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李克強首相クビ危うし 中国経済失速のスケープゴートに「最適」との観測

2015-09-01 05:25:03 | 時評
李克強首相クビ危うし 中国経済失速のスケープゴートに「最適」との観測

2015.08.31
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150831/frn1508311700010-n1.htm



中国の経済危機で、経済政策を主導する李克強首相のクビが危うくなってきた。政府目標の7%成長は実態と大きくかけ離れているとみる専門家が大半だが、李首相は「目標を達成する」と強弁。李氏が習近平国家主席にスケープゴート(生け贄)にされるとの観測が広がっている。

 中国政府は29日夜、李首相が経済情勢に関する会議で「(中国の)経済運営は新たな圧力にぶつかっている」「最近の国際市場の混乱は世界経済の回復に不確定要素を与え、中国の金融市場や輸出入への影響が強まっている」と中国以外に景気悪化の原因があると強調したうえで、「公共施設の建設など重大プロジェクトの実行」で景気を支え、「今年の経済目標を達成する」と述べたことを明らかにした。

 中国政府は今年の国内総生産(GDP)成長率を7・0%とする目標だが、実態はマイナス成長との見方もある。

 英経済紙フィナンシャル・タイムズは、「中国市場の混乱で李克強の未来に疑念」という記事で、中国の経済危機を受けて「習主席が本当にスケープゴートを必要とするとき、最適なのは李首相」とする中国政治研究者の見解を紹介。李氏はここ数十年の中国の首相で最も力が弱いとして、「いますぐに首相を更迭するのはリスクが高いが、2017年の共産党の党大会で李氏の顔を立てる形で交代する可能性がある」という別の研究者の分析も報じた。

 中国人民銀行(中央銀行)金融研究所所長は株安について「米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの可能性をめぐる懸念が引き金」と強調したが、FRBのフィッシャー副議長は「中国の投資家は株急落の前にもFRBの政策を認識していたはずだ」と一蹴した。

 中国自身が経済危機の震源地であることは言い逃れはできない状況で、李首相の退路も断たれつつある。


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