その4 リタイアメントはどこで
タイに行ってきました。
オセアニア発信のメルマガにタイのことがでてくるのは不思議でしょうが、聞い
てください。
最近、知り合いのキーウィーがタイに家を買った。
一年の半年をタイで、後の半年をニュージーランドで暮らすという。
何度かタイに行くうちに気に入り、リタイアメントはタイでと決めたそうだ。
私はこの話を聞いた時は半信半疑であった。
だいたいニュージーランドは日本からのロングステイに人気の土地だし、
なんでまたタイなんかに行って住むの?って感じである。
今回の旅で、タイもなかなか悪くないと思った。一番に物価が安い。プライベー
トな旅であったこともあり、観光、お買い物を楽しんだ。
なんでタイなのか、滞在中に友人達に会って納得した。
主人のビルマ人の友人の一人。
15年間、ニューヨーク国連事務所勤務の後、45歳の若さでリタイアしている。
ホテル経営のアパートメントに母親と二人暮らしていた。
セキュリテイーガード付の15階建て高級アパートメント。住人はほほ半数が
外国人だという。
彼は、週末はパタヤビーチでセーリング、平日はゴルフとテニスに明け暮れてい
るという。ご飯作るのは面倒なので、毎日昼は隣のホテルでビッフェですます。
まあ、もともとお金持ちだったということもあるけど、タイにはお金をだせば、
外国人でも快適に暮らせる住居と生活が手に入れられる。
いやな物は見ず、限られた空間で生活すれば、快適ということだ。
タイの一般の人達の生活からはかけ離れているかもしれないが、西洋諸国の外国人
からすれば三分の一から二分の一で優雅な生活がタイでできる。
チェンマイ周辺には日本人向きのリタイアメントリゾートもあるらしい。
これで知り合いのキーウィに言っていたことに納得が言った。通貨の力関係で、
アメリカのお金持ちはニュージーランドに別荘を買い、キーウィはタイで老後をと
いう訳だ。
タイ政府は外国人退職者の移住に力を入れている。
50歳以上の外国人で800.000バーツの銀行の残高証明と定額の退職金があ
れば、一年の滞在ビザがでるという。
お隣のオーストラリアにもリタイアメントビザがある。
情報によると、日本人に人気のロングステイ先のトップ4は、タイのチェンマイ、
マレーシアのペナン、オーストラリアのクイーンズタウン、ニュージーランドの
オークランドだそうだ。
わたしの住むオークランドは最近、住宅の値上がりも激しく、物価も高いと思う。
生活感としては、日本から来て思ったより高いと感じるでのはないだろうか。
当然、メイドを雇えるような環境ではない。治安のよさ、のんびりしたところが
魅力なのかもしれない。普通のNZ人からすれば、オークランドは都会であるが。
日本からニュージーランドで観光ビザで入国しても、最長いられるのは半年である
永住権を持っていれば別だが、そういう人はわずかだと思う。
私の疑問はロングステイで外国へ行く人のどれくらいが、その地で骨をうずめるか
ということである。
タイなら物価の差、素朴なメイドにつくしてもらって、日本でよりはるかに快適で
優雅な老後を暮らせるとロングステイの宣伝文句にある。
まだ体力のあるうちは、物珍しさで短期間、外国に住むのも悪くないと思う。
子や親戚から離れて、知人も少ない外国で、長年自国で暮らしていた人がどれくら
い生活を楽しめるだろうか?
