塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り がんこ池袋で二色蛇

2010-02-28 15:12:47 | 麺処_2010
 相模原のがんこを後に、池袋のがんこを目指す。
 午後1時過ぎに店頭に到着。店頭では第一波の作業を終えた土居
店主とスタッフが一服されているところであった。昨日、開店直後
に伺われるという麺友にメールで本日の蛇レポをお願いしたので、
本日のがんこ池袋の味の報告が到着し、訪れる道すがら概要を確認
することが出来た。めがねさん、ありがとうございます。
 さて、事前の情報ではアナコンダだの、ニシキヘビだのと大蛇の
肉を使用したスープの拉麺が振る舞われると聞いていたが、店頭に
は皮を剥かれた二色蛇がとぐろを巻いていたのと、乾き物「バカピ
ン」が置かれていたので、少々拍子抜け。しかし、このバカピン、
土居店主がタイで仕入れてこられたもので、正体は分からないもの
の、味はエイヒレとスルメを足して2で割ったような味だとか。
 さて、相模原から急いで池袋に到着すると並びはなし、店内には
1名のみ。本日のSP麺のチケット1,000円を購入して店内へ。麺
の量を半分にしてもらう。少し遅れて、がんこフリークの方が入店
され、がんこ相模原から巡ってこられたという、さすがにがんこ道
を邁進されている。頭が下がる思いだ。
 カウンターに運ばれてきた器の中には蛇の肉が2切れのった一杯
で、スープをすすり、肉の一片を咀嚼すると、鶏肉とはひと味違う
旨味があり、このかたまりが串に刺さっていたら焼鳥屋でほおばっ
ているのと同じ雰囲気である。が、スープ自体には二色蛇は感じら
れず、これに柑橘類が加われば、さらに旨味を得られたと思う。
 店を出る時、土居店主からバカピンを数枚頂いた。本日の晩酌は
これを炙って肴にしよう。
バカピンと二色蛇

Weekendの麺処巡り がんこ相模原でSP

2010-02-28 15:06:30 | 麺処_2010
 先日、久しぶりで相模原の「がんこ総本家分家」へ伺った。その
時、2月のカレンダーの28日のところにSPの文字が書いてあり、
一条修店主に訊ねると、食材は何を使うか決まっていないが、魚介
系で前日仕入れた食材を提供すると言っておられた。あれから16
日後の本日、がんこ池袋のSPを後に回して相模原を目指したので
ある。
 昨日の「覆麺」デスマッチ時にがんこフリークさんに伺ったとこ
ろ、食材はムール貝と白ワインで塩拉麺と聞いていたので、大いに
期待をしながら店頭に到着すると、SPのメニューが貼ってあった。
がんこ骨が下げられ開店となり入店すると、さらに本日の詳しいメ
ニューは掲示されていた。
 本日のSP麺を1.5玉麺に味玉をプラス1,000円(後払い)し、器
の登場するのを待つ。開店と同時に入店者は3組あり、店主と会話
する機会なし。
 そして「ムール貝の白ワインスープ麺」が目の前に。ダシを摂ら
れたムール貝も添えられている。スープは幾分透明感はないが旨い。
本家は牡蠣と白ワインに檸檬のスープであるが、こちらの一杯も静
謐の創作が感じられ見事である。ご馳走様。
本日のメニュー  がんこ相模原  3月のスケジュール

街を巡る 北品川 一心寺

2010-02-28 06:30:57 | 街巡り_2010
 虚空蔵横丁のとい面、旧東海道の東側に「一心寺」がある。こち
らの寺は、安政2年(1854)幕府の大老・井伊直弼が江戸台場の
品川宿で開国条約、鎮護日本、町民の繁栄安泰の願いを込めて開山
建立した。成田山分身の不動明王を本尊とし、延命や商売の護りと
して参拝者も絶えない。
 本堂は京都本願寺の宮大工の手によるものと伝えられている。ま
た、最近は頭上に乗せた灸をする「ほうろく灸」が有名で、中風や
高低血圧、頭痛、肩こり、視力増強、目くらみなどに効果があると
いう。
(品川区北品川2-4-18)
扁額

