塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 番町辺り 永井坂

2010-05-31 06:19:50 | 街巡り_2010
 日本カメラ博物館での観賞があまりにも早く終わったので、博
物館の西隣ににあるJCIIフォトサロンを覗くと、沢渡朔氏の作品
展「Cigar-三國蓮太郎」が行われていた。俳優・三國さんの日常
を撮り下ろされた作品が並んでいた。
 フォトサロンを後に、番町と九段南辺りは坂道が多いので、麺
処の開店前の時間を利用して歩いてみた。
 路地から広い通りにでると早速、坂道がある。南側から北側に
かけて下る長い「永井坂」。名前の由来は“長い”からではなく、
江戸の頃、この道路を挟んで向かい合っていた屋敷があり、その
どちらも永井勘九郎、永井奥之助という旗本が住んでいたのでつ
けられたという。
(千代田区一番町辺り)

Weekendの麺処巡り 竹蔵で塩雲呑

2010-05-30 13:33:31 | 麺処_2010
 続いての麺処は大泉学園駅近くにある「竹蔵」。2007年3月に
創業されており、塩拉麺に人気がある。本日、初訪問。
 店内のメニューを眺めると「天麩羅のせ冷やし中華」なる文字が
気になったが、ここはグッと堪えて「塩雲呑麺」850円を注文。登
場した器の中は、一見まとまりがないように見られるが、スープの
味はグッと引きつけられ旨いなあ。甘味が出ているのは野菜が多く
使用されているためで、これが太めの平打ち麺とも相性がいいよう
だ。叉焼の代わりにボイル海老、アオサではなくワカメがポイント。
旨い一杯だった。ご馳走様。
 気さくに話をされるご主人が好印象で、店内はモダンジャズが流
れ、とても落ち着く雰囲気が創り出されており良いお店だなあ。次
は7月から始まる“気になる冷やし”を頂こう。

竹蔵
練馬区東大泉6-52-11 03-3978-4131
火~土曜 12:00~14:30、18:00~21:30
日曜 12:00~14:30  月・第3火曜定休日
メニュー  竹蔵

Weekendの麺処巡り 十兵衛でラスト麺

2010-05-30 13:28:15 | 麺処_2010
 西武池袋線・大泉学園駅とそこから南下した石神井公園までの間
にある麺処「十兵衛」が、本日で閉店する。
 今から約10年前の6月、練馬区石神井台3丁目で創業されたこ
のお店は、若い頃から全国の麺処で食べ歩きをされてご自分の舌に
あった味を追求され創業された麺処である。ご主人の小曽根さんと
麺談義に華が咲いた。女将さんも元気一杯だ。
 本日が最後の日とあって、開店前から常連さんをはじめ数多くの
ファンや愛好者で行列は伸びていた。惜しまれつつ閉店するのは名
残惜しいが、最後のつけ麺を頂こう。
 いつものように開店前の並びから注文を聞いてこられ、つけ麺を
和風で太麺大盛りをオーダーする。2種類のスープと3タイプ(以
前は平打ち麺もあった)の麺がそれぞれチョイスできるお店が、ま
たひとつ消える。ご馳走様、そして、お疲れさまでした。
 6月からは厨房担当スタッフさんが、この場で屋号を変えて営業
されるとのこと。
インフォメーション_1  告知

