーメン本舗・高田馬場店」へ。
店頭に到着すると、店は閉められており24時間営業ではなくなっ
ていた。
 では、東京メトロ副都心線で新宿へ。「どうとんぼり神座」こ
こなら24時間営業で無休。途中、呼び込み屋に声をかけられるが、
こちらも“ごくろうさま”と返しておいた。
 神座の新宿店はグランドオープン時に伺ったきりだから再訪問。
美味しいラーメン700円は当時は衝撃的な味だったが、今回はす
き焼き風の香りがきつく少しガックリ。
 さて、夜が明けた6時30分過ぎに神宮外苑に到着、すでに数多
くの紅葉ファンがあちこちに。雨でも降れば人も少なく、思い通
りのカットが撮れるのだが、ここは我慢。
 来週末、再度伺おう。
美味しいラーメン  銀杏の落ち葉

街を巡る 川崎2_鶴見 道念稲荷社

2009-11-29 04:11:56 | 街巡り_09
 旧東海道を西に進んでいると、赤い鳥居が整然と並ぶ光景が目に
飛び込んできた。ここが「道念稲荷社」。昔、道念和尚が旅の途中
で立ち寄った際に建てられたという社だ。
 幾重にもつづら折れて重なる赤い鳥居、その参道入り口は、なぜ
か閉ざされており脇から眺めるだけ。一番手前の大きな鳥居の頂点
横木だけが黒く塗られているのは、何かの呪いであろうか。
 こちらの大祭は、毎年6月の第1日曜日に開催される「蛇も蚊も」
だ。今から300年ほど前の江戸時代、この辺りで流行った疫病に多
くの人が苦しめられた。そこで、村人は氏神であるスサノウノミコ
トにちなんで大蛇によって疫病を退散させようと考えた。当時の祭
は5月5日の端午の節句に行われていた。
 生麦あたりの河港には萱が生い茂り、その萱で長さ8間、胴回り
2尺の大蛇が作られ「蛇も蚊もでたけい、でたけい、でたけい、日
より雨けい、雨けい、雨けい」と囃し立てながら村中を練り歩いた
という。そして最後は、悪病を封じ込めた大蛇を海に流すと、その
疫病が治まったと伝承されている奇祭である。
(横浜市鶴見区生麦4-27)
石標  蛇も蚊も発祥地しるべ

街を巡る 川崎2_鶴見 水神宮

2009-11-28 05:05:05 | 街巡り_09
 生麦魚河岸とくれば漁師、その氏神さんが路地奥にあった。
「生麦水神宮」は、以前は正泉寺の境内にあったそうで、1927年
に現在の地に移転。正月2日には豊漁と安全を祈願して船を出す
“乗り初め”神事が行われていたが、それも昔の話。調べてみると、
その神事は一時中断していたが、1981年に復活し1994年まで続
いていたという。
 こちらの社の境内左奥に、富士講とわかる富士浅間神社が祀って
あった。
(横浜市鶴見区生麦4-31)
水神宮_狛犬

Weekdayの麺処巡り 番外編・石焼きひつまぶし

2009-11-27 18:29:50 | 拉麺_09
 本日は仕事で岐阜県瑞浪市に来ている。宿に旅荷を置くなり市内
へ飛び出すものの、目当ての麺処がないので、以前舌鼓を打った店
の暖簾をくぐった。
 こちらは「鵜舟」(うぶね)といって和食のお店。夕方だという
のに多くのお客さんで賑わっている。早速、石焼きひつまぶしを注
文。ひつまぶしだけならよく頂いているが、石焼きである。箸が進
むうちにお焦げも出来上がるという石焼きだ。
 タレを少し掛けて、まず音を楽しむ。熱々のご飯に旨い鰻が香り
を立ち上げて、みるみる間に器の中が減っていく。最後は旨味の出
汁をかけた鰻ご飯のお茶漬けを楽しんだ。旨かった。

