FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

オセアニア通貨の動向について、AUDは80円割れの可能性有り。

2012-05-09 18:37:20 | 日記
5~6月は1年で超閑散期となっており、各セクションは休みを取りながら調整に入っています。 今週末は3日間の連休となりそうです。

<NZDの金融報告から>
本日早朝、NZ準備銀行(RBNZ)は半期に1度の金融安定報告書を公表しています。

>物価がさらに下落しても、NZDは高い水準を維持する可能性有り。
>商品価格の下落は輸出企業の重しになる可能性有り。
>豪州と中国で景気減速の兆しが見られる。
>最近のNZD下落は、商品相場の下落や弱い経済指標、欧州情勢などを受けたもの。

今回は金融政策についての直接的な言及は見られなかったことから、直後の市場の反応はほとんど見られませんでした。

<AUDのチャート判断>
昨日のAUD・円は200日線を割り込んで引けました。 現在、同線はわずかですが下向きで推移しており、戻りの鈍さが目立つようならばグランビルの法則の売りサインが点灯との見方から、豪ドル売りが強まる可能性があります。

200日線を回復できない場合は無論、仮に同線を回復したとしても、今週の上値を抑えている81.60円レベルで頭打ちとなるようですと、相場は上値の重さを嫌気して下値を模索する動きが予想されます。 一方で、81.60円レベルを突破し、5/4日につけた陰線を被せる陽線が出現するようならば、短期的には底入れ暗示との見方から反発余地が生まれる事も考えられます。

上値目処を見ると、200日線が位置する81円台前半や、81円台半ばに複数の目標値が位置しており、82円台半ばを前に上値は重そうです。 一方、下値は昨日までのサポートゾーンであった80.50円レベルを大きく割り込み、目先は80円の大台割れが射程に入りつつあります。

明日の雇用統計に注目が集まっています。 追加利下げの可能性を残した状況であり、明日の雇用統計が予想値を大きく割り込むとことになると78円台も視野に入れた方が良いかもしれない状況です。