塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

近頃、夕焼けが美しい

2006-08-31 06:52:36 | Weblog
 恒星である太陽の大きさを地球に例えるなら、
地球の大きさは林檎ほどだ、と、むかし、理科の時間で覚えた。
 それだけ超巨大な太陽は、人類にとって計り知ることの出来ない
恩恵を与えてきた。
 語れば切りがないが、夕焼けものそのひとつ。
見ているだけで、郷愁が漂い、何となくセンチメンタリックになってしまう。
一瞬の光景だけど、赤く色づいた空を見上げるだけで、
心が和み、休息のときを与えてくれる。

 空が赤く染まる夕焼けの原因は、7色の太陽光にある。
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色の光が混ざり合っている。
この7色光は、大気中に堆積している水蒸気やチリ、ほこりの粒に反射し、
散乱してしまう。
地上に届くのは、その内、反射しにくい黄、橙、赤の色だ。
 特に、排気ガス等の化学物質が大気中に散らばれば、
黄色も橙色も散乱してしまい、赤色だけが地上に届くことになる。
 大気が汚染されているほど、夕陽は赤く染まるため、
真っ赤な夕陽が出た時など、最高の風景美を味わいたいところだが、
逆に地球が“汚してくれるな・・・”、と泣いているんだろうな。
これには、地球温暖化現象も含まれているんだね、きっと。
 写真は、自宅近くの黄昏時。

秋刀魚を賞味する

2006-08-30 07:06:22 | Weblog
 秋の代表味覚といえば、秋刀魚。
 8月頃、千島列島から南下を始める秋刀魚は、秋から冬にかけて
太平洋で産卵をする。そのため、秋刀魚は体力をつけるため
脂肪を蓄えなくてはいけない。
これからの秋刀魚は、この脂肪がのり、旨みがグンと増してくる。
 塩焼きにして、スダチかかぼすをチュッと絞り、わたと一緒に
大根おろしで頂く。脂っこい秋刀魚には、消化を助ける
酵素ジアスターゼが含まれている大根おろしが一番。
 日本酒、焼酎、ウィスキー、ワイン、ジン、紹興酒、何でも合う。
私は、もっぱらウィスキーのハイボール+天羽乃梅だ。
 
 秋刀魚といえば、古典落語に「目黒の秋刀魚」が有名。
目黒に馬の早掛けに出かけたお殿様(松平出羽守)が、
お昼に茶屋で出された塩がふられ焼き上がったばかりの
熱々の秋刀魚を、いたく気に入られた。
城に戻られたお殿様は、あの味が忘れられなく、
早速、秋刀魚を所望。
しかし、大名であるお殿様、調理されて出された秋刀魚は、
毒味係が健康を気遣うばかりに、出てきた秋刀魚は蒸して脂分を落とし、
さらに、さました冷たいものだった。
お殿様、一口頂くなり閉口してしまった。まずいのである。
そこで、お殿様、家臣に尋ねられた。「これはどこの秋刀魚じゃ」
家臣は胸を張って「ははー、房総沖で獲れたものでございます」
これみよがしにお殿様、「それはいかん、秋刀魚は目黒に限る」
 お後が宜しいようで。
 さて、今年の、「第11回目黒秋刀魚祭」は、9月10日に開催。
岩手県宮古市から5,000匹の秋刀魚と、徳島県からスダチ8,000個が
提供され、秋刀魚の塩焼きと生が無料で頂ける。
メイン会場は、誕生八幡神社(JR目黒駅東口、下車1分)。

 ところで、以前、とある居酒屋で常連さんらしき方が、
「あかしや」お願いね、と板さんに注文していた。
あかしやとは、何なのか気になって、出てくるのを注目していたら、
なんと、秋刀魚だった。
なるほど、明石家さんま、か。
こちらも、お後が宜しいようで。

