西に傾いた日が、パソコンを照らしています。 本日、夕飯は一人で寂しく‥‥。 奥様は安全協会の総会にお出かけ。 またまた、一人焼肉器を前にして、アスパラガスや、野菜の数々を準備して‥‥。 なんだかひとりでは、食慾が出そうにありません。 が、しかし、体重が急激に下がってはいけないので、頑張って食べています。 六十四キログラム台まで下がって来たのですが、運動不足なのがたたっていて、血圧は下がりません。 それでも、かろうじて安全基準にはなっています。 それにしても、お日様の力は大したものです。 窓を閉めていると汗が出てきますが、開けると寒さが一気に入ってきます。 こんな部屋で転寝をすると、夜寝られなくなるので、睡魔との戦いを繰り広げています。 さーて、夕飯の支度でも始めましょうかね。
十時前から、我が部屋には日が差し込み、暖かくなってきた。 着て居る物を一枚脱いでも十分な温かさだ。
向かいの山を見ると、中腹から上はすっかり秋である。
そんな小春日和の中で、写経の準備をしている。 本文が有るので、その上に今一枚紙を載せて書くようになっているが、ここは直接書き込むこととして、コピーをしておくこととした。 印刷機でやれば簡単な事である。
準備万端整ったが、今一つ不足に気付いた。 下敷きが無い。 墨で書くので、下敷きが無いと水分があばれて机の上は、わやになる。 わやになると言っても、広島弁は皆さまには理解できまい。 駄目になることを言うのだ。 マウスパッドの下にしようと、買ってきたものを置いておいたが見つからない。 板を一枚探し出してきて代用品としたのだが果たしてうまくいくかはお楽しみだ。
午前四時、ストーブのスイッチを入れた。 肺が弱っているので、出来るだけストーブは使わない様にしている。 が、今朝はそうはいかない様だ。 気温６℃。 三十分経つが、二十度に成らない。 そこは、平素よりストーブ抜きの生活をしているので、布団から抜け出して、机の前で考え事をしている。 運転免許書き換えの事前講習の知らせが行方不明なのだ。 奥様が入れて置いて呉れたが、何処に入れたか失念したそうである。 その時の事を思い出そうと色々考えているが、私も思い出せない。 以前は、我が奥様はかたずけ魔だけに、今回のようなことは無かった。 一昨日、買い物や雑用で家を空けた間に、我が部屋が妙に片付いていた。 どうも奥様は、書類側が部屋にあるのではと思ったようだ。 一方の私は、物が雑然としているが、何処に何が有るか記憶している。 その中で、耳かきが二本無くなっているのに気付いた。 が、それを奥様にいうとまた夫婦げんかになるので辞めて置いた。 奥様の性格は、同じものは同じ所に置かないと気が済まない。 きっと下の、鏡台の引き出しに引っ越したのだと思われる。 私はそこが違って、耳が痒いと、直ぐにその時に、耳かきが欲しいのだ。 そこで、机の引き出しの一番上に置いている。 筆記用具と、同じスペースに何時もあるはずなのだが、奥様は筆記用具と耳かきが、同じ所にある事が許せないのだ。 此れだけは幾らお願いしても変わらないから、言わない事にしている。 昨日百均に出かけた時、耳かきを購入して引き出しに入れて置いた。 その百均で、薄墨の筆ペンがある事を知った。 考え方によれば、今までない事の方が可笑しかったのだろう。 カラーペンがある時代、色は自由自在に作れるはずだ。 普通の物と一緒に買ってきた。 何故かというと、昨日早い時間に、本箱の中で写経練習帳なる物を見つけたからだ。 めくってみると、二ページだけやって、あとは未使用。 そう言えば奥様がやり始めて、そのままになった物の様だ。 何時もは、終り迄やりきる方なのだが、意味が気になってそちらに気が行ったのだったことを思い出した。 ここは一つ私がやってみようと思い始めたのだ。 と言うのも、パソコンを始めて三十年、鉛筆や筆を使うことが無くなると、文字が出て来なくなったからだ。 手で書こうとすると、漢字が出て来ない。 パソコンで変換する時は、間違っている時は直ぐに判るのに、書こうとしたら自分の名前と住所くらいしか書けないのだ。 近頃それに気付いて、何かしなければ、と思い始めて居た所だったのだ。 と、そんな動機で、本日から写経を始める。
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