goo blog サービス終了のお知らせ 

道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

ジシバリ(地縛り)

2020年04月26日 | 自然観察



ジシバリの花も盛りを過ぎた。花が終わって、白い冠毛が見えている花冠もある。舌状花の数はタンポポより少ないが、1つの茎から同時に3つまで花房をつける。盛期に一斉に咲いて風に揺れている様は、名状しがたい魅力がある。風に揺れる花は、蝶や蜂の気を大いに惹くのではないかと思う・・・

ジシバリの花が好きで、住宅の南側のコンクリート縁石と道路との隙間から生えたのを幸い、鑑賞を意図して種子を採り蒔いて殖やした。この草は乾燥に強く、僅かの土があれば生育するようだ。スミレもそのような場所を好む。他種との競合の結果、其処に活路を見出したに違いない。蛇紋岩や石灰岩の地帯に生きる植物の例に通じる。

野花が殊の外好きなのは、幼い頃に見覚えがあるからだろう。子どもの目線は草に近く、無意識に見馴れていたはずだ。野花はそれぞれ花期を交替して咲き続け、コロナ由来の無聊を慰めてくれている。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【コブラスクワット】 | トップ | 酔い心地の比較 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