オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その125 首都ウェリントン 05-06-15

2015-11-25 11:26:22 | 第121-130回
125号
05-06-15

              首都ウェリントン



Mother’s Day の週末にウェリントンに行ってきました。
ウェリントンは、ニュージーランドの首都です。

前に行ったのは、21年前。
クリスマス休暇に車で北島一周の旅行をして、その途中で寄ったのでした。
街は一方通行が多くて、運転しにくかったことしか覚えてません。
だから、今回のウェリントン訪問は、初めて訪れる街の気分でした。

http://www.wellingtonnz.com/discover



5月9日に、草月流いけばなのウェリントン支部ワークショップがあり、
それに参加するついでに3泊のホリデーを楽しみました。

実は、私の属するオークランド支部でも3月に東京から本部講師を招いて
のワークショップがあったのですが、私は娘が第二子を出産ところで参加
を断念したのでした。役員として、さまざまな下準備、裏方としては
お手伝いしたのに、ワークショップには参加できませんでした。

それから4月は丸一ヶ月、お嫁さんの両親がサンフランシスコからやって来て
我が家に滞在してました。息子の子供は、彼らにとっては初孫で、生後六ヶ月の
可愛い盛りを充分楽しんで帰って行ったのでした。
私は自分のペースで生活してたものの、それなりに疲れました。


そんなこんなで、ちょっと息抜きが必要、どっか行きたい病でした。


ウェリントンは、週末の旅行にはちょうどよい街でした。
どこでも歩いていけるし、バスも本数が多くて便利でした。
首都だからもっと大きな町だと思っていたのですが、スケールが小さくて
散策するにはちょうどいいサイズの町でした。

金曜日の昼にウェリントンに到着しました。
空港から町までエアバスで20分ほどでした。
ホテルは、ケーブルカーの乗り場の近くで、夜もさほどやかましく
なく快適に過ごせました。

その夜は、Oriental Bayの支部長宅でワークショップの参加者の
パーティーがありました。
支部長は、歩いても来れるけど夜だしバスで来れば、と言いました。
全然土地勘がないし、初めてのところだから、iphoneの
Google Mapでバスを調べて、iphoneの画面で現在位置を確かめ
バスを降りました。
テクノロジーのおかげて、旅先でも不安なく
動けて、本当に便利になりました。
バスに乗っていたのは10分ほど、本当に近かったです。

どっかよその土地にいくと、オークランドと比べてしまいます。
ウェリントンのOriental Bayは、オークランドの Mission Bay
みたいなとこかなと思いました。
ダウンタウンからMission Bayは、もうちょっとかかります。

ウェリントンの住宅は、崖っぷちにへばりつくように建ってます。
支部長宅も、道路に面したところはガレージ、その横を上がっていくと
玄関でした。家自体は2階建だけど、正面から見ると3階建てのよう
に見えます。
ウェリントンの町の中心部は、平たい土地が少なく斜面に家が建ってます。
Mt Victoriaのある住宅は、道から細い階段で自宅に登るところや、
道から自宅まで私設のリフトのある家がありました。


9日のワークショップは、オーストラリアのメルボルンからの講師
でした。
オーストラリア、ニュージーランドの草月は交流があるので、何人か
顔見知りの人もいて楽しく、充実した1日でした。
金、土曜両日、ウェリントンの会員の方が私をホテルまで送ってくれました。
旅行やらで世界のどこでも一人歩きするけど、知らない土地でこういう
気配りはありがたいです。


母の日の日曜日は、歩いて町を散策しました。
ケーブルカーで植物園まで上がりました。
展望台は、晴れて海岸まで見渡せました。
晴れてるけど風が強い。
さすがwindy Wellingtonです。
植物園は前日、草月のメンバーから話を聞いていて、かなり期待して
行きました。
興味のあったベゴニアガーデンは、温室のちょっと大きめなのという感じ
でたいしたことなく、がっかりしました。
まあニュージーランドはカジュアルというか、ふつうの山道のようだけど、
植物に名札がついてるから、ああここは植物園だったのだ、という程度には
慣らされてますけど。
植物園のカフェは、母の日ということで、家族連れで賑わってました。
去年の母の日は、娘が近所のカフェでブランチをご馳走してくれたのを
思い出しました。


