塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 洛中その1 猿ヶ辻

2010-08-31 06:21:47 | 街巡り_2010
 京都御所を訪れたなら必ず伺うところが、ここ「猿ヶ辻」。
 御所の北東の角は鬼門に当たるため、築地堀の角っこが折れ曲が
っており、ここを「猿ヶ辻」という。屋根の軒下には金網が張られ
中に烏帽子を被り御幣を担いだ木造のお猿さんが座っている。
 このお猿さん、鬼門を護るため日吉神社から使いに出されたもの
だが、夜な夜な付近をうろつき悪さをするために金網で中に閉じこ
められたという。
 これだけの広大な御所を小さなお猿が一匹で護る、なんともおお
らかな話ではないだろうか。
(京都市上京区京都御所内)
猿ヶ辻_2

街を巡る 洛中その1 御所の一本道

2010-08-30 06:27:34 | 街巡り_2010
 8月11日から短い夏休みを利用して“そうだ、京都行こう”を
敢行した。当日は台風4号も北上しており、翌日の12日あたりは
雨となると天気予報が知らせてくれた。
 朝イチの新幹線で京都駅に着くと、南口近くにあるレンタルバイ
シクル屋へ直行。3段変速の軽快な1台を借り受け洛中へ。京都御
所近くのホテルを予約していたので、パソコンなど荷物をフロント
に預け、目の前の御所に蛤御門から入所。
 お目当ては朔平門から東側の角にある「猿ヶ辻」へ。その前に、
玉砂利が敷かれた広い御所内の中央に、約10cmの幅の轍・1本道
が付いている。
 これは東西南北と洛中人が自転車で移動する時、御所内を通れば
かなりのショートカットになるため、そこを数多くの自転車が通っ
て出来た細道なのだ。
 対向車が来た時はどうするのか見守っていると、あちらからおば
さんが、こちらから学生さんがやって来てハチ遭うと思ったところ、
数メートル先で学生が脇へよけた。やはりおばちゃんは強いなあ。
(京都市上京区京都御所内)
一本道_2

Weekendの麺処巡り がんこ池袋で黒カジキ脊髄の塩

2010-08-29 14:24:23 | 麺処_2010
 がんこフリークのメガネさんから情報メールが送られてきた。
なんと、本日「がんこ池袋」では黒カジキの脊髄を使った塩拉麺
が振る舞われるという。
 早速、お店に。土居店主に伺うと、遠洋モノの魚、鮪や鰹、カ
ジキ類の中で拉麺のスープになるのはカジキだけで、他の魚だと
魚特有の生臭さが残ってしまうそうだ。
 開店前にはがんこフリークのいつもの皆さんの顔が見えて、久
しぶりにご挨拶。並びも多い。
 さて、注目の一杯が登場。茶色に染まった清湯スープ、檸檬で
魚特有の匂いが消され、旨い塩気に仕上がっている。そして、本
日のサプライズは味付けされた脊髄が登場。骨にそのまま口づけ
して髄を吸い取ると、トロンとした檸檬の果汁が振り掛けてある
ようで、フレッシュに潤いコラーゲンを摂取。奇をてらった中に
も真のしっかりした旨い一杯だった。ご馳走様。
 店を後に、昨日オープンした「KINGKONG」を覗いてみた。
脊髄  SPメニュー  KINGKONG

ミュージアム巡り 印刷博物館 10年のあゆみ

2010-08-29 06:05:30 | ミュージアム巡り
 印刷博物館は今年10月で開館10周年を迎える。それを記念して
「10年のあゆみ」展が開催されていた。この博物館で収蔵されて
いる貴重な資料や写真、映像が年度別にコンパクトに展示されて
いた。中でも“もう一度みたい”という声が多かった資料があり、
とても勉強になり愉しめた。
 今でも印象に残っているのは、グーテンベルグの「48行聖書」、
「オリンピック東京大会公式ポスター」、嵯峨本「徒然草」、「キ
ング」の創刊号など。
(文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内)

Weekendの麺処巡り べんてんでサプライズな塩

2010-08-28 12:24:21 | 麺処_2010
 8月も終わりだというのに、まだまだ猛暑が続く中、冷やっこい
ものを摂取したいところを、グッと我慢してチンチンに熱したサラ
ダオイルを葱の上からぶっかける「べんてん」独特の塩拉麺850円
を頂こう。
 店の夏休み明けの土曜日とあって、待ちの行列は長かった。べん
てんの右横では店舗の内装工事真っ盛りで、パン屋さんがオープン
するようだ。
 10時半過ぎに暖簾が出て、塩拉麺が登場するのを待っていると、
“今日はなんでもトッピングしちゃうよ”と田中店主の声が飛ぶ。
なんだろうと待っていると、出ました。野菜炒めに辛味噌を絡めた
ハンバーグ、ウン? ハンバーグと味噌がなるほどの味でウンマイ。
 スープをすすり麺を口に運んでいると、箸に何かが引っかかった。
おー、大きな特製雲呑が3つもメンマの下に潜んでいた。本日も特
製塩拉麺のようで豪華絢爛。
 暑さを吹き飛ばしてくれる程の汗をかきながら箸を進めた塩、旨
かったなあ。ご馳走様。
特製雲呑

