FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

今週の為替予想レンジ(5月21日~5月26日)

2012-05-20 12:22:57 | 日記
今週の為替予想レンジ

>ドル・円     78.00~80.00
>ユーロ・円    98.50~101.50
>ポンド・円   122.00~126.00

<今週のテーマ・指標>(3つ星以上の大きな指標)
21日 特に無し
22日 英・ 4月CPI(前年比) 米・ 4月中古住宅販売件数(季調済・年率)
23日 日・日銀・政策金利発表 英・英中銀MPC議事録公表(5月9・10日分) 米・4月新築住宅販売件数
24日 独・5月IFO景気動向指数 英・Q1GDP<改定値> 米・4月耐久財受注 新規失業保険申請件数
25日 米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値>

<今週の見通し>
欧米株安と円高進行を背景に問答無用のリスクオフが進んでいる。 ギリシャとスペインの債務・金融問題に加え、マクロ指標の悪化で米経済減速懸念が強まったことで、海外勢が株売り・債券買いを加速。 国内経済は底堅く推移しているものの、海外からの暴風に抗えない状態だ。 市場の ”恐怖指数” は徐々に上昇しており、パニック相場になるかの分岐点に差し掛かってきたとの見方も出ている。

売りが売りを呼んでいるような状態で、理屈で説明できるところを超えた下げ相場になってきています。 背景は欧州問題に加え、経済が比較的底堅いとみられていた米国でも、景気減速懸念がさらに強まったことだと思われます。 スペインでは17日、一部国有化された大手銀行バンキアから預金が大量に流出したとの報道で株価が急落したほか、ムーディーズは政府による銀行支援能力が低下しているとして欧州最大の銀行であるサンタンデールを含むスペインの16行を格下げした。 米国では5月フィラデルフィア連銀業況指数が予想外に低下し、マイナス5.8と業況判断の分かれ目となるゼロを下回った。

ここにきては、円高進行による企業業績圧迫など不安感が先行しており、勇気をもって積極的に買いに動ける投資家は乏しいようで、雪崩現象とでも言った方が良いのではないでしょうか。

ギリシャの選挙迄4週間もあり、選挙の大勢が決まる迄はじりじりと相場が下げて行くことでしょう。 ここは理屈抜きで素直に売って行こうと思っています。 注意しておかないとならないのは、ドル・円で78円を切ってくれば日銀の介入を頭においておく必要があります。 日銀も6月17日迄は大きく介入することは厳しいのではないでしょうか。 

最悪のシナリオ : ギリシャ破綻した時に起こるえる金融パニックに対しても買い玉が多い方は対策を講じられた方が良いかと思われます。

今週も読者の皆様には爆益がありますようにお祈りいたします。