12月の実質稼働日は,半分近い18日くらいです。稼ぎが少ない上に毎月の借入金返済資金や、年末賞与等も負担になっています。26日以降は運輸業も仕事じまいに入いりますから、発送もままなりません。先方かて売れないのに引き取る訳がないのです。さて、今年の大阪では、昨年末倒産の吉野製版印刷を加えると、6社の印刷会社が倒産しました。2月には仁巧印刷の6億、3月ラビトの3,4億,6月の北岡10億、9月の協和ビジネスフオームの3億、12月のグラフ印刷6億円と続きました。何れも,受注不足でした。売上げが落ちて利益が上がる会社は有りません・・・人員整理をし、人件費を落としたとしてもです。「設備時・設定稼働率」が見込みより落ちるのが毎年続きますと設備投資の借入金返済が出来なくなって倒産にいたります。話題のオリンパスも倒産予備軍入りになりそう、自己資本比率が11%から4、5%に迄落ちたらどうしようもないのです。内容の良い内部留保の多い良い製造業では、自己資本比率50%から80%の会社も有るくらいなんですから・・・。(製造業は、設備が古くなると更新し、再投資しますから特に自己資本が厚くないと継続出来ない運命)もう一度解説すると,他人資本は返さないといけない金,自己資本は返さなくても良い金なんです。内視鏡と違って,カメラは一般庶民が買ってくれる商品ですから、このイメージダウンは致命的でしょう。写真は,高知市春野の菊花展の物です。