産経新聞の掲げる参院予算委員会の抄録と言うところでしょうか?
国会では、真面目に、日本国民の行く末に付いて話していると誰もが思うでしょうが?
28日午前中と言えば、米朝会談急止が告げられたその直後です。
>宮崎勝氏(公明)「米朝首脳会談をめぐる現状の受け止めと、わが国としての対応は」<
>薬師寺道代氏(無所属)「北朝鮮問題について、引き続き国際社会と共にどのような形で協力していくのか」<
この二つの質問だけが、米朝会談に及んだが、他はどうでも良いもりかけに関する質問である。
国会質問の慣行には疑問が付く次第であり、国会改革も日本国民として進言したいと思う。
先に加藤厚労大臣への不信任決議を立憲民主党などが出したと言うが、野党に対する不信任案など
あっても良いと感じるし、政府側から野党に対しての質問もあるべき事態と考えている。
>トランプ大統領は5月24日、米朝首脳会談の中止を告げる金正恩朝鮮労働党委員長宛ての書簡を公表した。<
それでも、もりかけを質問の主題に選ぶんだ??
25日もあるから、米朝会談に切り替える時間は、充分にあるんだ?
国際情勢は、特定野党には、無関係ってか?
呆れているのは、日本国民である。
2018.5.28 13:15更新
【参院予算委】
詳報 首相、愛媛県の新文書は「伝聞の伝聞」 麻生氏「信頼回復に向けた努力」
https://www.sankei.com/politics/news/180528/plt1805280015-n1.html
28日午前の参院予算委員会における主なやりとりは以下の通り。
◇
森雅子氏(自民)「書き換え文書の復元に2カ月近くかかった。なぜ『ない』と言っていた交渉記録が出てきたのか」
太田充財務省理財局長「復元に時間かかったことはおわびを申し上げる。交渉記録は財務省の文書の管理ルールにのっとって『ない』と答弁した。これまでの国会答弁は明らかに誤りだった。事実と異なる答弁をしたことは大変申し訳ない。深くおわびを申し上げる」
森氏「行政の信頼は失墜した。しっかり調査し、早急に結果を出すことについて意見を」
麻生太郎副総理兼財務相「決裁を得た公文書を書き換えるとか、交渉記録について国会で事実と異なる説明をしたことは大変申し訳なく、財務省のトップとして深くおわびを申し上げる。捜査に全面的に協力し、財務省としてさらなる調査を行う。信頼回復に向けた努力を徹底していかねばならないと覚悟を新たにしている」
森氏「愛媛県の文書にあったように平成27年2月25日に安倍晋三首相は加計孝太郎理事長と会ったことはあるのか」
首相「平成27年2月25日に加計氏とお会いしたことはない。首相については官邸や自宅で、記者が出入りする人の名を逐一確認している。その首相動静で2月25日の前後も調べたが、前年の12月21日に会った後、次は4月7日に会った。また加計氏も27年2月に私と『会ったことはない』旨のコメントを公表している。加計氏とはこれまで何度も会っているが、獣医学部の新設について話したことはない」
森氏「この公文書問題で膿を出し切るとおっしゃった。そのことについての決意を」
首相「国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがす事態だ。最終的な責任は私にある。責任を痛感している。しっかりと膿を出し切って組織を立て直し、国民の皆様の信頼を勝ち取るために全力を挙げていく考えだ」
増子輝彦氏(国民民主)「膿はどの程度出たのか。どうやって、いつまでに出すのか。首相が、もし加計学園や森友学園に昭恵夫人と一緒に少しでも関わっていたら『首相はもちろん、国会議員も辞める』と答弁をした昨年2月17日の衆議院予算委員会以降、役所のさまざまな隠蔽、改竄、破棄、虚偽答弁が行われたと深く憂慮している。昭恵夫人に対しての説明責任をどうするのか」
首相「改竄された文書を見ても、私や妻の関与がないのは明らかだ。私がそう答弁したときには、すでに私の妻は名誉校長を務めていた。答弁が起点であるということでは私は全くない。資料をちゃんと読み込めば、実はどういうことだったかということについても、だんだん分かってくるのではないかと思う」
増子氏「昭恵夫人付職員だった谷査恵子氏がなぜ財務省に問い合わせるなどしたのか」
