FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

RBAの議事録から、利下げの打ち止め感が網羅されず下落。

2012-05-15 18:32:41 | 日記
今夜は経済イベント自体はかなり多いようです。 とはいえ、現在進行形で物議をかもしているギリシャの新政権樹立に向けた連立交渉以上に市場の注目を集めるような経済指標はなさそうです。

ギリシャについては、パプリアス大統領が極右政党を除いた、議席を持つ政党全てと挙国一致内閣樹立に向けて話し合いを行う予定となっています。 これで実際に内閣樹立となるかどうか、進捗についての報道はユーロ相場を中心に影響する見通しです。

<豪ドルの本日の動向から>
AUD・円は安値更新後夕刻には持ち直しかかっています。
RBA議事録で利下げに打ち止め感が出なかった事から、1月17以来の安値となる79.30円台まで下落しています。 しかし、後場に入り日経平均が下げ幅を縮小した事をきっかけに買戻しが優勢になり、連日の下落に対する反動からショートカバーの動きが強まると80円台まで反発しました。

BRA義理録から :
・成長回復や適切な借入金利のために0.50%の利下げが必要であった
・銀行の資金調達コストは低下したが、2011年半ばの水準よりは依然高い
・商業銀行はRBAの利下げにも関わらず、今年に入り貸出金利を引き上げた
・短期的に、雇用の伸びは引き続き抑制が予想される
・海外経済や金融の環境がなお極めて不透明と判断
・欧州債務問題が悪化するリスクが残る
・中国の経済成長は当局の意図通りより持続可能なペースに原則の見通し
・極めて近い将来に住宅市場が回復する可能性は低い
・今後数年、インフレ率はRBAの目標(年2~3%)の下限で推移する見込み
・鉱業セクターは引き続き極めて堅調

ギリシャのユーロ離脱が大きくクローズアップされ、水面下では離脱後の動きについて模索し始めているような記事をよく目にするようになってきました。 連立政権が樹立出来るのか、決裂のままユーロ離脱を選ぶのか? 大きな分かれ道にさしかかりました。