ようやくレンタルが開始された。サイボーグ009。随分待った気がする。
監督は神山健治さん。「東のエデン」や「甲殻機動隊」の監督でもあり、師匠は知る人ぞ知る押井守さんである。
きっかけは1979年のアニメシリーズ。少年だった僕はすぐに夢中になったけれど番組が終了後次第に関心が無くなった。(次にはまったのはガンダムであった)しかし、わずかな思い出とオープニングテーマとエンディングテーマはなぜか頭に残っていて、大人になってからも自然と口ずさんだりしていた。カラオケでこの曲が登録された時、合コンの2件目においても迷わず選曲し熱唱。周りの人達をドン引きさせた思い出がある。(笑)でも、僕自身は歌えて凄くうれしかったのです。
話を戻しまして。
その009シリーズを神山健治さんが引き受ける事を知った時、鳥肌がたってしまった。これは期待していいだろうと。
では、実際はどうであったか。
音楽担当が川井憲次さんなので、最初からはまり込んでゆく。これは「パトレーバー」の時と同じ感覚である事に気づく。
ストーリーはかなりエッジの立ったものであり、大丈夫なのかなと思うほどであるけれど、神山さんらしさがとても表れていて好きである。(マイケル・ムーア監督の華氏911を観ておくと、よりリアリティを感じると思います。)
コンセプトは昔のアニメのようなエンターティメント性よりもリアリティ重視。都市の風景やそこに映し出される人々の暮らし、また、002のバーナーが壊れてしまう処、004の薬きょうの散乱とかも凄いなぁと感心してしまいました。(オスプレイ等の軍用機も登場してしまうのです。)
でも、話が進むにつれ不安がよぎる。「これでは終わらないのではないか」と。その不安は次第に現実のものとなり、ストーリーは鑑賞者を置き去りにして結末を迎える。どう考えても取り残された感が払拭できないのであるが、次回作に繋がるものと考えれば、納得がいく。
これで終わらせてしまっては石ノ森先生も不安で戻って見えるのではないでしょうか。
しかし、物語は天使が実在していたと前振りを立てている。ならば話をどこへ落すのか疑問が残る。
アニメとは言え宗教の核に触れるかもしれないストーリーをリアリティをもって描こうとするなら、かなり難解なお話になってしまうのではないでしょうか。そして未だかつて誰も触れなかった場所へ物語をもってゆくのはかなりのチャレンジでもあるように思います。話によってはアニメだからという理由では赦されなくなるかもしれない。そのように感じるので少し心配です。
でも、神山さんならばと思ったりもしているのです。
話は少しずれてしまうのですが、実はこの作品でもっともショックを受けたのは003フランソワーズ・アルヌールが女性であった事なのです。
少年の頃はきれいなお姉さん的存在で憧れだった。それなのにエロスを感じてしまうなんて・・・。僕は汚れてしまった・・・。(苦笑)
監督は神山健治さん。「東のエデン」や「甲殻機動隊」の監督でもあり、師匠は知る人ぞ知る押井守さんである。
きっかけは1979年のアニメシリーズ。少年だった僕はすぐに夢中になったけれど番組が終了後次第に関心が無くなった。(次にはまったのはガンダムであった)しかし、わずかな思い出とオープニングテーマとエンディングテーマはなぜか頭に残っていて、大人になってからも自然と口ずさんだりしていた。カラオケでこの曲が登録された時、合コンの2件目においても迷わず選曲し熱唱。周りの人達をドン引きさせた思い出がある。(笑)でも、僕自身は歌えて凄くうれしかったのです。
話を戻しまして。
その009シリーズを神山健治さんが引き受ける事を知った時、鳥肌がたってしまった。これは期待していいだろうと。
では、実際はどうであったか。
音楽担当が川井憲次さんなので、最初からはまり込んでゆく。これは「パトレーバー」の時と同じ感覚である事に気づく。
ストーリーはかなりエッジの立ったものであり、大丈夫なのかなと思うほどであるけれど、神山さんらしさがとても表れていて好きである。(マイケル・ムーア監督の華氏911を観ておくと、よりリアリティを感じると思います。)
コンセプトは昔のアニメのようなエンターティメント性よりもリアリティ重視。都市の風景やそこに映し出される人々の暮らし、また、002のバーナーが壊れてしまう処、004の薬きょうの散乱とかも凄いなぁと感心してしまいました。(オスプレイ等の軍用機も登場してしまうのです。)
でも、話が進むにつれ不安がよぎる。「これでは終わらないのではないか」と。その不安は次第に現実のものとなり、ストーリーは鑑賞者を置き去りにして結末を迎える。どう考えても取り残された感が払拭できないのであるが、次回作に繋がるものと考えれば、納得がいく。
これで終わらせてしまっては石ノ森先生も不安で戻って見えるのではないでしょうか。
しかし、物語は天使が実在していたと前振りを立てている。ならば話をどこへ落すのか疑問が残る。
アニメとは言え宗教の核に触れるかもしれないストーリーをリアリティをもって描こうとするなら、かなり難解なお話になってしまうのではないでしょうか。そして未だかつて誰も触れなかった場所へ物語をもってゆくのはかなりのチャレンジでもあるように思います。話によってはアニメだからという理由では赦されなくなるかもしれない。そのように感じるので少し心配です。
でも、神山さんならばと思ったりもしているのです。
話は少しずれてしまうのですが、実はこの作品でもっともショックを受けたのは003フランソワーズ・アルヌールが女性であった事なのです。
少年の頃はきれいなお姉さん的存在で憧れだった。それなのにエロスを感じてしまうなんて・・・。僕は汚れてしまった・・・。(苦笑)
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