首相「妻は籠池(泰典)氏から何度か留守番電話に短いメッセージをいただいたが、土地の契約に関して具体的な内容については全く聞いていなかった。『優遇を受けられないか』という件は、あくまで籠池氏側が谷氏にあてた手紙に書かれたものだ。谷氏から財務省への問い合わせの内容は、当時、介護施設に対し定期借地の賃借料について優遇措置が検討されており、その優遇措置の対象に学校法人は含まれないのか、学校法人にそれを拡大する予定はないかを問い合わせたものだ。これは制度上の問い合わせだ。つまり、谷氏から財務省への問い合わせは『値下げをしてくれ』、『優遇してくれ』ということではなく制度に関する問い合わせだ」
増子氏「(愛媛県の文書に関して)愛媛県職員が嘘をついてると思っているのか」
首相「加計氏とはこれまで何度も会っているが、これまで繰り返し答弁してきた通り獣医学部の新設について話はしたことはない。40年来の友人ではあるが、私の地位を利用して、何かを成し遂げようとしたことはない。改めて申し上げると、ご指摘の日にちに(加計氏と)会ったことはない」
福山哲郎氏(立憲民主)「われわれがこの国会で内閣不信任案を突きつけたとしたら、解散をして受けて立つ用意はあるか」
首相「仮定の質問にはお答えすることはできない」
福山氏「26日に加計学園が発信したコメントについて、加計氏や学園側から首相や官邸への事前の連絡はあったか」
首相「全くない」
福山氏「官邸側としては、あってもいないものをあったといわれて、それを抗議なり、おかしいということを発するのが普通じゃないですか」
首相「そもそも伝聞の伝聞であるわけで、私は会っていないということを申し上げている。そして加計氏も会っていないと述べている。愛媛県が出された文書について、政府としてコメントをするという立場にはないということは、今までも何回も国会で答弁をしてきている通りだ」
福山氏「去年1月20日に首相が初めて(獣医学部新設の計画を)知ったというのを信じろっていっても、国民は信用しない」
首相「獣医学部新設については柳瀬唯夫首相秘書官(当時/現経済産業審議官)が加計学園関係者と面会する1年前の7月の時点で新潟市から提案があり、すでにこれをきっかけとしてワーキンググループ(WG)で民間有識者の検討が重ねられたと承知している。面会の半年以上前である9月の特区諮問会議では、民間有識者から獣医学部新設を含む23項目の優先改革事項の提言があり、私からこれらの早急な検討を指示した。先の参考人質疑でも、(国家戦略特区WGの)八田(達夫)座長からこうした検討経緯について言及があり、柳瀬氏の面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ないとの発言が八田座長からもあった。また、八田氏は柳瀬氏から何の働きかけも受けたことはないと明確に述べた。したがって、制度論が先にありきであって、『加計ありき』ということでは全くない」
宮崎勝氏(公明)「米朝首脳会談をめぐる現状の受け止めと、わが国としての対応は」
首相「米朝首脳会談を核・ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題が自主的に前進する機会にすることが大切だ。問題の解決に資する会談となるよう、米朝首脳会談の実現を強く期待している。米朝首脳会談に向けて今まで紆余曲折があるが、日米で密接に連携をしてきている。トランプ米大統領とも緊密に連携をしてきており、その認識、方針においては完全に一致をしている。近いうちになるべく早くトランプ大統領と電話で首脳会談を行いたい。わが国としては引き続き北朝鮮から問題解決に向けた具体的な行動を引き出すべく、日米、日米韓3カ国で協力し、そして、ロシアや中国を含む国際社会としっかり連携していく考えだ」
宮崎氏「今回の日露首脳会談を通じ北朝鮮の非核化に向けた連携を確認をできたのか。また、日本が特に求めている拉致問題について、プーチン大統領に解決に向けた理解が得られたのか」
