<AUDの今後の短期見通し>
(豪) 4月失業率 4.9%(前回5.2% 市場予想5.3%) 今朝10:30に発表された内容。
失業率は2011年4月以来の低水準となりましたが、労働参加率の低下や、新規雇用者数の伸びが非常勤が中心(常勤雇用は減少)となるなど、中身を見ると手放しで喜べる内容ではありません。 とはいえ、事前に失業率の悪化や新規雇用者数の減少が伝えられたマーケットにて、予想を大きく上回るヘッドラインが出た事が好感され、発表直後の市場の反応はAUD買いとなっていると考えられます。
AUD・円は発表直前に10銭以上急落して79.96円前後まで下げましたが、発表後夕刻迄には80.72円まで急騰しました。
AUDは、心理的な節目にあたるパリティ(等価水準)が近づくに連れて、利益確定の買い戻しが入る可能性が高く、反発上昇してもおかしくない状況でしょうか。
筆者からの提案 : ギリシャの不透明感はあるものの、大きく崩れない限りAUDは78円台迄の下落は無いように思われます。 80円割れは積極的に買い進みたいところです。 当面の目標 82.80付近。
<今夜の指標について>
米国市場では新規失業保険申請件数の発表が予定されています。 市場では36.8万件と前回(36.5万件)よりわずかに増加が予想されており、予想幅とのかい離が手掛かり材料となりそうです。 その他、バーナンキ米FRB議長の講演もあります。
もっとも、市場の関心は欧州債務不安に集まっています。 昨日、スペイン政府は金融機関の一部国有化を発表。 同国の財政や金融システムに対する不安が強まり、同国の10年債利回りが一時6%を突破しました。 本日、国債利回りが一段と上昇するようですと、リスク回避の動きが強まる事が予想されますが、ドルと円はユーロに対して双方買われるため、ドル・円自体は方向感が出にくい状態になりそうです。
(豪) 4月失業率 4.9%(前回5.2% 市場予想5.3%) 今朝10:30に発表された内容。
失業率は2011年4月以来の低水準となりましたが、労働参加率の低下や、新規雇用者数の伸びが非常勤が中心(常勤雇用は減少)となるなど、中身を見ると手放しで喜べる内容ではありません。 とはいえ、事前に失業率の悪化や新規雇用者数の減少が伝えられたマーケットにて、予想を大きく上回るヘッドラインが出た事が好感され、発表直後の市場の反応はAUD買いとなっていると考えられます。
AUD・円は発表直前に10銭以上急落して79.96円前後まで下げましたが、発表後夕刻迄には80.72円まで急騰しました。
AUDは、心理的な節目にあたるパリティ(等価水準)が近づくに連れて、利益確定の買い戻しが入る可能性が高く、反発上昇してもおかしくない状況でしょうか。
筆者からの提案 : ギリシャの不透明感はあるものの、大きく崩れない限りAUDは78円台迄の下落は無いように思われます。 80円割れは積極的に買い進みたいところです。 当面の目標 82.80付近。
<今夜の指標について>
米国市場では新規失業保険申請件数の発表が予定されています。 市場では36.8万件と前回(36.5万件)よりわずかに増加が予想されており、予想幅とのかい離が手掛かり材料となりそうです。 その他、バーナンキ米FRB議長の講演もあります。
もっとも、市場の関心は欧州債務不安に集まっています。 昨日、スペイン政府は金融機関の一部国有化を発表。 同国の財政や金融システムに対する不安が強まり、同国の10年債利回りが一時6%を突破しました。 本日、国債利回りが一段と上昇するようですと、リスク回避の動きが強まる事が予想されますが、ドルと円はユーロに対して双方買われるため、ドル・円自体は方向感が出にくい状態になりそうです。