ミュージアム巡り 日本カメラ博物館 エコーエイト

2010-05-30 05:42:08 | ミュージアム巡り
 このミュージアムで圧巻なのは「ライカコレクション」、当時
は高嶺の花で、日本のメーカーは競って真似をしたんだろう。そ
れがいつの間には日本のカメラが世界を席巻しているのだから、
当時の方はどう思うだろうか。
 スパイ&ディテクティプカメラのコーナーには、シガレットや
ステッキ、コーラの缶カメラなどが展示されていたが、はたして
あれでチャンと撮れるのかしら。
 その中で目を見張ったのがヘップバーンの映画「ローマの休日」
(1953年、アメリカ)で、カメラマン役のE・アルバートが使
用したライター型カメラの「Ecoh Eight」。実は日本製だったと
は知らなかった。
 調べてみると、鈴木光学が1951年に発売したオイルライター
型カメラ(決してジッポーではない)で、レンズは3群3枚固定
焦点のエコール、15mmF3.5。絞りもありF3.5、F5.6、F8の3
つ、1/50秒とBのシャッター。8mm、6×6mm判、20枚撮
りのフィルムだった。1955年には「Camera-Lite」、翌年に
「エコーエイト」とした改良版が登場している。
(千代田区一番町25)

Weekendの麺処巡り 新宿・凪で煮干し

2010-05-29 13:25:52 | 麺処_2010
 本日のミュージアム巡りは「刀剣博物館」。
 田舎の自宅には日本刀が何振りかあって、子供の頃から刀には興
味があった。全国の城を巡ると必ず刀が展示されており、そのコー
ナーでは時間をかけて観賞している。刀剣博物館のレポは後日。
 代々木から歌舞伎町のゴールデン街へ向かう。昼間のこの界隈は
夜の喧噪が嘘のように静まりかえっている。その一角に昼間から営
業している麺処がある。「新宿煮干しラーメン 凪」だ。
 以前の「Nagi」は夜から早朝までの営業時間で、新生「凪」の昼
営業に足を運ぶのは初めて。それに限定麺として「塩拉麺」800円
が提供されている。
 早速、狭い階段を登り券売機へ。なんと限定「塩」のボタンには
バッテンマークが。スタッフの方に伺うと、本日は失敗したとのこ
とで、塩ダレが出来なかったのだろうか。ならば、煮干し拉麺750
円のチケットを買ってカウンターへ。この席に座るのは何年振りだ
ろうか。
 煮干し香る一杯が登場、煮干しのスープが旨い。茹でる前に程良
く手もみされた平打ち縮れ麺が、スープを持ち上げて香りを愉しめ
る。口の中で弾ける食感の麺だ。さらに“いったんも麺”と呼ばれ
る超幅広の麺が、トロンと喉元を通り過ぎる瞬間に悦びを感じてし
まう。これはいいなあ、実に旨い。ご馳走様。

新宿煮干しラーメン 凪
新宿区歌舞伎町1-1-10-2F
11:30~15:00、18:00~翌5:00
日・祝日 12:00~翌2:00   無休
昼間の新宿ゴールデン街  新宿煮干しラーメン 凪

ミュージアム巡り 日本カメラ博物館 珍品カメラ

2010-05-29 07:22:10 | ミュージアム巡り
 館内は各コーナーに分けられ、それぞれが興味を持って観賞でき
何度でも訪れたいミュージアムだ。仕事として初めて手にした懐か
しいニコンの一眼レフ機種もあり、今、当時のこのマニュアルフォ
ーカスのカメラで仕事をしろと言われれば、はたして撮影できるの
かとはなはだ怪しく苦笑いが出る。
 パンフレットには珍品カメラの「フォトスフェール」「エスコペ
ット」「ランカスター・ウォッチ」が紹介されていた。

Weekdayの麺処巡り がんこ八代目で冷やし

2010-05-28 12:59:42 | 麺処_2010
 本日は東京ビッグサイトでとあるイベントの取材をこなし、帰社
する前に麺処でランチでも摂ろう。末広町へGO。
 さて、5月20日から「がんこ八代目」恒例の“冷やし”が登場
すると、先日同店に伺った時に北沢店主から声がかかっていたので、
遅ればせながら本日伺ってみた。店頭に設置されている券売機の下
の左側に「冷やし」のボタンがあった。
 昨日の雨も上がり爽やかな気温の中、暖簾をくぐると、厨房から
キツ~いギャグが飛んできたので、それを軽く流してカウンターへ。
気温も23度ほどで少~し暑いほどであるが、私にとっては季節も
のの初日である。
 器の中は、海苔を耳に、またカリカリ梅干しを目に例えたらウサ
ギになった感じの2010バージョンだ。キンキンに冷えたスープに、
しっとりしなやかなチキンスライスを舌鼓しながら箸を進める。
 この紫蘇の利いた塩の冷やし、とっても旨かった。ご馳走様。
券売機   がんこ八代目

