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硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

「ウエストワールド シーズン1」

2018-12-10 21:08:15 | 日記
3か月かけて「ウエストワールド シーズン1」を観終えた。観続けるのがかなりしんどいドラマだったので、時間を掛けてみたわけですが、観終えてようやく色々な事が、思い浮かんだ。

「アンドロイド」とはいえ、自我が生まれれば、その世界が作られて与えられたものであったとしても、自身が生きている事、存在している事を認知すれば、、ゲストの為に理不尽に殺される事は、侵略であり、略奪されてると認識するであろう。と、すれば、侵略者を殲滅し、自身の世界を護ろうとする行為は、自己防衛であり、その存在はもはやアンドロイドではなく自我を持つヒューマンであり、それが、オリジナルによって認識されるのか、レプリカントによって認識されるかの違いだけになる。
エンターテイメントであるけれど、来るかもしれない未来に向けての「メタファー」であり、「嘘」でもあり、様々な意味を持って警鐘を鳴らしているのではないだろうかと思った。

また、作品の中に、「うる星やつら ビューティフルドリーマー」「機動警察パトレイバー MOVIE1」「イノセンス」「スカイ・クロラ」という押井守さんが手がけた作品の数々の断片が見られるのではないかと思ったのは気のせいであろうか。

しかし、「ウエストワールド」というドラマの凄さは、アクターとアクトレスの演技に尽きると思う。
メンテナンスを受ける時は裸体であるし、感情を出していても「解析しろ」と言われたら無機質に起こった事を淡々と語らなければならない。ある時は、狂人にならねばならないし、ある時はロボットのように動かなければならないし、ある時は、詩人のように愛を語らねばならないし、ある時は哲学者のように語らねばならない。とても、スキルを必要とする仕事である。
また、エキストラの人達も、目立たぬところで殺されたり、目立たぬところでセックスしなければならないという、日本では考えられない演出には、驚かずにはいられない。
演者の殆どが、かっこいい男と、綺麗な女なんだけれど、無残な死体になろうとも、自身の裸体をさらけ出す事になろうとも、彼らは、それをチャンスだと「演技に徹して」いて、観る者を魅了した。
それでも、ハリウッドで成功を収められるのは、ほんの数人であるのだから、本当にシビアな世界なんだなと感じた。

「シーズン2」もレンタルが始まっていた。物語の面白さは解るけれど、やはり、観続ける事がしんどい事に変わりないので、もう手が伸びないと思う。