よむよま

よむ・よまない、それから。

「国民の映画」の映画

2011-11-22 17:56:46 | 見る
三谷舞台「国民の映画」のDVDが届いた。
早速見ました、非常に楽しんで見ました。
このDVD用の撮影をした本広克行監督と三谷さんとのコメンタリー!
もともと私、三谷コメンタリーが大好き。
その中で、「これはブルーレイのほうがいいですよ、色の深みがちがうから」と言ってて、
それならブルーレイで出してよ、
DVDを見ながらその言葉を聞いてるの、ヘンですわよ。

今回、撮影は、舞台中継方式ではなく、
スタジオに舞台のセットを運び込み、舞台とはまったく別に演じたのだそうだ。
撮影の風景がちょっと入ってたけど、完全に映画の撮影で、
本広監督の「よーい、スタート!」「カット!」の声がかかる。
7台のカメラでそれぞれ全編を撮影し、部分的に別撮りしたところもあり、
編集に1ヶ月もかかったのだそうだ。
七つの画面を同時に見て編集する用の機械を開発してやったんだって。
三谷さんが「なんでそこまで?」と聞くと、本広監督、
「だって、三谷さんの舞台をやるんだから、やりますよー!」と。

初めは、映画の手法をよく知らない三谷さんと、舞台の演出を始めたばかりの本広監督が、
お互いに相手に質問し合ったりしてる。
特に三谷さんは「ステキな金縛り」でカット割りやら映画用語やらに悩んだあとだけに、
次から次に質問してて、オカシイ。
歌舞伎のときも、三谷さん、まったく歌舞伎の知識なく作ってたけど、
映画もそうなんだねー。

作品の中で歌われる「トゥクトゥク」という歌について話している中で、
今年の生誕50年祭のキーワードが「つくつく」なんですと言っている。
えーっ!?

本広監督は、主役は小日向さんなんだけど、終幕になって、
「アアッ?コバさんが主役!?」と、どうしようかと考えちゃったと言ってる。
カット割りして編集してという作業だから、舞台をまるごと見てるのと違って、
主役を切り取る画面になるわけね。
そうね、この舞台のコバさん、ほんとにいいしね。

今井朋彦のケストナー登場シーンで、三谷さんが
「新選組!で徳川慶喜をやってもらって、そのあと消臭将軍になって。
行き着くとこまで行ってましたからね、裸で歌ってた!」
ハイ、たしかに。

今日の歩数計:5,891歩
コメント
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