Weekendの麺処巡り 覆麺で海亀

2010-02-27 13:04:40 | 麺処_2010
 神田神保町の「覆麺」でブラック氏の家系の長寿タイ記録(2月
5日)を記念して、本日、海亀や伊勢海老を食材としたデスマッチ
麺が振る舞われた。
 メニューによると、海亀の生肉10kg、エンペラ5kg、伊勢海老
6.5kg、それにいつもの丸鶏や魚介類がふんだんに投入されている
という。お値段は2010円。
 開店前のパフォーマンスがあり、ブラック&ホワイト両氏は自ら
覆面を取られて素顔を披露された。ここではあえて記さないが、覆
麺に伺えばお二人が確認できる。
 さて厨房を眺めると、寸胴の中には大きな伊勢海老が浮かび、甲
殻特有の薫りが漂いスープをすするのが楽しみだ。海亀の生肉はフ
ライパンで軽く火が通され器にトッピングされた。タレは塩と醤油
が選択でき、もちろん塩味をオーダー。
 早速、清湯スープをすすると、いつもより塩気は高いものの、滋
味も加わり旨味が広がる。これは海老からのコク味が醸し出された
ものだろう。そして、焦げ目のついた海亀肉は独特の風味と食感、
どのような肉にも例えようのない美味しさがあった。頂いている最
中にエンペラが一切れ振る舞われ、口に含んでみると、まるでフル
ーツをかじっているような爽やかさを感じた。これこそ、食材を生
かす魔術師の真骨頂を見せつけられたようで、この一杯に脱帽だ。
ご馳走様。
 ところで、素顔を披露されたホワイト氏の誕生日が3月14日とい
うことで、豆乳&牛乳拉麺1,000円が当日振る舞われる。
本日の食材  本日の寸胴  インフォメーション

街を巡る 北品川 虚空蔵横丁

2010-02-27 03:38:21 | 街巡り_2010
 旧東海道を南下していくと左側に虚空蔵横丁があり、その奥に寺
がみえた。こちらが「養願寺」で西安元年(1299)の創建と伝わ
る。ご本尊は虚空蔵菩薩で、子供が13歳から15歳までお参りする
と、“福・徳・智慧”を授かるという「十三参り」が盛ん。それに
丑年や寅年生まれの守り本尊でもある。
 縁日は毎月7日で、当日は寺の廻りは露店で賑わうと伺った。
(品川区北品川2-3-12)
養願寺  虚空蔵横町案内板

街を巡る 北品川 法禅寺

2010-02-26 06:21:20 | 街巡り_2010
 先ほど巡ってきた善福寺で登場した塾が法禅寺に移り、明治7年
に学校法人が認められ「品川小学校」として開校した。その当時の
面影を残す発祥地の石碑が門前左に置かれている。品川区で一番古
かった小学校と言われてる。
 この寺は1384年、浄土宗として開創されている。境内には数多
くの文化財が設置されており、「法禅寺板碑」(1307年~1490
年)は品川御殿山から出土している。また、「銅造阿弥陀如来立像」
や「木造不動三尊像(三躯)」、「流民業塚碑」もあった。その中
でも、気になったのは、小さな祠の中にそれほど古くはないが“親
子地蔵”が安置されていた。
(品川区北品川2-2-14)
法禅寺  品川小学校発祥地石標  溜屋横町

