ちょっと虫の話題を。
冬の寒い時期に出てくるフユシャクという蛾がいます。
雄は普通の蛾で羽を持っていますが、奇妙なのが雌です。
雌は翅がまったくないか、退化した短い翅しかありません。
それは、翅はラジエーターの役目をしていて、冬、翅から熱を奪われると
体温が低下してしまい、活動できなくなるからです。
雌は卵をお腹に一杯もっているので、飛ぶだけでもしんどいのに
熱を奪われたら死んでしまうこともあります。
そんな翅のない雌に面白い模様を持ったものがいます。
チャバネフユエダシャクという蛾です。
まるでホルスタインみたいな模様です。これでも蛾なのです。
そしてこの蛾の正面からみると、「なんじゃこりゃ!」という模様が出てきます。
なにかこどものいたずら書きの顔みたいですね。タレントのイモトの眉毛にも似ています。
虫の世界にもへんなのが結構いて面白いですよ。