FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今日は月末を控え、実需勢の売り買いが交錯する展開か。

2012-05-29 10:15:11 | 日記
<玉の動向について>
スペインの銀行システムやギリシャの政局の混迷に対する懸念を背景に、ユーロの売り越しは前週の17万3869枚から19万5361枚に増加し、過去最高を更新しています。 

・円の売り越しは1万8015枚と、15日の3万4315枚から大幅に減少。
・英ポンドの買い越しは1万1340枚と、15日の2万5021枚から半減。
・AUDは1万6898枚の売り越しと、15日の4734枚の買い越しから売り越しに転じる。

<今日の予想レンジ>
きょうの予想レンジ ドル・円が79.30―80.00円 ユーロ・円が99.20―100.20円。

月末を控えたこの日はドルの下値では輸入企業の買い、上値では輸出企業の売りが見られ、売り買い交錯しているようです。 テクニカル的には、79円前半にオプション関連の買い需要もあるとされ、ドル・円は底堅い展開となっている。

一方、経営難に陥った大手銀行バンキアの株価は過去最安値を付けた。 バンキアの救済に向け、政府が同行の株式と引き換えに国債を通じた資本増強を行う可能性があるとの報道を受け、投資家の間でスペインが支援要請に追い込まれるとの観測が高まっている。

バンキアの親会社BFAは28日、2011年の業績が33億ユーロの赤字になったことを明らかにした。 当初は4100万ユーロの黒字としていたが、公的支援を受けるに当たり実施した融資ポートフォリオの見直しなどを受け、決算内容を修正した。

スペインが必要とすれば、国際支援を受けることは可能との見解を示した。 ただ、同国の問題はギリシャの問題ほど深刻ではないと指摘した。 総裁は ”欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と国際通貨基金(IMF)には、スペインが国際的な金融支援やつなぎ融資に頼れることを保証する、いわゆるファイアウオールが存在する” と語っています。 ただ、スペインがそのような支援を必要とするかについては言及しなかった。

今日は、実需による売り買いが交錯して小動きとなりそうです。