FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

米国がメモリアルデーで祝日。 大きな指標も無く小動きの展開か。

2012-05-28 18:35:41 | 日記
今日の上海は適度の風も有り、非常に過ごしやすい1日となりました。 日差しも日に日に強さを増し、夏が近づいてきたのを感じずにはいられません。

<ユーロ・円の動向から>
前週末に伝わったギリシャの政党支持率に関する世論調査の結果(国際支援の条件である緊縮策に前向きな新民主主義党が首位)を好感して買いが先行。 一時100.20円台まで上値を伸ばしたが、25日に1190億ユーロの公的資金注入を要請したスペインのバンキア銀行株が大幅安で始まり、同国の10年債利回りが上昇すると一転して売り優勢となっています。 スペイン情勢の悪化が欧州株全体の伸び悩みにつながった事も重しとなり、夕刻には本日安値となる、99.70円台まで弱含んでいます。

<AUD・円の動向から>
AUD・円は上昇。 前週末のギリシャの世論調査を受け、同国のユーロ離脱懸念がわずかに和らぎ、リスク回避の動きが後退すると、78.46円まで上昇しました。 安く始まった中国株の反発した事も、AUDの買い材料となった模様です。

本日は、米国がメモリアルデーで祝日です。 欧州でも予定されている経済イベントもほとんどなく、材料だけ見たら動きそうにありません。 基本的に、先週末に改めて意識されたスペインの金融機関についての続報や、ギリシャの再選挙に向けた思惑に絡む報道などを待ちつつの小動きに終始するでしょう。 市場参加者が少なめですので、報道で動き出す時は比較的大きく値が動くこともあり得ます。