ミュージアム巡り 日本カメラ博物館 世界初のカメラ

2010-05-28 06:20:05 | ミュージアム巡り
 国内はさておき、世界で始めて製造されたカメラが展示されてい
た。1839年、フランス学士院の科学・芸術アカデミーで発表され
たのがルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが製作した「ジルー・ダ
ゲレオタイプ」の銀メッキ銅板を感光剤とした銀盤写真機だ。
 当時は、F17程度のレンズのため露光時間が10~20分間程かか
り、その後レンズと感光剤の改良により1~2分で撮れるようにな
る。それまでは苦労があったことだろう。
 販売は、ジルー商会から市販品が登場する。カメラの木製側面に
は「ダゲール自信の厳重な管理のもとに製造した。品質を保証する」
と彼自身のサインを施した楕円プレートが貼付されていた。
 世界のカメラ・写真博物館でもこのタイプのカメラを展示してい
るところは数館しかなく、日本ではこちらだけ。ちゃっかりしたも
ので、プレートや木製台座など細部にまで再現したミニチュア版を
4,500円で販売していた。
(千代田区一番町25)

ミュージアム巡り 日本カメラ博物館 初カメラ

2010-05-27 06:39:59 | ミュージアム巡り
 さて、中学生の頃から叔父に頂いた二眼レフカメラ「リコーフレ
ックスV?」(1954年製、6×6cm判ブローニューフィルム)を
いじり廻し、自宅横の神社境内やメーデーのデモ風景の写真を撮っ
たことを思い出した。
 私の手に渡った当時は、撮影レンズの組み合わせ内側にクモの巣
状のカビがはびこり、カメラ屋に持ち込んで分解清掃をしてもらっ
たが、この料金が以外にも高かったなあ。
 この二眼レフ、安価な価格でカメラ人気の発端となり、雨後の竹
の子の如く数多くのメーカーが乱立したという。その中で、ニコン
とキャノン、ペンタックスなどのメーカーは一眼レフに絞り、二眼
レフには見向きもせず、製造・販売していないという。
 この二眼レフは今でも自宅の書籍ボックスに鎮座しており、ちゃ
んとシャッターも切れる。時たま手にとって眺めるのも、また愉し。
 この博物館にも同機種が展示されていたが、その横の高級機(ロ
ーライフレックス)は今でも高額で取り引きされているのだろう。

ミュージアム巡り 日本カメラ博物館 撮影NO

2010-05-26 06:22:43 | Weblog
 雨上がりの4月17日、九段・一番町にある「カメラ博物館」を
訊ねた。仕事柄、カメラで撮影することも生業のひとつであるため、
以前から興味のあったミュージアムに伺いたく思っていたもので、
今回が初めての訪問となった。
 多くのミュージアムが館内撮影禁止である中、まさかこちらはそ
んなことはあるまいと、受付で入館料300円を払い撮影の件を伺う
と“NO”とのこと。カメラ博物館で写真を撮らせないとは・・・、
それでもルールに従うしかない。
 ということで、博物館の写真はエントランスのプレートと外から
の写真のみ。ただし、A4三つ折りのパンフレットを頂いたので、
その中に掲載されていた印刷物をスキャンしてみた。
 日本のカメラメーカーが協力して1954年に設立された日本カメ
ラ財団(旧:財団法人 日本写真機検査協会)が母体となって、
1969年に当博物館が設立。国内外のカメラ数千機種と貴重な資料
が集められ公開されている。日本カメラ博物館の館長は、元国会議
員で大臣経験もある森山真弓氏。
 写真は撮れなかったが、いろいろ勉強になった。
(千代田区一番町25)
博物館の外より