Weekdayの麺処巡り やまらあで塩

2010-02-25 20:12:13 | 麺処_2010
 八丁堀で打ち合わせを済ませ、日本橋人形町を目指す。
 拉麺フリークから西小岩の「麺喰屋 澤」に弟子入りし、先日の
2月22日、満を持してご自分のお店を創業された山谷店主、通称
“やまさん”。店名はご自分の名前からとられたのであろう「麺 や
まらあ」と良い屋号がつけられている。
 券売機のメニューを見ると、醤油、塩、味噌の3つの味に拉麺と
つけ麺の両方が提供され(味噌味は4月からの販売)、サイドメニ
ューも豊富だし、夜の部には焼酎やサワーなど載っている。
 さて、「味玉しおらあ」850円(麺はデフォで150g)のチケッ
トを購入して席へ。登場した器の中は、鶏白湯の白濁したスープの
上に麺が泳ぎ、具が彩りを飾る。中でも紅一点のプチトマトの鮮や
かな色彩が、バンクーバー冬季五輪の競技会場で振られる日の丸国
旗のTV映像を、つい思い出してしまった。
 そのスープをすすってみると、おっしゃるとおり塩ダレを合せた
だけというものの、とろみと濃厚な中にも芳香が浮きだって豊潤な
旨味が伝わってくる。なにも足さないシンプルな白湯だなあ。麺も
特注麺ということで、喉ごしも良く美味しかった、ご馳走様。

麺 やまらあ
中央区日本橋人形町2-29-3
11:00~15:00、18:00~21:00 日・祝日定休日
メニュー  夜メニュー  麺 やまらあ  HP

街を巡る 北品川 御殿山下砲台

2010-02-25 06:22:33 | 街巡り_2010
 利田神社からすぐのところに台場小学校があり、こちらの校門右
脇に「御殿山下砲台」がある。
 これは、江戸末期のお台場で使用されていた石垣が積まれ、その
上に別の台場にあった「品川灯台(砲台)」(1870年製造)が建
てられている。
 嘉永6年(1853)、米国・ペリーの来航に驚愕した江戸幕府が
江戸湾岸(品川沖から深川洲崎)にかけて11もの砲台を設置する
ことを計画する。
 砲台は第1から第3台場と第5~6台場が完成。残りの第4と第
7は工事を中止し、第8以下は着工にも至らなかったという。その
代わりに陸続きで五角形の砲台が造られ、これがこちらに設置され
た御殿山下砲台という。
 その後、品川灯台は重要文化財として愛知県の明治村博物館に移
設され、現在ここにあるものは、そのレプリカだ。
(品川区東品川1-8)
御殿山下砲台  台場横町

街を巡る 北品川 鯨塚

2010-02-24 06:24:59 | 街巡り_2010
 再び東方面へ向かうと、公園の向こう側に利田神社(かがたじん
じゃ)がある。こちらの境内に東京では唯一の「鯨塚」があった。
 寛政10年(1798)5月1日、前日からの暴風雨のため品川沖に
迷い込んだ鯨を品川浦の漁師たちが捕らえた、その供養碑である。
体長16.5m、その高さは2mと大きな鯨は江戸中の評判になった
という。さらに、将軍・家斉にも伝わり浜御殿(現在の浜離宮)で
上覧と相成った。
 当時の品川浦では捕鯨は行われていなかったこともあり、物珍し
さも手伝って庶民の鯨見物など喧噪振りが伺われる。
 神社西側の公園の広場に、昔を忍ぶ鯨のオブジェが置かれていた。
(品川区東品川1-7-17)
利田神社  鯨のオブジェ

街を巡る 北品川 善福寺

2010-02-23 06:26:04 | 街巡り_2010
 創建は永仁2年(1294)と古い「善福寺」は、一遍上人が説い
た時宗。伺った時に山門がちょうど開いた。本堂まで進むと、正面
入り口から壁面にかけて漆喰鏝絵の龍が描かれている。伊豆長八の
作だという。
 こちらの寺の本堂はかなり荒れており、手入れが施されてないよ
うだ。調べてみると安政の大地震で倒壊し、現在の本堂は安政7年
(1860)に建っている。150年の時の流れは、はかないもの。
(品川区北品川1-28-9)
山門  扁額