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中国海軍、21カ国承認の「行動基準」必ずしも順守せず

2014-04-24 21:35:53 | 時評



2014年 4月 24日 11:47 JST
中国海軍、21カ国承認の「行動基準」必ずしも順守せず
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304334104579520570814643830.html?mod=WSJJP_World_Left_JapanLatest_News


【青島(中国)】日米中など21カ国の防衛・国防当局は、海上での不測の事態を避けるために「行動基準」を採択したが、この件で交渉に参加した中国 海軍の高級士官は、中国は行動基準を必ずしも順守するつもりはないと述べた。行動基準は東シナ海と南シナ海の紛争水域で例えば中国海軍の艦船が外国海軍の 艦船と遭遇した際の新たな行動基準を定めている。
 海軍艦艇や航空機間の行動・連絡方法を定めたこの行動基準は、日米中など西太平洋岸21カ国の防衛・国防当局が参加して中国・青島で開かれた「西太平洋海軍シンポジウム」で22日に採択された。この水域における海上の緊張緩和が狙いだ。


 米海軍当局者は、21カ国のあらゆるメンバーがあらゆる水域でこの行動基準を順守するよう希望すると述べた。中国が領有権を主張し、近隣諸国と係争中の水域も含まれるという。
 しかし中国海軍の海上安全政策研究室主任である任筱峰(Ren Xiaofeng)大佐は、行動基準がいつ、どこで履行されるかについては、中国と、他の諸国(米国を含む)が2国間ベースで話し合わねばならないと述べた。
Reuters
8か国による海上合同演習に参加した中国海軍のフリゲート艦
 任大佐は青島のシンポジウム会場でウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「それ(行動基準)は勧告であって法的な拘束力はない」と述べた。
 中国海軍の梁陽(Liang Yang)報道官はコメントを避け、行動基準に関するあらゆる質問は任大佐にしてほしいと語った。
 任大佐は「どのように物事をアレンジするのか、どのようにこれを利用するのか、われわれは話し合う必要がある」と述べ、「われわれはルールについ て話しているだけだ。これらのルールを適用すべきか否か、適用するとすればいつ、どこでそうすべきかは未定のままで、二国間(協議)に任されている」と 語った。
 「海上での不測の遭遇のための行動基準(略称CUES)」は自主的なものであって、海軍艦艇や航空機が「常時あるいは予期せずに」遭遇した場合にのみ適用される。一国の領海では適用されない。
 中国は過去2年間、この水域における作戦を強化し、意図しない衝突がこの地域での軍事衝突につながりかねないとの懸念が外国政府の間で高まってい た。 例えば尖閣諸島は、日本が管理しているが中国も釣魚島との名称で領有権を主張しており、2012年以降、この周辺水域で日中両国の軍艦や飛行機がし ばしば対峙(たいじ)している。
 南シナ海でも、中国と東南アジア諸国が互いに領有権を主張する水域が重なっており、中国部隊と東南アジア諸国の部隊の間で同様の遭遇が発生している。




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