硝子戸の外へ。

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介護職員のつぶやき。

2019-11-11 20:58:41 | 日記
今日、11月11日は介護の日でもあるので、介護現場あるあるを呟いておこうと思う。

介護現場では、利用者さんの気持ちや体調よりも、職員の自尊心を尊重しなければならない時がある。本当はあってはならない事だけれど、そういう場面によく出くわす。

しかし、利用者さんの事より、職員の自尊心を尊重すれば、それは、介護ではなく、作業になる。作業になれば、人を人としてではなくモノとして接することになる。
人をモノとして接し始めれば、それは、福祉ではなくなる。

そして、利用者より一職員の自尊心を尊重する事が、現場を保つ最善の選択だとしている人がその現場に残ってゆくから、同じような失敗が繰り返されていても、それが最善だと思いこんで仕舞う。

人を人として接することの難しさを抱えたまま、葛藤することが、介護という仕事を専門職へと押し上げる力となると思うのであるが、人手不足が慢性化している現場にはそんな余裕はない。

したがって、介護職は、技術職や専門職だと、声高らかに宣言しても、職種として下層から這い上がることは、もはや、無理なように思う。

そして、パスを受ける人が存在しないゲームになりつつあるので、パスの受ける人を確保できる資本力のあるチームが最終的に残ってゆくのではないかと思う。

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