藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アスベストとは何か?

2011-12-18 10:00:39 | 社会・経済

   スベストとは

アスベスト(石綿)は地中にて生成される岩石の仲間です。綿のように軽いので、石綿(いしわた・せきめん)とも呼ばれています。

 多くの長所を備えているため、鉱物資源として世界中で様々な目的に使用されてきました。燃えないので、不燃材料として耐火建築物や耐火構造物にはよく使われてきました。気密性も高いので、断熱材・保温材・吸音材に利用されてきました。軽いので、屋根や天井などに使われました。加工しやすいので、布状・帯状・糸状など形は様々でした。粘着性があるので、塗料やセメントなどに混ぜられました。頑丈なので、強い力や摩擦のかかる場所に使われてきました。身の回りのいろいろなところで使われています。

 アスベスト(石綿)は一つ一つは1000分の1ミリほどの、目には見えない小さな繊維状の物質です。材料としては理想的でしたが、私たちの健康には悪影響を与えます。アスベスト(石綿)は発ガン性物質です。加工や破損のときに空気中に飛び散り、吸い込むと肺の奥深くにとどまり、何十年も経てから病気を引き起こします。そのうちのひとつである中皮腫は、アスベスト(石綿)を吸い込んだ後30年から40年後に発症するのです。その事は、かなり以前から知られていたのに、アスベスト(石綿)は使用され続けてきました。

 現在アスベスト(石綿)を他の物質に置き換えたり、使用を制限したり、あるいは禁止したりする動きが世界中に起きています。日本でも、2004年の10月に原則的に建材の使用が禁止されることになっています。しかし諸外国が全面的に禁止した配管やポンプのつなぎ目に使用されるジョイント・シートやシール材へのアスベスト(石綿)の使用、石綿(アスベスト)布の使用を、日本は規制していません。過去に使われた建築のアスベスト(石綿)建材の規制は十分とはいえません。改築(リフォーム)や解体時の飛散が懸念されています。

具体的に説明します

個人住宅       根材  ラーベスト

             井材  音テックス、 火ボード

                室の綿壁、楽壁、断熱材

             外壁   レート系外壁材

             か耐熱性が要求される建材  骨作                           

造物の梁当の耐火被覆材

商業施設      体駐車場の梁の耐火被覆 ーパー等耐火構造を要求される、骨作りの建造物のラブ下、耐火被覆材

工場等      火性のある材料を使用する区画の壁充材

スレート外壁、根材

自動車       レーキパッドほか耐火要求されるパッキン

公共施設    音を必要されるホール等の天井(耐火も兼用)

校の階段裏面の化粧吹きつけ(吸音も兼る) 育館の梁屋根材の結露防止材として使用 水処理場のスラブ下、露防止剤として使用

却場     火煉瓦接着用モルタル、突かポスタック管

熱性を要求される場所

学校       築時における鉄骨の耐火被覆 育館の屋根材の下地テクダムと呼ばれる、火材結露防止材、 空機の進路に当たる校の天井裏の吸音材

造船所     舶の機関室および耐火壁充填材、種パッキン類

航空機     体部断熱材、音材、火材

これらは、表的なもので家電製品なども、の材料と混合され使用されている。圧水道管等の様に他の材料とみ合わせ使用もおおい。

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

http://www.chuuhishu-family.net/w/archives/299 

は、スベスト被害とその家族の現状を伝えています。ひ一度お立ち寄りください。