Weekdayの麺処巡り 秋龍で夏限定を頂く

2006-08-29 18:52:11 | Weblog
 昨年の9月23日にグランドオープンした「ラーメン秋龍」、
夏の限定ラーメンがあるとのことで、帰宅途中、下車して伺った。
今回2回目である。店主は、若くてイケメン。
 オープン当初に伺った時は、とんこつベースの塩、しょう油、味噌があり、
支那そば、つけ麺がメニューに載っていた。
 今回の夏限定は、支那そばのあっさり塩バージョンとのこと。
メニューのサブタイトルに「無化調総天然味」と記入されている。
で、オーダーは、あっさり塩そば680円。
この夏限定は、玉子780円、海苔780円、チャーシュー930円、特製980円と
さらにトッピングバージョンも豊富。
 出てきた夏限定、見た目で私の嗜好モードは高い。旨そうだ。
まずは、スープ。確かにあっさりでしょっぱさも感じないライトな味。
麺は少し縮れた細麺。チャーシューも柔らかく癖がない。
メンマもちゃんと調理されている。ほぼ満点である。
 この夏限定は、9月中旬までメニューに載るとのこと。
もう一度食べておきたい一杯だった。
 お酒もあり、夕方からは酒肴も多く用意されている。
 場所は、中杉通りから路地を少し入った、目立たないところにあり、
昨年伺った時は、集客に苦労されるのと、店の維持に不安を感じたが、
杞憂に終わって良かった。

ラーメン秋龍(しゅうりゅう)
杉並区鷺宮4-2-15 月曜定休日
11:30~14:30、17:30~25:00 日曜は ~23:00
03-3338-1845

「がまのほ」を見つけた

2006-08-29 07:13:42 | Weblog
 夏の植物に分類されるのだろうか、先日、「蒲の穂」を見つけた。
写真の品種は「ヒメガマ」と呼ばれている。三重県津市の片田舎で。
 昔話、因幡の白兎のなかで毛をむしり取られた兎に、
大国主命が「ガマ」の花粉【漢方薬では蒲黄(ほおう)】を
身体につけるよう助言した、あの話の中に出てくる「がまのほ」。
 もうひとつ、大道芸などで見られる「がまの油」の口上で出てくる
「がま」は、がま蛙のことで、「がまのほ」とは違う。
同じ特効薬の意味合いを混同させたように思えるが、さて如何に。
 さらに、蒲鉾の由来も、ちくわ蒲鉾から来ている。
もともと魚のすり身を竹に付け火に炙った。これが竹輪であり、
その姿形が植物の「がまのほ」のような形だったから、
蒲鉾と命名されたそうだ。

通勤途中でF1マシンに遭遇

2006-08-28 10:20:46 | Weblog
 本日、通勤途中のJR恵比寿駅、西口コンコースに
なんと、F1マシンが展示してあった。
よく見るとゼッケン14だから、D・クルサードが駆る
「レッドブルRB2」だ。
エンジンはフェラーリのV8が搭載されている。
 F1日本GP(鈴鹿サーキット)は10月8日なので、
この展示はきっと、レッドブル飲料水のプロモーション用だろう。
 F1といえば、フジTVの冠スポンサーになって
今年で20周年の年だそうだ。
私も、1987年鈴鹿での初開催以来、約10年間はMEDIAとして
取材に行っていたんだが、取材用暫定パスの申請が非常に厳しくなり、
日本GPだけの取材だけでは許可されなくなってきた。
 つまり、レポートや写真が必要なMEDIAは、パーマネントパスを
受けているMEDIAから入手(もちろん有償で)しろとのこと。
現在でも、申請は厳しく、入手は非常に難しいそうだ。
 私の頃は、アイルトン・セナが全盛で、
追々、セナの話も取り上げてみよう。

色のコントラストに驚く

2006-08-28 06:56:18 | Weblog
 私はキリスト教徒ではないが、海外に行くと聖堂や教会を
訪ねるのが好きだ。
 建物の中に入ると、凛とした静寂を身体全体で浴びさせてくれる。
全てが無になっていく。あの雰囲気は一種の陶酔なのかもしれない。
 以前、パリに滞在していた時、パレロワイアル周辺をふらっと
歩いていた時、大きな聖堂があった。
何の情報もなく、入場料を払って入ってみた。
そこは、聖処女マリアが祭られている教会、サン・トゥスタシュ聖堂だった。
いろいろ見て廻る内に、暗闇の中から目映いばかりの色とりどりの
光が目に飛び込んできた。
これほど鮮やかなステンドグラスを見るのは初めてだ。
 後で同聖堂のいわれを調べてみると、偉大な作曲家モーツァルトの母、
アンナ・マリア・モーツァルトが1778年7月3日に亡くなり、
ここで埋葬されている。

街並み

2006-08-27 04:51:19 | Weblog
「散歩の達人」とは良くいったもので、
いつも歩き慣れている近所の街並みを、違った目線で歩いてみる。
そこで、新たな発見があれば喜び、自分にとってプラスになれば、
至極の究極となる。
 仕事先では早足なのが、休日はぶらぶら目的もなく歩いてみる。
それも午前中がいい。まわりの空気が新鮮で、気持ちもリラックスできる。
これが午後になると、何となく気分が重くなる。
なぜだろう。散歩は朝に限る。
 最近、カメラがデジタルになり、持ち運び便利になったものだから
先々で撮影するようになった。
自分で見たまま、聞いたままを素直にカメラに収める。
これこそ究極の遊びだろう。
 今日も元気に地球を歩こう。
 写真は、以前滞在したパリ・凱旋門の見晴台からモンマルトル、
サクレ・クール寺院方面を見たところ。


