南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 彼女と、いおワールドかごしま水族館へ行った。
 平成9年に開館した水族館で、建物の外観は豪州シドニーのオペラハウスにちょっと似ている(?)ような気がする。
 ちなみに「いお」とは、鹿児島弁で魚のこと。実際、私は聞いたことがないが…。恐らく「うお→いお」と変化したものだろう。

 私は、ここに来るのは4度目である。
 8月のお盆などの数日間のみ夜間まで延長営業されているのだが、今回はその貴重な日に行くこととなった。

 この水族館の名物は、「ジンベエザメ」と「サツマハオリムシ」である。
 大水槽をゆったりと回遊する「ジンベエザメ」は、何度見てもその大きさに圧倒される。今いるのは確か3代目のユウユウである。
 「サツマハオリムシ」は、錦江湾(鹿児島湾)の海底にのみ生息するミミズやゴカイの仲間(チューブワーム)である。ハオリムシの仲間では世界で最も浅い海に住む新種であり、細長い管状の殻の中に入った一見すると植物の枝か根っこの集まりのようである。口や消化器官を持たない(!)不思議な生物で、桜島の火山活動に伴う海底の温水噴出孔近辺に生息し、硫化水素を栄養分とするバクテリアと共生している。
 生きた「サツマハオリムシ」は、世界中でここでしか見ることができないので、要チェックである(大げさ?)。

 夜間の入館は確かに貴重であったが、館内全体が薄暗くて水槽内がよく分からないし(ペンライトを持って移動)、ラッコやイルカのショーもないしで、やっぱり昼間に来館した方が良さそうである。


【写真1】フグの仲間


【写真2】岩の周りを廻り続けるキビナゴ


【写真3】スポンジを持って身を隠したつもりのカニの仲間

※夜間開館の上にフラッシュ撮影禁止なので、他の写真はピンボケで公開に値しません…(汗)

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