首相「北朝鮮について日朝平壌宣言にのっとり核ミサイル拉致問題を包括的に解決をし、そして国交正常化を目指していく方針、一貫した立場を説明し、プーチン露大統領から理解を得た。そして、私からなぜ拉致問題を早期解決しなければならないのかということについて改めて話をした。プーチン氏に支持と協力を呼び掛け、理解を得た。そして北朝鮮の完全、検証可能、不可逆的な非核化をうたっている安保理決議の履行が重要であるとの日露両国の立場を踏まえて、米朝首脳会談が開催され成功するよう後押ししていくことで一致した」
宮崎氏「イラクの日報問題で、発見から1年近く大臣に報告されなかった。小野寺五典防衛相は組織的な隠蔽はなかったと結論付けられておりますが、そう判断された理由は」
小野寺氏「イラクの日報の存在が、当時の稲田(朋美)防衛相に報告されなかったことは重大な問題だが、これが何らかの故意によるものであったと示す事実は確認できなかった。意図的、組織的な行為があったとは考えていないが、組織としての基本がおろそかになっていたことはあってはならないと考えている」
宮崎氏「再発防止に向け、抜本的な組織の立て直しが必要ではないかと思いますが、防衛相の見解は」
小野寺氏「再発防止策ということで大臣指示の命令履行体制を強化するため、防衛相からの重要な指示、職務命令などは文書に具体的に明記し、このような担当部署の責任者がしっかりこれを伝達し、そしてこれは1人ではなくて、当該責任者の決裁も得る。またこの行政文書をしっかり電子化し、あるいはチェック体制をしっかり機能していくことで国民の信頼回復に全力を尽くす。今この瞬間も、国を守る態勢に従事している自衛官、この士気が損なわれないようにしっかりと対応していく」
小池晃氏(共産)「加計学園問題で、みんなに首相をかばうために無理な話をさせるのはやめよう。もう嘘をつくのはやめてほしい」
首相「獣医学部新設は柳瀬氏が加計学園関係者と面会する1年前の7月の時点で新潟市から提案があった。すでにこれをきっかけとしてワーキンググループにおいて民間有識者による検討を重ねてきた。いつもこれを言うと、そちら(野党)側が都合悪いのか、みなさんがざわざわ騒がれる。私の発言を妨害しようとされますが、事実を述べさせてくださいよ」
「面会の半年以上前である同年9月の国家戦略特区諮問会議では、民間有識者から医学部新設を含む23項目の優先改革事項の提言があり、私から早急な検討を指示した。柳瀬氏は『死ぬほど頑張れ』って、精神論として言われたんだろう。特区というのは大変ですから。今まで例がないから、やろうと思えばそれぐらいの覚悟を持ってやってもらいたいというのは普通ではないか」
「そして、柳瀬氏から私に報告はなかった。いちいち物事が進んでいく中で、秘書官は私に相談するということは全くない。この特区でもこの獣医学部の問題だけではなくさまざまなことが進んでいるが、最終的な結論が出たときにだけ報告をする。基本的に私も大変忙しいので、その中で首相の時間をとるということは、基本的には大きな方向を決めるとき、あるいは結果が出てからではないかと思う」
片山大介参院議員(維新)「予算委であまりこの問題にとらわれるのではなく、特別委員会を作って、そこで集中的に取り上げた方が良いと思うが、どうか」
首相「国会においてどのように審議を進めていくかについては国会がお決めになるだろうと考えている」
山本太郎氏(自由)「森友・加計学園問題で関係者らへの証人喚問を早急に実施することを約束してほしい」
首相「国会でお決めになることだ」
山本氏「あまりにもあり得ない答え。やる気なしだ。膿はあなた自身だ」
薬師寺道代氏(無所属)「北朝鮮問題について、引き続き国際社会と共にどのような形で協力していくのか」
首相「今回の北朝鮮による核実験場の爆破が今後、北朝鮮による全ての大量破壊兵器および、あらゆる射程の弾道ミサイルの『完全、検証可能かつ不可逆的な方法での廃棄』、いわゆるCVIDに向けた具体的な行動に繋がることを期待している。引き続き、北朝鮮の動向を注視していきたい。核ミサイル、そして何よりも大切な拉致問題が実質的に前進する機会にすることが大切だ。このように事態が動いている中で、引き続き日米、日米韓で連携しながら、中国やロシア、国際社会と連携し、諸課題を解決するよう全力で取り組んでいく」
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