硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

こんな時だからこそ。

2016-04-16 22:15:34 | 日記
今朝の朝刊で、ツイッターで関東大震災時の事件を模倣したヘイトスピーチがツイートされていたという記事に目が留まった。一瞬目を疑ったが、記事を読み証拠として掲載されていたツイート画面を見て、とても憂鬱な気持ちになった。

なぜ、こんな時にそのようなデマを流すのであろうか。しかも、ツイッターと言う文明の先端ツールを使って、文明を逆行させようとする行為が理解できない。
ヘイトスピーチの対象となる人がツイートした人に生活できぬほどの不利益を与えているなら気持ちも分からないでもないが、ツイートできるという事は携帯、またはPCを所有できているのだから、生活が困窮するほどの不利益は被っていないと言える。
もし仮に、意図的にデマを流し、人々の心を揺動し、混乱を作り出すことで、自身の虚栄心を満たそうと言うのであれば、その行為は余りにも未熟。
記事にもあったが、こんな時だからこそ文明の力を人の為に活用することが、人として隣人として何かできる事はないかと模索する事が、大切なのではないでしょうか。
つまらぬことをする前に他者の気持ちを考えよう。小さなことで良いから、見返りを求めずにやれることをやってみよう。たとえ偽善あっても、未熟なデマを流すよりましである。

通勤時、コンビニに立ち寄るとレジ横の募金箱は、被災地への募金に代わっていた。無力である僕はお釣りを募金箱に入れると、店員さんが「ありがとうございます」と言ってくれた。その時、憂鬱だった心が少し軽くなった。