オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その130 メサイヤ 22-12-15

2016-04-05 17:23:32 | 第121-130回
            メサイヤ


    130号
22-12-15

1歳の孫がお昼寝してる間に、ベピーモニターを時々ちょっと見ながら
メルマガ書いてます。
孫のデイケアが先週の金曜日で終わってのだけど、息子夫婦は明日まで仕事が
あるので、ばあちゃんの私が子守してます。
クリスマスまで3日となり、今年も押し詰まってきました。


先週の火曜日、友人とオークランドタウンホールにメサイアのコンサートに
行ってきました。
ニュージーランドでは、毎年12月になると各地でメサイアが演奏されます。
このヘンデルのオラトリオはもともとイースター(復活祭)に演奏されていた
ようですが、ニュージーランドでは12月にあります。
キリスト教徒ではない私でも、12月メサイヤに行かないと年を越す気分に
なれません。

音楽の仲間の友人が合唱で参加しているので、今年は特に親しみを持てました。
オークランドタウンホールは歴史的な建物で、舞台が階段になっていて、段の
ところに140人の合唱団が並びます。
その真上にパイプオルガンがあります。

指揮者は、Uwe Groddでした。
彼は、4年前の東日本大震災のチャリティーコンサートでも指揮を振りました。
私たち日本の合唱団は、彼の指揮でハレルヤを歌いました。
Uwe Groddはオークランド中心に活動しているので、音楽好きならだれでも
知っているポピュラーな指揮者です。

ソプラノはニュージーランド生まれのサモアの歌手 Merlena Devoeでした。
4人のソリストの中で飛び抜けてすばらしかったです。
声が息の流れに乗って、とても素直な発声でした。
ヘンデルのメサイアのアリアのいくつかは、私は発表会で歌ったことがあり、
Merlenaの歌い方にはとても好感を持ちました。

メゾソプラノのWendy Dawn Thompsonは、ラジオのインタピューでも知りま
したが、妊娠中でした。
多分妊娠6ヶ月ぐらいだと思うのですが、歌う時にお腹に力が入ることもあるし、
妊娠中のコンサートは普段とどう変わるのだろうか、と案じました。
Auckland Choralのシーズンは、1年以上前に決まるので、役を引き受けた
時は、Wendyは妊娠していなかったのでしょう。
メゾに近い音域と、観客の音が吸収されるのか、音の響きがあまり感じられません
でした。

合唱団の友人が、テナーのDavid Hamiltonが好きだというので、期待して
ました。ところが、Part Oneの最初のアリア、Every valley shall
be exaltedから冴えなくで、とてもがっかりでした。
歌は、最初の一声がとても大切だなと、再確認しました。

バリトンのMartin Snellは、まずまずのできだったと思います。
ただ、Part Three のThe Trumpet shall soundで始まるアリアを、
もうちょっと盛り上げてほしかったと思いました。
トランペットはすばらしかったです。

今回のメサイアはfull versionで、長いコンサートでしたが、英語で
わかりやすい事もあり、眠くもならず長さを感じませんでした。
オーケストラ、合唱も素晴らしかったし、全体的には、とてもいいコンサート
でした。

コンサートの後のサパーに友人が招待してくれました。
今年最後のコンサートでしたし、Auckland Choralを始めとする演奏者達、
Managementも含め、コンサートに関わった人達へのねぎらいのパーティー
でもありました。
私たちは、ソリスト達ともお話ができ満足でした。
サパーは、クリスマスケーキ、ミンツパイ、チーズとクラッカー、サンドイッチ
、お寿司、ハムのプラッターもでで豪華でした。


11時過ぎに帰途に着くと、Western Springのあたりが大変停滞していま
した。
ゴブリンのつので仮装した若者の集団が歩いたいたりして、警察官も多くで
ていました。
夜中にこの騒ぎは何だろうと思ったら、AC/DCのロックコンサートがあった
そうです。

孫はまだ眠ってます。手足が動き出したのでもうそろそろ起きるかもしてません。

今年は、私は息子一家との同居で生活が随分変わりました。
こういう環境で、仕事、趣味の歌やジム通いを続けるのは、ばあちゃんなりに
集中力が必要だと実感した年でした。

これからのホリデーシーズン、楽しく安全にお過ごし下さい。


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