南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 いま、テレビで引っ張りダコの芦田愛菜ちゃん。
 この子の姿を見ない日はないというくらい、頻繁にテレビにCMに登場している。

 同年代の男の子・鈴木福くんとドラマの中で歌っていた『マル・マル・モリ・モリ!』が大人気を博し、CDもバカ売れしているらしい。


 しかし、まだ7歳で小学校1年生のはず。なのに、なぜ平日の昼間っからテレビに出ていられるのだろうか?

 この年齢の子どもは教育を受ける義務があるし、保護者には教育を受けさせる義務があるはず。
 それなのに、周りもテレビ局もお構いなし? 視聴率が取れればいい?
 憲法も法律も問題ないのか、不思議でならない。



 相当持て囃されているけど、7歳の子だったら、別に愛菜ちゃんじゃなくてもかわいくて当然じゃないかな?
 しかも発言や行動が、とても7歳とは思えないくらい作られていると言うか完成されすぎている。正直、怖さすら感じてしまう…。

 確かにいつもテレビでは笑顔だが、どうも最近は作られた笑顔にしか見えない。それどころか、私には引きつって見える。
 周りの大人に利用されているだけじゃないだろうか? 愛菜ちゃんは本当に心から今の状況を楽しんでいるのだろうか?



 人には「本分」というものがある。
 大人には大人の、子どもには子どもの、それぞれ年齢相応の「本分」があるはずだ。
 7歳の子どもがテレビに出てお金を稼ぐことが「本分」だろうか? 7歳は7歳なりに経験すべきもっと大切なことがあるのではないだろうか?

 学校で先生のお話を聞き、植木鉢で朝顔を育て、おはじきや点棒で算数の勉強をし、毎日新しく習う漢字の書き取りをし、給食を食べて、お掃除をし、逆上がりの練習を繰り返し、大きな声で唱歌を歌う。
 家に帰ってからはお母さんに「今日学校で○○があってね…」というお話をし、宿題が終わったらお友達同士でスイートプリキュアの話題に花を咲かせ、お母さんと晩御飯の準備をする。
 夜、帰宅したお父さんに「あたしが作ったんだよ!食べて!おいしい?」と話しかけ、お風呂に入り、絵日記を描いてから布団に入る。
 夏休みには早起きしてラジオ体操。自由研究に工作に読書感想文。七夕では願い事を短冊に書き、クリスマス・イブにはサンタさんのプレゼントを楽しみに待つ。
 新学期が始まり、席替えのときに気になるあの子と隣同士になれるよう心で願う。


 テレビの仕事なんて、大人になってからいくらでもできるよ。
 しかし、7歳のときに経験すべき7歳ならではの出来事は、大人になってからはもう経験できないよ。
 あとから後悔しない? それが心配です…。




 全く関係ない部外者なのに、勝手なことを書いてゴメンなさい…。

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