ミュージアム巡り 印刷博物館 デジタルの到来

2010-08-28 05:32:58 | ミュージアム巡り
 1929年に日本印刷学会が設立され、35年には小学校の教科書
が初の多色印刷になる。59年にはファクシミリによる新聞の電送
は始まる。65年には印刷校正記号がJIS化され、69年にはコンピ
ューターによる全自動写真植字システムが始まり、各銀行のCDカ
ードが登場してくる。磁気やICカードにも対応した印刷が登場。
 書籍もインターネット配信により末端機器で購読できるように
なった。
(文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内)

Weekdayの麺処巡り すずらんで燻製牛トマト涼麺

2010-08-27 13:23:20 | 麺処_2010
 渋谷の「すずらん」が8周年目を迎え、その記念の麺が限定10
食程提供されているという。
 早速、伺った。店頭のメニュー看板に、その一品が写真入りで紹
介されていると思いきや、限定麺の案内など一切なし。ならば、ス
タッフの方に伺うと、“あります”との回答が帰ってきた。その麺は
「薫製牛トマト涼麺(和牛ローストビーフとトマトの冷やし麺)」
2,800円。
 登場した器をみると、この夏の猛暑を吹き飛ばしそうで涼しげで、
眺めているだけで涼感が伝わってきそう。
 まずはスープを一口。和牛のスネ肉から抽出されたスープに煮干
しの出汁が絡まり旨い。トマトと檸檬の合わさった独特の酸味がは
んなりと伝わってくる。
 そして中華麺3タイプとトマトを練り込まれた3タイプの、それ
ぞれ乱切り麺が使用され、計6タイプの麺が入っているではないか。
箸から伝わる感じが微妙に違う。
 彩りと形状で、目と舌と味覚を加えた食感を愉しむ。こりゃ、良
いもんだ。和牛のローストビーフもすずらんならではの味付けで美
味しく頂けた。キンキンに冷やした旨口の日本酒で、これを肴にや
りたいものだ。
 冷やっこいスープが並々と注がれていたので、最後はすずらん特
製の香味油を注ぎ、添えられた檸檬を搾ってアオサと一緒に飲み干
した。旨いなあ。大満足、ご馳走様。
すずらん

Weekdayの麺処巡り ど・モーニングで朝ラー

2010-08-27 08:04:06 | 麺処_2010
 今年の7月5日、人形町にある「げんまん」の二毛作営業として
朝麺専門の「ど・モーニング」がスタート。平日のみの営業で、本
日やっと伺えた。
 券売機で醤油味のかけ拉麺300円のチケットを購入してカウンタ
ーへ。早速、注目の一杯が登場。器からは鰹節の香りが満ち溢れて
いる。スープをすすると口の中で鰹の削り節の香りが広がり和風出
汁の液体が優しくのど元を過ぎる。これに浅草開化楼のふんわりと
ウェーブのかかった細麺がマッチして朝ラーの雰囲気を盛り上げて
くれる。
 和風スープと麺、これに入っているのは鶏油に削り節、刻み葱だ
け、とてもシンプル。朝から旨い一杯を頂いた。ご馳走様。

ど・モーニング
中央区日本橋人形町3-7-11
7:00~11:00 平日のみ
ど・モーニング  看板

ミュージアム巡り 印刷博物館 動力を得た印刷

2010-08-27 04:23:37 | ミュージアム巡り
 中世以降は印刷技術も向上して、手工業から機械の導入により
スピードの時代へと変化していく。
 1798年、イギリスのスタンホープ伯爵が総鉄製印刷機を制作し、
毎時250~300枚の印刷能力を発揮する。また、1812年ドイツ
のケーニッヒとバウアーが蒸気動力による円圧式印刷機を作り上げ、
印刷能力は毎時1,100枚にアップする。
 1837年フランスのダゲールがダゲレオタイプを発明し写真術の
祖となる。1846年にはアメリカのホーが輪転印刷機を作り、印刷
能力は毎時8,000枚を記録。そのアメリカでは1867年にタイプ
ライターも実用化されている。
 日本では1870年に初の活版刷り日刊紙「横浜新聞」が創刊され、
1891年に東京朝日新聞が日本初の輪転印刷をスタート。
(文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル内)

Weekdayの麺処巡り 彩で紅塩つけ麺

2010-08-26 22:32:10 | 麺処_2010
 西武新宿線の下落合駅そばにある「中華そば 彩」の別業態の麺
処が、本日、同路線の沼袋駅近くにオープンした。その名は「つ
け麺 彩」。
 早速、帰宅途中に立ち寄ってみると数人の並びがある。なかな
か繁昌しているようだ。初日だからなあ。
 店頭でメニューを確認すると、「紅塩つけ麺」の文字が見えた
のと中盛り300gだったので、そのチケット680円を購入して中
盛りをオーダー。後でジックリメニューを見ると「塩拉麺」もあ
ったり、油の量もオーダーで調整できることが分かった。
 さて、登場したつけ麺、喉ごしの良い自家製麺に、つけ汁は3
億年の昔、海底の底にあったアンデスが隆起して山脈となり、そ
こで採れた“アンデスの紅塩”別名:ローズ岩塩“のタレが使用
され、これがなんともショッパイ。「がんこ」のさらに上を行く
塩辛さだ。私にはあっているか。
 デフォの油だったが、アッサリでオーダーした方が良かったか
も。スープ割りも塩気は抜けなかったものの、私なりに美味しく
頂けた、ご馳走様。

つけ麺 彩
中野区沼袋1-34-24  03-3388-1120
11:30~16:00、17:00~23:00 火曜定休日
スープ割り メニュー つけ麺 彩(株)SAIのHP