多摩川の土手を再び引き返し、京急と東海道本線の踏切を渉り
西六郷へ。やって来たのは「寶幢院」(ほうとういん)。こちら
の境内に大田区最古の梵鐘があるという。
早速、山門に入ると左側に重量感のある梵鐘塔が目に入る。延
宝9年(1681)、当時の住職・法印弁栄が願主となって勧進し、
鋳物師の椎名伊予守良寛により多摩川の河原で鋳造されたという。
制作年代も古く、美術的にも高く評価されている梵鐘だ。
また、梵鐘塔の下に「水船」(手水石)が置かれていた。こち
らは梵鐘よりもさらに古く、寛永20年(1643)の制作と在銘が
彫られている。元々、当院の境内にあった熊野社の手洗いとして
使用されていたものが、明治の神仏分離で社が六郷神社に合祀さ
れた際、この水船だけは残されたという。
(大田区西六郷2丁目52-1)
水船
西六郷へ。やって来たのは「寶幢院」(ほうとういん)。こちら
の境内に大田区最古の梵鐘があるという。
早速、山門に入ると左側に重量感のある梵鐘塔が目に入る。延
宝9年(1681)、当時の住職・法印弁栄が願主となって勧進し、
鋳物師の椎名伊予守良寛により多摩川の河原で鋳造されたという。
制作年代も古く、美術的にも高く評価されている梵鐘だ。
また、梵鐘塔の下に「水船」(手水石)が置かれていた。こち
らは梵鐘よりもさらに古く、寛永20年(1643)の制作と在銘が
彫られている。元々、当院の境内にあった熊野社の手洗いとして
使用されていたものが、明治の神仏分離で社が六郷神社に合祀さ
れた際、この水船だけは残されたという。
(大田区西六郷2丁目52-1)
水船