WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

花嫁の父とソヨゴ

2009年07月16日 | このごろ思うこと

私事ですが(ブログなんてみんな私事ですけど)、ムスメがついに結婚しました。
 巷で見聞きするように、その瞬間の花嫁の父は涙あり笑いありの大感動ドラマ...ではなく、まるで旅行にでも行くようになんだか拍子抜けするほど日常の延長のようでした。
 ムスメが付き合い始めたころから、私もムコさんとはもうかれこれ5年越しの付き合い。その人となりもある程度分かってはいたし、いずれは二人一緒に新しい人生を歩みだすことだろうとは予測していましたが。
 2人は結婚を決めたときから資金を貯め始めていたようで、親に甘えるのも一種の親孝行かもしれませんが、全ての事を2人で進め新居の準備もして双方の親の出る幕もなく立派に自立していきました。親の欲目かもしれませんがそんなムスメをとっても誇りに思います。
 でもやっぱり親としては何かしてやりたい。で、リクエストをもらったソラマメ型ミニテーブルを作って贈りました。

 ところでテーブルの素材、天板は杉、脚はソヨゴを使っています。
 ソヨゴは衰弱期の松林に交代樹種として多く見られる常緑広葉樹で、日ごろマツタケ山再生整備をしている山には掃いて捨てるほど生えていています。除間伐したものは薪や炭にしたりしていたのですが、皮をむいてみると木肌は白くきめ細かく燃料にだけするにはもったいないような木です。何か材として生かす道はないかと思っていました。
 今回思いついてソヨゴを脚に使ってみましたが、予想通りいい感じに仕上がりました。ただ乾燥が不十分だったためか下部に“割れ”が入ってしまいました。しかし上部は天板の穴にきつめに収めたため抑えられたためか“割れ”は出ませんでした。今後の材としての使い方のヒントになりそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