塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 山ノ辺の道 石上神宮

2009-06-30 06:23:38 | 街巡り_09
 途中、天理観光農園で三輪の有名な素麺を頂き、しばし休憩。
 食べ終わった直後に急勾配の石畳の道を登り切り、ダラダラと
先を進むと大きな森が現れる。そこに「石上神宮」(いそのかみ
じんぐう)がある。山ノ辺の道の終着点だ。
 奈良時代以前から神宮の号を使用しているのは、伊勢神宮とこ
ちらだけ。それほど大和朝廷の政治に影響力を持った豪族「物部
氏」の氏神として、また朝廷内では軍事担当であった物部氏にま
つわるものとして、宮内には数多くの武器が保管されていたとい
う。
 その中で、神宮皇后摂政52年に百済の使者が献じた「七支刀」
(ななつさやのたち)も納められていると伝わっている。また、
こちらの祭神は「布都御魂大神」(ふつのみたまのおおかみ)と
伝わる神剣だ。そして境内に謎の囲みがあるが、これは何だろう。
(天理市布留町384)
七支刀  境内にある謎の囲い

街を巡る 山ノ辺の道 夜都伎神社

2009-06-29 06:21:44 | 街巡り_09
 念仏寺や衾田陵をスルー、西山塚古墳も通り過ぎるとなだらかな田
圃の中に白いビニールハウスが続く。ハウスの中は苺が栽培されてい
た。道すがら農家の庭先でとれたての苺が販売されていたので3パッ
ク購入。手にぶら下げながら先を急ぐ。
 夜都伎神社(やとぎじんじゃ)に到着。時間はお昼を過ぎており、
境内ではファミリーやグループの方達が美味しそうに手作りのお弁当
を広げて頬張っていた。
 この神社は茅葺きの屋根がある民家風の造り。斎庭には狛犬の左右
を4つの灯籠が横一列に並んで配置されていた。
(天理市乙木町765)

Weekendの麺処巡り がんこ池袋で悪魔

2009-06-28 13:41:19 | 拉麺_09
 今週、24日から“がんこ&がんこ系”のお店が話題を振りまい
ている。なんでもその話題は5日間連続でスペシャルを頂くという
のである。がんこ常連さんでは5連チャンを達成する方がいるとも
いう。フルハウス・満願、素晴らしいことだ。
 その中でその話題の最終となる本日は、毎月第4日曜日“がんこ
池袋”SPの日であり、さらに偶数月は“悪魔”の日である。
 早速、池袋へ。本日の食材は伊勢海老だ。こんな高級食材である
ならば、悪魔ではなく清湯スープで素材の繊細な風味と味を堪能し
たいのであるが・・・。
 開店を待っていると、がんこ常連さんが続々登場。トップは光右
衛門さん、続いてFUJIIさん、アミーゴさん、ビッグスクーターさん、
BUSHさんとお友達。FILEさんとたけぞうさん、メガネさんの顔が
見えない。
 さあ、店のオープン。店内は甲殻類の旨味の素が充満している。
スープを啜ると魚介系や昆布の風味と共に海老の香りも感じる。と
ころが海老ワタのエキスから甘味が出たのであろう、本日の悪魔は
とっても食べやすいやさしい旨味の悪魔になっている。これは旨い。
悪魔から進化した“魔王”とでもしておこう。
(アミーゴさんのブログへ飛んでいけなくなった)
光右衛門さん  BUSHさん

街を巡る 山ノ辺の道 人麻呂の歌碑

2009-06-28 05:37:40 | 街巡り_09
 山ノ辺の道を北上する。中山大塚古墳の手前の開かれた田圃の脇に
万葉歌人・柿本人麻呂の歌碑があった。

 衾道を 引手の山に 妹を置きて 山路をゆけば生けりともなん

 この歌は、愛する奥さんの死を嘆き悲しんだ内容で、火葬の後に弔
い引手の山(龍王山)に埋葬されている。当時の火葬は珍しく、人麻
呂が持統天皇に仕えた歌人であり、この持統こそ、初めて火葬された
天皇であった。
 山ノ辺の道添いには万葉集に謳われた歌、38歌の碑が点在してい
る。再度、山ノ辺を訪れた時は歌碑の設置されたスポットを訊ねるの
もいいだろう。
(天理市中山町辺り)

壬生浪士の墓 番外編 沖田総司忌_2009

2009-06-27 14:12:38 | 壬生浪士の墓
 年に一度、公開されるお墓がある。慶応4年(1868)5月30日、
25歳の若さで没した沖田総司。「総司忌」が本日、港区元麻布の専称
寺で行われた。
 神田神保町から六本木まですっ飛んでみた。11時から始まった一般
の方の墓参が許されて、私もその列に加わる。昨年はトップで墓参り
をさせていただいた。昨年も今年と同じ暑い日で雨は降らなかった。
 時を置いて、総司の辿った事跡を綴ってみたい。合掌。