Weekendの麺処巡り こくや原田店で旨い塩にありつく

2006-08-26 16:42:52 | Weblog
 名古屋でもう一店、伺ったのは「こくや原田店」。
ここは、今年の5月17日、「中華そば こくや」の2号店としてオープン。
こくやの店主は、名古屋のラーメン中興の祖とまで言われている
有名店「中華そば屋 三吉」で修行され、
中区正木1-13-1に新規オープン。
 そして、もう少し交通の利便性の良い場所に、2号店を出されたのが、
この「こくや原田店」である。
店内は昭和のよき時代を表すレトロな作り。元気なお姉さんが接客。
 早速、塩ラーメン700円を注文。
麺もスープも具も、文句なくひとつ一つが生かされ、ハーモニーを醸し出す。
バラのロールチャーシューも旨い一品だった。

こくや原田店
名古屋市中区栄3-2-115 日曜定休
11:30~14:30、18:00~22:00
052-251-5981

Weekendの麺処巡り チーナ・ヒロで松茸麺

2006-08-26 16:39:47 | Weblog
 馬場の「べんてん」を後に、東京駅に急ぐ。これから名古屋に赴く。
名古屋のサンシャイン栄に入っている「チーナ・ヒロ」で、
季節を先取りした「松茸麺」をメニューに挙げたという情報が入り、
早速、伺った。
 このチーナ・ヒロは、東京・青山「リストランテ・ヒロ」オーナーシェフの
山田宏巳氏と、原宿の四川料理「龍の子」のシェフ、安川哲二氏の2人による
イタリアンと中華のコラボ店。
創作麺も豊富で、季節毎にアイデア一杯の麺を提供している。
 さて、店内は麺処と呼ぶには相応しくない、立派なレストラン。
ストレートの広々としたカウンター12席と、奥には十数席あり、
ランチもディナーもゆったりとしていただける。
 オープン厨房で、シェフの動きも一目瞭然だ。
注目の松茸麺1,890円(税別)をオーダーする。
松茸を炙るのに時間がかかるとスタッフ。では、生ビールを、と注文。
中華風お通しも出て、まったりとなったところで、松茸麺、登場。
 思ったよりシンプルなビジュアル。
出される直前に沸騰した香味油を器全体に浴びせていたのは、
ネギの臭みを飛ばすためかな。
 麺は、加水しない蕎麦のような、ストレートの細麺。
スープは、しょう油を隠し味に、和風プラス中華コンソメ的な感じかな。
 注目の松茸は、割いたものを炙って風味を引き出しているものの、
少々、焦げ臭さが出ていた。
途中で、スダチを搾ると酸味が風和して、より松茸本来の香りが引き立った。
 松茸は、季節の先取りだとしても、この麺とスープの取り合わせは
初めての味で、今後のチーナ・ヒロ創作麺に注目したい。

チーナ・ヒロ
名古屋市中区錦3-24-4 サンシャイン栄6F
11:00~22:00 無休 052-310-2605

Weekendの麺処巡り 夏休み明けのべんてんで並ぶ

2006-08-26 16:34:46 | Weblog
 8月19日から22日まで短い夏休みを取られていた高田馬場の
「べんてん」。今日も早よから並ぶ。いつものように常連さんと
楽しい会話。アロハさん、地主さん、すったサン、ハンガーさん、体操さん、
何ということのない話なのだけれど、酸いも甘いも、
豊富な人生を歩んでこられた御仁の方ばかり。
一言一句が教訓と思い、ジックリと聞いておく。
私の人生にプラスになれば、これまた大いに楽し。
さらに、地主さんは慣れないパソコンをお持ちになり、操作方法等を
お聞きになった。パソコンなんぞ、失敗しながら慣れていくものですと
アドバイス申し上げた。
 10時と同時に入店、さあ何にしようか迷った挙げ句、
本日の気温もそれほど上がらず、塩ラーメン麺少なめ800円を注文。
麺も旨い、スープも旨い。満足の一杯だった。
 田中店主は、ついに痛風になったそうだ。痛くて痛くて、
早朝の常連さん相手が終了すれば、病院直行とのこと。お大事に。
 私は、さあ、目指すは、名古屋。