FX寺子屋 by 葛勝老師

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何時まで振り回されるのか、ギリシャ政局不安?

2012-05-11 22:03:48 | 日記
閑散期を向かえ今日、工場はお休みでしたが、董事長に呼ばれ上海市内の事務所で半日会議。 中国語で半日も経営会議のお付き合いするのは本当に疲れます。 中国語の勉強に来たのでは無いのですが、工場では朝から夜迄中国語で話をしていると、日本語がおかしくなりそうです。 上海に駐在している日本人関係者からは、仙人のような暮らしをしているとよく言われますが、自分でもよく耐えれていると感心することもしばしばです。

<ギリシャ問題、不透明感を増す>
ギリシャ民主左派党のクベリス党首は11日、EU・IMFの支援策を支持する連立政権は支持しないとの考えを表明しました。 これにより連立政権樹立への望みが絶たれ、ギリシャが再選挙を実施する可能性が濃厚になってきたように感じます。 ユーロ離脱も視野に入れておいた方が良さそうな雰囲気がただよい始めました。 

世界経済の視点から見ると、ユーロからの離脱を求めているのであれば国民の意思でもあり早く区切りを付けて垢落としして欲しいところです。 現状のままギリシャに引き回されるのは、心理不安を高めるだけで何のメリットも無いのではないでしょうか。 離脱を表明すれば、瞬間暴落を余儀なくされることでしょうが、不良債権のカットと言う面では、もしかすると暴騰する可能性すら秘めているのではないでしょうか。

もうしばらくはギリシャ問題に引き回される日々が続くでしょう。

<NZD・円相場の見通し>
外為市場のテクニカルで、売られ過ぎ、買われ過ぎの過熱感を示すのがRSI指数(相対力指数)ですが、NZD・円の日足RSI指数は9日に26%、10日に29%となり、昨年9月以来の低水準へと切り下がってきています。 あくまでテクニカルでは 短期的なNZDの売られ過ぎ警戒ゾーン入りが意識されつつある状況ではないでしょうか。

最近のRSIの最低水準とNZD安の過熱ピークには、昨年9月の26%、昨年8月の22%、昨年3月の16%などの例がありました。  今回の場合、現状の27%から一段のRSI低下とNZD続落によるオーバーシュートを経て、売られ過ぎ修正の調整反発へと転じることになるのか。  あるいはこのままNZDの下げ止まりと値固めを経て、短期的な自律反発へと向うのか。

その転換点を見極める重要攻防に直面してきています。 オセアニア通貨は金利も高く積極的に買い玉を増やしたいところです。

当面、ギリシャのユーロ離脱が急に起きない限り、NZD・円の安値は61.20~50位ではないかと予想しています。