Weekendの麺処巡り 覆麺で牛麺

2009-06-27 14:07:48 | 拉麺_09
 築地を後に神田神保町へGO。いつものように整理券を確保して
一端、自宅に帰りシャワーを浴びサッパリして築地のレポをアップ、
ノンビリと微睡んでみる。
 再び神田神保町へGO。そうです、毎月第4土曜日恒例の「覆麺
デスマッチ」の日。牛肉の煮込み拉麺が振る舞われる。1杯1,000
円。
 昨年の7月23日に創業した同店は、既に牛骨からスープがとら
れており、牛肉の煮込みがトッピングされるのも、悪魔肉もとい牛
のバラ肉20kgをじっくりと煮込まれたもので新しい試みではない。
それでも、何故か引かれるところがこの店の良いところ。
 牛肉の旨い香りと共に登場した一杯、スープを啜ると鰹節の旨味
がジーンと伝わってくる。その後から昆布の風味がさざ波の如く被
さってくる。これは良い。
 煮込まれた牛肉は、これでもかと盛られており、箸は進めど牛肉
が減らない。これこそ牛丼ならぬ、牛麺だ。ブラックマジック、恐
るべし。
パフォーマンス

築地市場で喰い道楽 やじ満で浅利

2009-06-27 08:15:17 | 拉麺_09
 本日は早起きをし、築地市場を目指す。その後、麺処巡りの予定
があるので「やじ満」で軽~く「浅利拉麺」950円を頂くことにし
よう。朝はそれほど湿気もなくサラッとした風が頬を撫で、梅雨時
期だというのにとても気分のいい朝だ。
 と、いうわけで開店直後のやじ満に到着すると、大盛況の満席状
態。ほとんど市場で働く男衆達で、遅い朝食なのか黙々と箸を動か
し、器に盛られた秀作の品々を平らげていく。活気が溢れたその仕
草に、見ているだけでおこぼれのパワーを私にも、少しだけでもい
ただけたような気がする。
 さて、浅利拉麺の登場だ。本日の浅利の身は、いつものように大
振りでプリプリの歯ごたえがたまらない。そして旨いスープと麺の
集積された結晶を吸収し、一日の始まりに一条の頼もしい閃光が我
が心に灯ったようである。ごちそうさま。

街を巡る 山ノ辺の道 名もない石仏

2009-06-27 03:31:19 | 街巡り_09
 蜜柑畑の中を通り、その先にこんもりとした林が見えた。ここが
「景行天皇陵」で、道すがら天皇陵の3号陪塚を通り過ぎて先を急
ぐ。ダラダラと続く道の先に同じようなこんもりとした林が見えた。
続いて「崇神天皇陵」。道を挟んだ左側には「櫛山古墳」があった。
 長岳寺の参道手前に名もない「石仏」に目を引かれた。この仏様
を眺めていると、今まで長い道程で疲労していたものが解き放たれ、
ほっと心が和んだようだ。石の仏に心を洗われたようだ。
(天理市柳本町577辺り)

街を巡る 山ノ辺の道 神籬の石

2009-06-26 06:23:31 | 街巡り_09
 なだらかな山里の蜜柑畑や田圃風景の中、道端に「神籬」(ひもろき)
と呼ばれる石の表示があったので、農道を少し下る。すると、先ほど
歩いてきた「崇神天皇磯城瑞籬宮跡」のところで登場した「神籬の石」
が田圃の農道脇に設置されていた。
 これは神祭の施設において、神霊の降臨する場所であった神籬に由
来すると伝承されている。日本書紀の崇神天皇六年条に、「豊鍬入姫
命をして天照大神を倭の笠縫邑に祀る。よりて磯堅城の神籬を立つ」
とあり、神籬が神祭の古い形式であったという。
 古代の頃、この神籬の石を設けて神霊をお迎えし、神祭が行われた
のだろう。この辺り一帯は巻向遺跡があり、当時の面影が偲ばれる。
(桜井市巻向辺り)

Weekdayの麺処巡り 覆麺で油覆麺

2009-06-25 19:29:15 | 拉麺_09
 一ツ橋で打ち合わせを終え、久しぶりですぐ近く神田神保町の
「覆麺」に伺った。今週末には恒例の“覆麺デスマッチ”と称した
イベント麺が振る舞われる。その麺とは「牛タップリ盛り拉麺」と
題した紅生姜のせの牛煮込み拉麺とのこと。さて、私は当日伺える
のかしら。さらに、2010年2月27日には「竜宮拉麺」なるお祝
いの一杯が、いわく付きで提供されるとのこと。
 さて、こちらではまだ食していない「油覆麺」なる油そば800円
を注文。麺の上には揚げ葱が盛られ芳ばしい香りが漂う。その余韻
に浸る前に、やおら器の底に潜んだ塩ダレとオイルを、麺をテコに
してひっくり返して天地を入れ替える。その後はマゼマゼ・・・。
 そうこうしていると、タレと麺が和んだようにしなやかになり箸
でつまめる状態になって頂くのである。途中で半個体状のドレッシ
ングであるマヨネーズと豆板醤を絡めて味の変化を楽しんでみる。
なるほど、汗ばむ陽気の時期には、油そばもいいもんだ。
27日のデスマッチ告知  竜宮拉麺の告知