FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ギリシャ総選挙の結果如何ではユーロが大きく売られる要因高し。

2012-05-07 18:24:19 | 日記
今日の上海は日中32度になり作業をチェックしていても汗が吹き出して来ました。 このまま一気に真夏とは行かないでしょうが、35~40度の高温多湿の日々が刻一刻と近づいて参りました。

<ギリシャの動向から>
東京市場のドル・円相場は79円台後半でのもみ合いとなりました。 ただ、主役はあくまでユーロであり、ギリシャの総選挙の行方等に対する不安などから早朝からユーロが売られ、ユーロ・円は一時103.22円まで値を下げています。 やはり市場の関心は週末に行われたギリシャの総選挙の結果に集中しそうです。

この件については、現在政権を取っている連立与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と新民主主義党(ND)の2党で過半数である151議席を確保できるかが焦点でしたが、これを確保するのは難しそうです。

ここから、第1党となったNDが少数政党を連立に組み込んで新政権を樹立できるかが当面のポイントになります。 これが難しいことを示唆する報道が相次ぐようだと、財政再建の困難さや、EU/IMFによる支援頓挫などの憶測を絡めつつユーロが一段と売られる可能性もあるでしょう。

<安住財務相の発言>
・適宜適切に対応(円高について)
・投機的な円高の動きがあるか十分監視しなければならない
・欧州の選挙結果が株・為替の不安定要因になっている可能性

2月以降の円高修正の動きが一服し、ドル・円が再び80円割れの水準で推移する中、一部には円売り介入の可能性を指摘する声も聞かれます。