カフェの外は普通の道で、だらだら下っていくと、ニュージーランドの
国会議事堂Parliament, Beehiveがありました。
建物の形が蜂の巣のようなので、Beehiveと呼ばれてます。

国会中継やら、テレビのニュースのバックに映っていて、画像では
よく見慣れたものでしたが、実際訪れたのは初めてでした。
もうちょっと賑やかなことろかなと想像していたのですが、まわりはちょっと
政府機関の建物があるだけで、以外とひっそりしてました。



お昼時になったので、国立博物館Te Papaの前の毎日曜日に行われている
Farmers Marketに行きました。
よくある石窯焼きのピザ、ドイツのソーセージのほかに、インドネシア料理、
中華まん、タイ料理、おなじみのFish & Chipsなどの屋台がありました。
その先には、野菜、果物、魚など売られてました。
野菜は新鮮で安く、レジに行列ができるほどでした。
私は、おみやげにアボガドを3袋買いました。
オークランドでは、すでにシーズンは終わっているけど、ここではまだたくさん
売ってました。
私は、インドネシア料理でもち米を竹の皮に包んで蒸したものに、ビーフカレー
がかかっているものを買って食べました。
カレーはココナッツミルク入りの濃厚な味で、もち米のもちもち感と意外と
あいました。


そのあと、Te Papa博物館をゆっくり見て回りました。
ニュージーランド、オーストラリアの連合軍が、トルコのカルポリに
上陸して100年ということで、ANZAC Dayの特別展示室前には、長い
行列ができてました。
http://www.nzhistory.net.nz/war/anzac-day/introduction

日本だとどこへ行ってもよく並びますが、ニュージーランドでこんなに並ぶことは
少ないです。

夜は、Cuba Streetのイタリアンレストランで食事しました。
昼間コーヒーを飲みにはいったら、私の好きなイタリアワイン、Chiantiが
あったので夕飯はここにしようと決めました。
Cuba Streetのおしまいの方には、レコードの専門店があり、レトロだなと
思いました。日本なら昭和時代のようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cuba_Street,_Wellington



最後の月曜日は、6時半のフライトまで丸一日時間がありました。
金土日は素晴らしい晴天だったのに、月曜は小雨が降ってました。
ダウンタウンを歩き回るのも飽きたので、Hop on Hop off バスに
乗ることにしました。

Weta Workshop

映画監督Peter Jacksonの小道具や舞台セットを作っていて、一般向け
のツアーもあります。
https://www.wetanz.com/

The Lord of RingsやThe Last Samuraiで使われた刀、剣などどのように
作るか知りました。
この周辺は、ダウンタウンから30分くらいでふつうの住宅地でしたが、
Peter Jacksonがここで映画製作をするようになって、雇用の機会も増え
地元では喜ばれているそうです。

Mt Victoria

港の方まで見渡せて景色はよかったけれど、ここも強風でした。

http://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Victoria,_Wellington

Zealandia

ここは鳥の楽園で川沿いを歩きながら、ニュージーランドネイティブの鳥
を見ることができます。
http://www.visitzealandia.com/

私は、KakaとTuiに出会うことができました。
ランチもここで食べたので、Hop on Hop off バスには2時間後に迎え
に来てもらいました。


車でないと行けない
ようなところをバスで回れ、ウェリントンの町のイメージ
がはっきりつかめました。

帰りは、5時頃エアバスで、空港に到着しました。
バスのドライバーに、ここはDomesticか Internationalどっちですか、
と尋ねました。
ドライバーは憮然として、空港はひとつしかないよ、と教えてくれました。

Air New Zealandのチェックインも国内線、国際線同じところ、
ウェリントンは小さい空港だなと実感しました。


オークランドまでわずか1時間のフライトの間に、ワイン、チーズ、クラッカー
のサービスがありました。
ワインを飲み終えないうちに、オークランド空港に到着しました。



最近は割安のチケットもでているので、こういう旅行も悪くないな、と思いました。
次回は、いいコンサートでもあれば、またウェリントンに行ってみたいと思います。


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