鵜舟
岐阜県瑞浪市寺河戸町1101-6
TEL.0572-67-1501 月曜定休日

街を巡る 川崎2_鶴見 古地蔵と亀供養墓

2009-11-27 04:23:18 | 街巡り_09
 魚河岸通りを西に進むと左側に南海山 瑠璃光院「正泉寺」(しょ
うせんじ)がある。寛永元年(1624)開創、ご本尊は海中より出
現した薬師如来坐像。
 この寺の短い参道に鶴見区で一番古いと言われる「地蔵尊」があ
った。南西向きに安置されている地蔵は、慶安5年(1652)に供
養造立したとある。門主に伺うと、この地蔵は違うお寺に祀られる
ため運ばれている途中、こちらの参道で休息のため一時置かれたが、
再び動かそうとしたところ、持ち上げることが出来なかったと言う
伝承が残されているという。
 山門をくぐり本殿前に来ると小さな舎の中に「亀供養墓」があっ
た。これは、この地で地引き網を行っていた時、網の中に大きなウ
ミガメが一匹架かっていて、漁師たちが竜宮の使いとして酒を飲ま
せた。その後、1912年に亀の死を哀れんで供養墓が建てられたと
いう。
(横浜市鶴見区生麦4-31-4)
亀供養塔  正泉寺

街を巡る 川崎2_鶴見 生麦魚河岸通り

2009-11-26 06:25:59 | 街巡り_09
 国道駅のガード下から生麦魚河岸通りに出る。この通りは江戸の
頃から続く旧東海道にあたり、街道に沿い400mほどに約80軒の
店が並び、寿司屋もネタを買いにくるプロ御用達の魚河岸で、一般
の小売りもしてくれる。
 少し歩いたところで、まずいことに気がつく。歩いた時間が朝早
すぎたし、日曜日だった。この時間、この曜日は通りの左右のお店
はほとんどシャッターが降ろされ、味も素っ気もないただの通りに
すぎない。それでも、店先に掲げられた看板で鮮魚類を扱う魚屋で
あることが判る。次に伺う時は商売が始まる時間(ピークは7時か
ら9時)としよう。
(横浜市鶴見区生麦5丁目辺り)

街を巡る 川崎2_鶴見 JR国道駅

2009-11-25 06:20:29 | 街巡り_09
 川崎を後に、浜川崎駅からJR鶴見線に乗り国道駅で下車。
 第一京浜国道と鶴見川に挟まれたこの駅は、高架駅でホームから
階段を伝って下りていくと、ガード下通りのその光景が、まるで時
間を巻き戻したように昭和初期の面影を残している。しいて現在を
挙げるなら、改札口に設置された無人用簡易Suica改札機だろう、
がこれが真新しくて、このシーンには似合わない。
 1930年(昭和5年)開業とあり、レトロな駅の雰囲気はこれま
でに映画やTVドラマのロケで使用されてきている。しかし、このヒ
ンヤリとした空気、日中はいいが、夜一人で歩くにはいささか勇気
がいるだろう。
(横浜市鶴見区生麦5-12-14)
JR国道駅_2  国道駅_3

街を巡る 川崎2_鶴見 大島劇場

2009-11-24 06:28:15 | 街巡り_09
 今度は大島3丁目に進んでみて、ある建物を確認したかった。そ
れは、「大島劇場」。この劇場は、浅草の木馬館大衆劇場、十条の
篠原演芸場、立川の立川大衆劇場と東京大衆演劇劇場協会に所属す
る4館のうちの一つ。開館は1950年、かつては川崎市内に18軒も
の演劇場があったといわれる。
 大衆演劇の良さは、観客席が舞台に立つ役者との距離感が限りな
くゼロに近く、その演劇中の一体感が魅力の一つでもある。この劇
場は、かつては下町の玉三郎こと梅沢富美雄も公演したところ。
 大島劇場11月の1ヵ月公演は、「風美涼太郎劇団」が旗揚げをし
ていた。
(川崎市川崎区大島2-16-1)
11月公演