年をとってからの移住は、現地の言葉の習得も難しいだろうし、現地の社会でどれ
だけ溶け込めるだろうかと思う。隔離されたリゾートに住めば、そこはタイであっ
てタイの普通の社会ではない。
私のようにニュージーランドで一生暮らすと決めても、地元の老人会に入り、
テンピ
ンボーリングやチャーチのボランテイアでうまくやっていく自信がない。
今からなんかのサークルに入って、積極的に友達を作るべきかなとも思う。
チェンマイは国境に近く、ビルマ語を話す人が多く、北タイの食べ物はビルマの
食べ物と似通っている。チェンマイのナイトバザールを歩いていて、ビルマ語が
耳に入ってときは驚いた。後で聞くと、80年代のビルマ抗争後、たくさんの
ビルマ人がタイに移住しているという。
最近、定年も近く、アジアへの思いを強くしている主人は、チェンマイあたりに
しばらく住むのも悪くないなという。タイの人達は、物腰やわらかく、やさしい。
ニュージーランドというイギリス系の社会で現在生活し、定住していても、アジア
の自分の文化にひかれるのは本音であろう。
夫は定年まで数年と迫っているため、やりたいこと、行きたいとこの優先順位やら
よく口にする。
ニュージーランドでは、片方がリタイアして、年金をもらうようになると、その
配偶者も65歳に達していなくても、一緒に年金を受け取り始めることもできる。
夫がリタイアする三年後に、私も年金生活にいるかどうかは今のところ決めてい
ない。
若く子供を生んでいるので、子供達はほぼ独立してる。子育て終了しているから
いいけど、早くリタイアするには老後が長すぎる。
話は変わるが、最近、どこでも女性の結婚年齢が上がってきているので、40歳台
で第一子を産む人もいる。そうすると70台から年金生活にはいる頃に、子供は
やっと二十歳である。これも大変だなと思う。
先に楽するか、あとで楽するかの違いであるが。中年からの子育ては、気力、体力
のある30歳台とは違ったものになると思う。
国際結婚して、一時日本に住んだこともあるが、日本は私達一家にとって定住の
地ではないと思ってきた。
十数年ニュージーランドに住んで、ここは故郷かと言われれば、そうでもない。
何年経っても違和感はある。
親しい友達はいるけど、いつも一人だなと思う。自営のビジネスで、一人での行動
が多いせいもあるが。
でもたまに日本にかえっても、親兄弟との付き合いにとまどい、人ごみには馴染め
ない。新幹線から眺める景色は、外国の景色のようだ。
住んでいた時に気にも留めなかった田んぼ、こいのぼりの田園風景に感動する。
和食は好きでおいしいと感じるけど、毎日食べなきゃというほどでもない。
かといって、洋風の食事ばかりも飽きる。どっちつかずである。
ここで育ったうちの子供達はキーウィになるであろう。移民でも親の世代と子の
世代では、感覚が違うと思う。
ここ数年のうちに、夫と海外を下見して、老後の設計をしよう。
お互い、自分の母国には住めそうもないが、縁あってやってきたニュージーランド
を基点にして旅行して回るのも悪くないかも。
タイに行ってきました。
オセアニア発信のメルマガにタイのことがでてくるのは不思議でしょうが、聞い
てください。
最近、知り合いのキーウィーがタイに家を買った。
一年の半年をタイで、後の半年をニュージーランドで暮らすという。
何度かタイに行くうちに気に入り、リタイアメントはタイでと決めたそうだ。
私はこの話を聞いた時は半信半疑であった。
だいたいニュージーランドは日本からのロングステイに人気の土地だし、
なんでまたタイなんかに行って住むの?って感じである。
今回の旅で、タイもなかなか悪くないと思った。一番に物価が安い。プライベー
トな旅であったこともあり、観光、お買い物を楽しんだ。
なんでタイなのか、滞在中に友人達に会って納得した。
主人のビルマ人の友人の一人。
15年間、ニューヨーク国連事務所勤務の後、45歳の若さでリタイアしている。
ホテル経営のアパートメントに母親と二人暮らしていた。
セキュリテイーガード付の15階建て高級アパートメント。住人はほほ半数が
外国人だという。
彼は、週末はパタヤビーチでセーリング、平日はゴルフとテニスに明け暮れてい
るという。ご飯作るのは面倒なので、毎日昼は隣のホテルでビッフェですます。
まあ、もともとお金持ちだったということもあるけど、タイにはお金をだせば、
外国人でも快適に暮らせる住居と生活が手に入れられる。
いやな物は見ず、限られた空間で生活すれば、快適ということだ。
タイの一般の人達の生活からはかけ離れているかもしれないが、西洋諸国の外国人
からすれば三分の一から二分の一で優雅な生活がタイでできる。
チェンマイ周辺には日本人向きのリタイアメントリゾートもあるらしい。
これで知り合いのキーウィに言っていたことに納得が言った。通貨の力関係で、
アメリカのお金持ちはニュージーランドに別荘を買い、キーウィはタイで老後をと
いう訳だ。
タイ政府は外国人退職者の移住に力を入れている。
50歳以上の外国人で800.000バーツの銀行の残高証明と定額の退職金があ
れば、一年の滞在ビザがでるという。
お隣のオーストラリアにもリタイアメントビザがある。
情報によると、日本人に人気のロングステイ先のトップ4は、タイのチェンマイ、
マレーシアのペナン、オーストラリアのクイーンズタウン、ニュージーランドの
オークランドだそうだ。
わたしの住むオークランドは最近、住宅の値上がりも激しく、物価も高いと思う。
生活感としては、日本から来て思ったより高いと感じるでのはないだろうか。
当然、メイドを雇えるような環境ではない。治安のよさ、のんびりしたところが
魅力なのかもしれない。普通のNZ人からすれば、オークランドは都会であるが。
日本からニュージーランドで観光ビザで入国しても、最長いられるのは半年である
永住権を持っていれば別だが、そういう人はわずかだと思う。
私の疑問はロングステイで外国へ行く人のどれくらいが、その地で骨をうずめるか
ということである。
タイなら物価の差、素朴なメイドにつくしてもらって、日本でよりはるかに快適で
優雅な老後を暮らせるとロングステイの宣伝文句にある。
まだ体力のあるうちは、物珍しさで短期間、外国に住むのも悪くないと思う。
子や親戚から離れて、知人も少ない外国で、長年自国で暮らしていた人がどれくら
い生活を楽しめるだろうか?
