1昨年の11月にブログ記事「その後のスズメきょうだい」でご報告した、雛の時に保護したスズメのきょうだいが、この正月、I年ぶりに実家に帰って来た。
ベランダが糞で汚れるという妻の苦情に負け、昨年中のほとんどは、餌台をフェンスから外しておいた。歳末の大掃除のドサクサに紛れ、素知らぬ体で仕舞っておいた2基の屋根付餌台を再設置、更に手すさびに新たに作ったオープン型餌台1基を増設した。
年を越した数日間は、警戒したのか様子を見ていたようだったが、昨日から、2羽が一緒に餌台を訪れるようになった。無事でいてくれたかと胸が熱くなった。スズメきょうだいには、我が家が実家である。
1年以上を経て、飼育した個体かどうかが分かるのかと、訝しむ向きもあろうかと思うが、この2羽の振る舞いには、他の群れスズメとは明らかに違う馴れと落ち着きがある。必ず他のスズメたちに先駆けて餌台に飛来し、人が室内で動いても、驚いて飛び立ったりしない。毎日餌をせがんで半年を共に過ごしたのだから、彼らの記憶に、私たち夫婦や居室の記憶は遺っていると思いたい。
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