硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

笑いのツボは。

2024-01-10 22:14:04 | 日記
昨日の午前中、車を運転しながらラジオを聴いていた。

チャンネルをNHKに合わせると、キム兄さんと澤田彩香さんのトークと共に桂文珍さんの声が聞こえてきた。
ボリュームを上げて、その会話のやり取りに耳を傾けていると、思わず爆笑してしまった。
そして、ふと思った。

笑いには質というものがあるのだなと。

そして、誰も傷つかない「ああ面白かった」といえる笑いがあるのだとしたら、今日のような話し方なのだと。
澤田さんの笑い声が絶えなかったのは、キム兄さんと文珍さんの話芸がその域に達していたからなんだろうなと思った。

僕が住んでいる三重県は、関東と関西の文化が両方入ってきている土地柄なのであるが、お笑いといえば色濃く吉本なのである。

だから、割とキツめのツッコミも笑に昇華できてしまうのであるが、それはある人にとってはキツすぎてしまうのである。
総体的に関東と関西の人の笑いのマインドは違うので、双方にとって受け入れられないワードが出てきてしまうのであるが、それを乗り越えてゆくのが、笑いの難しさなのではと思う。

人は新しくて刺激の強い方へ集まる傾向にあるけれど、笑いのツボは人それぞれであるし、時代の移り変りによって変化は求められるけれども、笑いの根源的な所は普遍なのだと思わされるラジオであった。