年をとってからの移住は、現地の言葉の習得も難しいだろうし、現地の社会でどれ
だけ溶け込めるだろうかと思う。隔離されたリゾートに住めば、そこはタイであっ
てタイの普通の社会ではない。
私のようにニュージーランドで一生暮らすと決めても、地元の老人会に入り、
テンピ
ンボーリングやチャーチのボランテイアでうまくやっていく自信がない。
今からなんかのサークルに入って、積極的に友達を作るべきかなとも思う。
チェンマイは国境に近く、ビルマ語を話す人が多く、北タイの食べ物はビルマの
食べ物と似通っている。チェンマイのナイトバザールを歩いていて、ビルマ語が
耳に入ってときは驚いた。後で聞くと、80年代のビルマ抗争後、たくさんの
ビルマ人がタイに移住しているという。
最近、定年も近く、アジアへの思いを強くしている主人は、チェンマイあたりに
しばらく住むのも悪くないなという。タイの人達は、物腰やわらかく、やさしい。
ニュージーランドというイギリス系の社会で現在生活し、定住していても、アジア
の自分の文化にひかれるのは本音であろう。
夫は定年まで数年と迫っているため、やりたいこと、行きたいとこの優先順位やら
よく口にする。
ニュージーランドでは、片方がリタイアして、年金をもらうようになると、その
配偶者も65歳に達していなくても、一緒に年金を受け取り始めることもできる。
夫がリタイアする三年後に、私も年金生活にいるかどうかは今のところ決めてい
ない。
若く子供を生んでいるので、子供達はほぼ独立してる。子育て終了しているから
いいけど、早くリタイアするには老後が長すぎる。
話は変わるが、最近、どこでも女性の結婚年齢が上がってきているので、40歳台
で第一子を産む人もいる。そうすると70台から年金生活にはいる頃に、子供は
やっと二十歳である。これも大変だなと思う。
先に楽するか、あとで楽するかの違いであるが。中年からの子育ては、気力、体力
のある30歳台とは違ったものになると思う。
国際結婚して、一時日本に住んだこともあるが、日本は私達一家にとって定住の
地ではないと思ってきた。
十数年ニュージーランドに住んで、ここは故郷かと言われれば、そうでもない。
何年経っても違和感はある。
親しい友達はいるけど、いつも一人だなと思う。自営のビジネスで、一人での行動
が多いせいもあるが。
でもたまに日本にかえっても、親兄弟との付き合いにとまどい、人ごみには馴染め
ない。新幹線から眺める景色は、外国の景色のようだ。
住んでいた時に気にも留めなかった田んぼ、こいのぼりの田園風景に感動する。
和食は好きでおいしいと感じるけど、毎日食べなきゃというほどでもない。
かといって、洋風の食事ばかりも飽きる。どっちつかずである。
ここで育ったうちの子供達はキーウィになるであろう。移民でも親の世代と子の
世代では、感覚が違うと思う。
ここ数年のうちに、夫と海外を下見して、老後の設計をしよう。
お互い、自分の母国には住めそうもないが、縁あってやってきたニュージーランド
を基点にして旅行して回るのも悪くないかも。
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